ゴールデンウィークといえばまとまったお休みが取れる方も多いのではないでしょうか。折角の機に「いつも以上にゲームをプレイするぞ!」と意気込んでいる方もいらっしゃるかもしれません。筆者もそーなの。
買ったは良いものの時間がなくて積んでいるゲーム、エンディングを1つ見て満足しちゃったけれど他のエンディングも見たいとは思っているゲーム、はたまた周回プレイから逃れられないゲーム……皆さんはどんなゲームをプレイ予定ですか?
筆者はというと「積みゲークリアしたいな、何をやろうかな」と積みゲーに目をやり……「せや!」と、積みレトロゲームの1つ、セガサターンの『お嬢様を狙え!!』を手に取ってみました。金髪お嬢様だなんて、まさにゴールデンウィークにぴったりではないですか!

物語としてもメインヒロインの「お嬢様」である西塔院美津姫(さいとういんみつき)ちゃんへ告白して振られて、でも諦めない……!というあらすじ。ですので今回は、この美津姫ちゃんのエンディングを迎えることを目標にしてプレイしていきたいと思います。
ちなみに本作は「推奨年齢18歳以上」区分のゲームとなりますので、自分でもプレイしたくなった良い子は大人になってからプレイしてください!
ゲームを開始すると回想シーンから始まります。主人公である山村賢治くんは目の前の可愛い少女と「お嫁にさんになって」という旨の約束を交わした過去があるようです。

回想はどうやら夢だったようで、眼が覚めた主人公の眼前に広がるのは赤髪のお姉さまでした。この人は賢治くんの親戚で、通っている高校の保険医でもある並木悦子姉さん。豪快でざっくばらんとした気持ちのいいお姉さんです。


悦子姉さんに起こされた賢治くんは「せっかく気持ちよく寝ていたのに……」とぶつくさ文句を言いながらも帰宅……しようとしたところ、校門で女の子に不良が絡まれているのを目撃しました!これはもう、助けるっきゃない!!


しかしそれにしても、演技が、こう……全体的に味のある感じだな……と思い、声優さんなど改めて確認しましたところ、どうやら本作の声優さんは当時のセクシー女優さんらしいようなのですネ。会社もどうやらそのビデオの会社だったようで、セガサターンドリームって感じがします。
話をゲームに戻しまして。賢治くんは、不良たちにもきっぱりとNoを突きつける、意志の強い凛とした澄んだ瞳を持つ彼女に一目ぼれしてしまったようです。3年生なので引退しているものの、実はサッカー部のエースだった賢治くん、男を見せて彼女を助けに行きました。2対1という状況で、少し不利なものの、女の子から名前を呼ばれて形勢逆転!見事不良たちを撃退しました!


さて、無事に助けた彼女を見てみますと……!どこからどう見たってさっきの夢の……!そう、彼女こそ本作のメインヒロインである美津姫ちゃんです。
彼女が「助けてくれてありがとう」と、にこやかにハンカチで怪我したところを拭いてくれるのですが、使用しているハンカチは男の子向けアニメのハンカチでした。意外だねという賢治くんに対して「それ……だけ……?」と、先ほどまで笑顔だった美津姫ちゃんが落胆した様子になります。その変化に戸惑っている間に、美津姫ちゃんのお迎えが来て彼女は帰ってしまいました。

「一緒の高校に通っているのに、今までアプローチしてこなかったの……?」とプレイ時には思いました。クリア後に調べてみたところ、ゲーム内では説明はないのですが、美津姫ちゃんは実は帰国子女で高校2年生の時に編入してきたのです(移植前のPC版ではゲーム本編中で説明されているそう。なんで消した!?)。まあ、主人公側だけが忘れているのは、お約束というものですよね。美津姫ちゃんからしてみれば悲しいけれど……。
とはいえ、賢治くんとしても思うところはあるようで、「ずっと長い間探し続けてきた大切な何かを見つけた……みたいな、運命的な出会いを感じるぜ!」なんて言っています。さて、ここからどうやって距離を縮めて行くのかな……なんて思っておりますと、翌日の登校後、悦子姉さんから衝撃の事実を明かされました。

なんと、明日から夏休みのようです!なんちゅうタイミングで惚れているのだお前は。
このまま夏休みに入ると美津姫ちゃんに会えない日々が続いてしまう……どうしたものか……何とか夏休みに入る前に関係を築こうと、賢治くんは美津姫ちゃんに告白することにしました!
とはいえ昨日の今日ですから、すぐにOKが貰えるというわけにはいかないでしょう(賢治くん視点では、昨日が初対面ですしね)。悩んだ末、ラブレターを書いて渡す作戦にしました。

