
2026年3月20日から3月21日にかけて、東京・高円寺にてインディーゲームイベント「TOKYO INDIE GAMES SUMMIT 2026」が開催されました。本記事では、『ハイスクールフィクサーズ』の試遊レポートと開発者インタビューをお届けします。
迫る生徒会長選挙!聞き込み取材で垣間見る怪しい動きとは…?
舞台は生徒が自治を行う全寮制の学校「蔵屋敷学園高校」。生徒会長選挙を1週間後に控える校内では様々な噂が飛び交っています。主人公の「浅見士郎」は新聞部として聞き込み取材を行い、世論をコントロールするための校内新聞を制作します。
本作は武蔵野美術大学のゲーム制作サークル「ムサビゲームラボ!」が制作を手がけています。学園政治という重いテーマを扱いながらも、悩みを抱えた少年少女のリアルな学園生活が描かれています。


試遊では新聞を発行するまでを体験。フィールドを歩き回って取材を行い、集めたネタを編集して記事の内容を決定します。野球嫌いの野球部や、会長と副会長の禁断の関係を確信する(腐)女子生徒、ラジオ番組のキャスターを務める放送部の「浦原のぞむ」など、話を聞いているうちに学園の背景とキャラクターの個性が伝わるのも魅力です。


取材メモをもとに、いよいよメインとなる生徒会長への取材です。会長選への意気込みから一部の部活に対する資金優遇といった踏み込んだ内容、さらにはお気に入りのシャンプーの銘柄まで。足で稼いだ情報をすべて会長にぶつけます。真面目で秀才の会長は質問にそつなく答えていきますが、どうやらその裏では怪しい動きが……。



ネタが揃ったらいよいよ編集に移ります。集めた情報は内容ごとに付箋でまとめられ、プレイヤーはその中からどれを新聞に掲載するかを選択します。付箋の色や右下のマークは3種類あり、取材した会長候補に好意的、否定的、特に影響のない内容の3つに分かれています。
掲載できる記事の内容は限られており、選択結果によって学園内の政治状況が大きく変化します。慎重な判断が必要ですが、あえて思うがままに内容を選ぶのも1つのプレイスタイルです。

生徒たちを陰で簡単に扇動できてしまう恐ろしさを感じながらも、自らが編集した新聞から学園がどのように変化するか、先のストーリーが気になる作品でした。
キャラクターの深みと探索の楽しさを大事に
ここからは、本作のディレクター損気氏とキャラクターデザイン担当の白川はく氏へのインタビューをお届けします。
――改めて本作のご紹介をお願いします。
損気氏:生徒が学園の自治をしている、生徒会長がすごい強い権力を持っている世界観です。生徒会選挙を舞台に、新聞部の主人公がいろんな人に取材を繰り返して、いろんな生徒に出会って、生徒会選挙の結果によって出会った生徒たちの運命が変わっていくというゲームになっています。
――ゲームのボリュームはどのくらいになる予定ですか?
損気氏:全体でだいたい3時間くらいで終わるものを考えています。
――本作の開発に至った経緯を教えてください。
損気氏:私たちが武蔵野美術大学に在学していて、そこに「ムサビゲームラボ」ゲーム制作サークルがあるのですが、そこで発起人になって5月あたりからメンバーを集めて開発を始めました。
――キャラクターも魅力的でしたが、こだわりはありますか?
白川はく氏:キャラクターデザインは私がメインでやっていますが、他のメンバーも含めて全員がキャラクターに意見を出すこともあり、ひとりひとりのキャラクターに深みが出るようにしました。
損気氏:プログラマーがいなくて、みんな割とグラフィックに興味がある人間たちなので、キャラクターデザインだったり…。今はまだ全然アニメーションが無いんですけど、今後は歩けるところとかにアニメーションやライティングとかも付けて、ちゃんと「探索が楽しいぞ」っていうところを前面に押し出していければいいかなと思っています。
――ありがとうございました!
『ハイスクールフィクサーズ』はPC(Steam)にて2027年3月に発売予定。













