「スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ」の最新トレーラー、テンション上がりましたよね。
筆者も全世界にいるスパイディファンのひとりで、小学生の頃には、サム・ライミ監督の「スパイダーマン 2」の好きなシーンをマンガにして延々と描き続けていました。
メイキング付きのDVDを持っていたこともあり、誇張なしで100回以上は観ていたはずです。それゆえに、「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」で「彼」が登場した時は、人生で身に覚えのない感情が芽生えてしまい、嘘みたいに手で口を押さえながら「はう~ん」と泣いたのを鮮明に覚えています。
さて、映画の最新作公開に向けて、「過去作をおさらいしよう」と意気込んでいる方も少なくないはずです。映画の再履修もおすすめですが、スパイダーマン熱を高めることを目的としているなら、「ゲームの中で『あなた』がスパイディになってみませんか?」と提案させてください。
本稿では、『Marvel's Spider-Man』シリーズの概要と魅力を、映画とゲームファンである筆者の目線から紹介します。映画シリーズとの共通点などもピックアップしてお届けするので、「映画は好きだけどゲームはやったことない」という方も、ぜひご覧ください!
『Marvel's Spider-Man』シリーズの概要

『Marvel's Spider-Man』シリーズは、『ラチェット&クランク』でも知られる「Insomniac Games」が開発を担当しており、2018年に第1作目が発売されました。『Marvel's Spider-Man』では、ヒーローとして数年活躍したベテランとしてのピーター・パーカーの姿が描かれます。ハイクオリティな映像と洗練されたプレイ体験で、世界中のスパイディファンを納得させました。
続いて、『Marvel's Spider-Man:Miles Morales』では、冬のニューヨークを舞台に、二代目スパイダーマンとなる「マイルズ・モラレス」が新人ヒーローとして成長していく姿が描かれます。ピーターと違い、電気を自在に操る力や透明になる能力を有しており、基本的な操作感は共通しつつも新鮮なゲームプレイを提供しました。
最新作である『Marvel's Spider-Man 2』では、ついにピーターとマイルズのダブル主人公に。
本作でふたりは、最強の敵「ヴェノム」との戦いに巻き込まれることになります。当時はPS5専用タイトルとして発売されており、マシンパワーをフル活用したダイナミックな戦闘シーンや、驚異的な速度のファスト・トラベルなどが話題に。ふたりの主人公と同じように、大きな進化を続けている人気シリーズです。
『Marvel's Spider-Man』シリーズ共通の魅力をチェック!
『Marvel's Spider-Man』シリーズはこれまでに3作が発売されており、それぞれに異なる物語やゲーム体験が用意されていました。ここからは、シリーズに共通する魅力を3つのポイントで紹介します。

史上最高のウェブ・スウィング
筆者が何よりも強く推したいのが、美しく描かれる広大なニューヨークで、最高のウェブ・スウィングが楽しめる点です。
ジェットコースターのように大きな曲線を描きながら、スパイダーマンがアクロバティックに舞うスウィングがただただ気持ち良いのです。地面スレスレを狙ってスピード感を楽しんだり、上空で優雅に滞空して自由落下に身を任せたり。
ビルの壁を横切るように走ったり、工事現場に吊り下げられた土管の中をすり抜けたりと、映画で見たようなアクションを自由自在に繰り出せます。特に『Marvel's Spider-Man 2』では、ローディング時間の短縮によって、スウィングのスピード感も大きく進化しました。
筆者はオープンワールドの収集要素が割と苦手だったりするのですが、移動が楽しすぎて何の苦もなくコンプリートできたことを思い出します。目的地までの移動距離が遠くなるほどテンションが上がったゲームは、後にも先にも本シリーズだけです。
爽快かつテクニカルなバトルアクション

スパイダーマンらしさを体験できるのはスウィングだけではありません。
街の平和を脅かす敵との戦いにおいても、らしさ全開のスパイディアクションを堪能できます。パンチやキックでの攻撃を基本に、アッパーカットで浮かせてからの空中コンボや、ウェブでマンホールなどを振り回す広範囲攻撃など、シンプルかつ爽快なバトルが楽しめます。
本シリーズの敵は積極的に攻撃を仕掛けてきますが、頭上が赤く光る「スパイダーセンス」を活用して華麗に回避し、一気に反撃へ転じましょう。攻撃でゲージが溜まると「フィニッシュムーブ」が発動でき、アクロバティックな必殺技で敵を一撃でノックダウン。映画のようなダイナミックなカメラワークと、スパイダーマンのスタイリッシュな技に酔いしれることができます。
また、ピーターは自分で開発したガジェットを駆使する、マイルズは電気のパワーを活用した一撃をお見舞いするなど、それぞれに個性のある戦い方が用意されています。慣れるほど自分がスパイディとして敵を翻弄できるようになり、もっとスタイリッシュに戦いたくなるはずです。
映画に比肩する濃厚なストーリー

ゲームは映画と並べて語られることも多いコンテンツですが、『Marvel's Spider-Man』シリーズのストーリーは、映画に引けを取らないクオリティに仕上がっています。
どの作品にも魅力的なヴィランが登場し、物語を大きく牽引するほか、「スパイダーマン」と「一人の人間」としての葛藤、大切な人を殺された復讐心との向き合い方など、キャラクターの内面を深堀りした濃厚な人間ドラマが展開されます。
ゲームが映画と大きく違うのは、数十時間単位で物語を描く尺があることです。深みのあるドラマを長く楽しめる点はもちろん、やはり「自分自身がスパイディになれる」という点は、インタラクティブなゲームが持つ最大の強みと言えるでしょう。
自分がスパイダーマンとなってニューヨークの市民を救い、強大な敵と対峙するからこそ得られる感動を、ぜひ体験してみてください。
『Marvel's Spider-Man』シリーズと映画の共通点
前提から言うと、映画シリーズとゲームのストーリーは地続きではありません。
しかし、映画シリーズにも登場した「サンドマン」や「リザード」などのヴィランがゲームにも登場していたり、映画版コスチュームをゲーム内で着用できたりといった共通点もあります。ヴィランは、各キャラクターの本質を捉えつつアレンジされたゲームオリジナルデザインで登場するため、映画やマンガの見た目と比較してみるのも面白いです。

個人的には、サム・ライミ監督が手がけた初代シリーズのスパイダーマンスーツが、アップデートで追加されたときは最高にテンションが上がりました。それこそ、冒頭で筆者が描いていたマンガのスパイダーマンは、まさに「このスーツ」だったからです。もちろん、「アメイジング」シリーズや、トム・ホランド版のスーツも全て網羅されています。
想像してみてください。大好きなあのスーツを実際に着て、街中を飛び回れて、イカす瞬間をフォトモードで撮り放題なのです。これにテンションが上がらないスパイディファンがいるでしょうか?SNSでタグ検索して、世界中のファンが撮影したスパイディを眺めてみるのも楽しいですよ。
面白いゲームをプレイするとゲーム全体への熱が一気に高まるように、スパイダーマン関連の素晴らしい作品に触れることで、映画最新作へのモチベーションや期待感も跳ね上がること間違いなし。筆者も久しぶりにプレイしましたが、上質なアクションゲームとして純粋に、ただひたすらにおもしろいです!ぜひ、GWの長期休みを利用して、『Marvel's Spider-Man』3部作をプレイしてみてはいかがでしょうか。










