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「レベル99で止まるなんて物足りない」システムハックでインフレするシューティングRPG『宇宙銀河ウォーズ』小林良綱氏メールインタビュー!

ゲーム開発へ戻ってきた小林良綱氏に本作について話を訊きました。

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「レベル99で止まるなんて物足りない」システムハックでインフレするシューティングRPG『宇宙銀河ウォーズ』小林良綱氏メールインタビュー!
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4月1日に発売したキマイラ機関のレベル至上主義超絶やり込みシステムハックシューティングRPG『宇宙銀河ウォーズ』。本作は、システムハックや特殊能力を用いて100万階のダンジョンを潜るとてつもない大きなスケールを持つシューティングRPGです。

Steamストアページにおける本作の説明では、100万階というダンジョンや「この狂ったRPGをクリアするには正気ではいられない。」と書かれていることから荒唐無稽な内容である印象を抱いてしまいます。とはいえ、実際にプレイしてみるとプレイヤーの学習曲線に応じて堅実に作られているゲームであることを体験しました。

今回、『宇宙銀河ウォーズ』発売とプレイレポの公開に合わせて小林良綱氏にメールインタビューを実施しました。短い回答ながらも、ゲーム開発に十数年ぶりに復帰した小林氏へシステムハック要素や開発期間などを聴いているので是非お読みください。

――初めに自己紹介をお願いします。

小林良綱(以下、小林):小林良綱と申します。しばらくゲーム業界から離れて別の事業をしていたんですが、そちらのほうが軌道に乗ったので、またゲーム制作を始めました。20年ぶりのゲーム業界復帰になります。

――本作の企画立案と開発をスタートしたのはいつ頃ですか?開発期間はどれほどの長さだったのでしょうか?

小林:4年近く前になると思います。そこからすぐに開発に入ったので開発期間は大体3年半ぐらいですね。

――本作の開発体制を教えてください。

小林:キャラクターデザイン 1人、2Dグラフィック 1人、3Dモデリングとメカ系デザイン 1人、音楽 1人、歌 数人。それ以外を私が担当しました。

――小林良綱氏は2005年に家業の都合でゲーム業界(開発)から離れていたとのことですが、今回の『宇宙銀河ウォーズ』で開発に戻ってきた時はどんな印象を受けましたか?

小林:高価な開発機材を買わなくてもPC1台でゲームを作れるうえに、性能も格段に上がっているので非常に作りやすいなと思いました。

――ゲーム開発に復帰するために行ったことは何だったのでしょうか?

小林: 新川宗平氏が独立したと聞いて、とりあえず会って飲みましたw
あとは昨日まで業界にいたかのようにスムーズに開始できました。

――新川宗平氏は、小林さんのことを世の中に自分が満足できるRPGがないので、仕方なく自分で作る人、と紹介していました。既存のRPGには何が足りないと感じていたのでしょうか?

小林 足りないというか好みに合うものがなかっただけですね。敵を1匹でも倒すとリアルタイムで即強くなってほしいのにそんなRPGは全然ないですよね。それとレベルが99で止まるRPGは物足りないですね。もっと強くなって無双したいw

――本作を実際にプレイしてみると、見た目以上に丁寧で堅実に作られている印象を受けました。本作の開発で気をつけた要素はなんでしょうか?

小林アクション要素があるので操作が上手い人とそうではない人でプレイ感が違ってしまいます。

万人に合わせるのは無理ですが、アクションが上手い人でもアクションが苦手な人でもそれぞれのプレイスタイルで攻略できるように攻略方法のバリエーションやバランス調整に気を付けました。

――本作だけでなく、過去作でも、レベルに上限が無いだけでなく、様々な面でレベルなどのインフレを著しく加速させる抜け道(システムハック)があったそうですが、何故システムハックを設けようと思ったのでしょうか?

小林昔も今も自分が楽しむためのゲームを作っているので、自分がそういうふうに遊びたいと思った要素を付けています。

――過去作のシステムハックと、本作のシステムハックはどのような設計思想の違いがありますか?

小林経験値やアイテムに没収率という概念を導入したことで、効率よく強くなるためには工夫が必要なデザインにしてみました。その分、過去のタイトルよりも歯応えがありますし、工夫したり試行錯誤することが多いと思います。

――同氏が関わった過去作『ラ・ピュセル 光の聖女伝説』のプロトタイプはSTGとして開発されたと昔のインタビューで語られています。本作がSTGであるのも過去に開発された作品に関係があるのでしょうか?

小林昔からシューティングRPGは1度は作ってみたいと思っていたんですが、なかなか機会がなくて作れませんでした。ですので、復帰1作目はこのスタイルのゲームにしようと決めていました。

――何故、本作に登場する主人公(プレイヤー)陣営のデザインは、メタルヒーローや戦隊ヒーローチックなのでしょうか? 最初の主人公の中身を女の子にした理由は?

小林かなりの少数開発だったので、人の顔をリッチに3D化するのは難しかったため顔が無くてもいいデザインを考えました。それでヒーローになりました。
でも途中で、女の子の絵も1枚くらい欲しいよねって話が出ました。
それでとりあえず描いてもらって「どこで使おうか? そうだ、主人公は女の子だったことにしよう」という経緯で決まりました。

――本作を開発するに当たって参考にしたゲームタイトルや、ここ最近で感銘を受けたタイトルなどはありますか?

小林他のゲームはあんまり見ないですね。見た数が少ないせいか、感銘を受けたゲームはちょっと思いつかないですね^^;

――他のプラットフォームでのリリースは考えていますか?

小林1人でいろいろやっているのでなかなか難しいですね^^; スイッチ2はちょっと興味がありますけど。

――シューティングゲームやSRPGについての愛や想いを教えてください。

小林昔はRPGしか作らないと言ってましたが、今はジャンルを意識してゲームを作らないのでこだわりはないんですよね。でも今回だけは最初からジャンルが決まっていました。ずっと作りたいと思っていたゲームができたので満足です。

呪縛から解放されたので(笑)、次回作はまだ世界にないタイプの新しいゲームにするかもですね。ご期待ください!

――最後にプレイしたユーザーや、本作を気になっているユーザーに向けてメッセージをお願いします。

小林プレイしていくほどに
①操作の腕前が上がる(シューティング)
②レベルが上がって強くなる(RPG)
③知識を得てズルくなる(???)
3つのプレイスタイルが組み合わさって奥深い味わいのゲームになっています。
ぜひ遊んでみてください!

――ありがとうございました!


『宇宙銀河ウォーズ』はPC(Steam)向けに発売中。価格は1,980円(税込)です。

ライター:G.Suzuki,編集:みお

ライター/ミリタリーゲームファンです G.Suzuki

ミリタリー系ゲームが好きなフリーランスのライター。『エースコンバット』を中心にFPS/シムなどミリタリーを主軸に据えた作品が好みだが、『R-TYPE』シリーズや『トリガーハート エグゼリカ』などのSTGも好き。近年ではこれまで遊べてなかった話題作(クラシックタイトルを含む)に取り組んでいる。ゲーム以外では模型作り(ガンプラやスケモ等を問わない)を趣味の一つとしている。

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編集/Game*Spark共同編集長 みお

ゲーム文化と70年代の日本語の音楽大好き。人生ベストは『街 ~運命の交差点~』。2025年ベストは『Earthion』。 2021年3月からフリーライターを始め、2025年4月にGame*Spark編集部入り。2026年1月に共同編集長になりました。

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