書き上げたラブレターを手に、美津姫ちゃんはどこだと校内を探索する中で、教育実習に来ていた久保田亜紀先輩に出会いました。

彼女は元サッカー部マネージャーで、主人公も一時期お熱だったそうです。その割には思い出せていなかったけれど……。
さて、亜紀先輩との再会も済ませた主人公は引き続き美津姫ちゃんを捜索し、昨日と同じく校門のところで彼女に出会いました!しかし、ラブレターを渡そうとするも断られてしまいます……。


めげずにアタックを続ける賢治くんですが、美津姫ちゃんはけんもほろろな態度です。最終的には「気持ちはうれしいけど、でも私、好きな人がいるんです。だから……」と断られてしまいます……が!美津姫ちゃんの片思いだと知るや否や、賢治くんは再度アタックを続けます!

……続けるのは、良いんですけれどぉ~……。


それがだんだんヒートアップしてしまい……内容が、何と言うかその……おいッ!馬鹿ッ!令和どころか平成初期でも「ちょっとデリカシーなくてナイわー……」となるラインだぞ!!筆者はなってるぞ!!……という感じのもので……。
これも時代なのかな、なんて思っていましたら案の定、美津姫ちゃんも怒りました。そらそうよ、よう怒った。思わず筆者も斜め後ろで腕組みして頷いております。


「あなたのこと見損ないました」と去っていく美津姫ちゃんを呆然と見送る賢治くん……地面に落ちたラブレターを誰かが拾ってくれました。

賢治くんは覚えていませんでしたが、彼女は野崎このみちゃん。サッカー部のお手伝いをしていたそうです。部活を引退する前は避けられていたイメージもあり、賢治くんは覚えていなかった様子。部活の後輩や憧れの先輩を覚えていないということで、主人公の美津姫ちゃんへの気が付かなさ具合というか鈍感具合というか、そのあたりの説得力が増しました。そんなことあるんだ……。
このみちゃん曰く、美津姫ちゃんのお家は今大変なことになっているそうです。最近ご両親が亡くなり、当主にあたるお兄さんが長期の海外出張中で、義理の姉と2人暮らしの最中だそう。そら、そんな中であんな告白をされたらつっつけどんにもなります。
しかし賢治くんはめげず……!夏休みの間、どうにかして美津姫ちゃんと会おうと模索するのでした。
●麻里菜ちゃんの誘惑を払いのけ……
悦子姉さんの調査によると、美津姫ちゃんはプライベートで高級水泳クラブに通っているそうです。どれくらい高級かというと……入会金が120万円で、月会費が20万円!高い!一般家庭の高校生である賢治くんには、とてもそんなお金ありません!
それ以外にも、全日本代表選手を輩出して注目を集めているために3か月待ちだとか、そもそも入会には会員の紹介状がいるだとかで、なかなか茨の道なようです。
どうしようかと再び悦子姉さんに相談したところ、特待生制度として、ある程度以上の優秀な生徒を優先的に無償で水泳クラブに入会させる制度があるとのこと。これっきゃね~~~!と賢治くんは悦子姉さんに頼み込み、その特待生制度を利用している子に水泳を教わり特訓することにしました。
そんな賢治くんに水泳を教えてくれるのは、幼馴染にして水泳部のキャプテン、波野麻里菜(なみのまりな)ちゃんです。うーん、水着姿がまぶしい!


ちなみに麻里菜ちゃんには彼氏がいます。水泳クラブのオーナーの息子、龍一なのですが……これがまあ嫌な奴!権力とお金を振りかざすタイプです!
賢治くんも、それから麻里菜ちゃん本人も思うところがあるのか、その話題になると微妙な雰囲気になってしまうのでした。

そうして特訓を受けること3日……なんと、悦子姉さんに教えてもらった特待生のタイムに届きました!意気揚々と水泳クラブの試験に向かった賢治くんは、無事合格します!

しかし、合格後に美津姫ちゃんはしばらくクラブをお休みすることが発覚しました。「俺の努力は一体……」と落ち込む賢治くん。まあ、麻里菜ちゃんのこの笑顔が見られたのだから、良いではないですか。
麻里菜ちゃんも龍一くんが他の女の子を口説いているところを目撃して別れたそうです。そして、クラブのインストラクターさんと付き合い始めたとのこと。早いね。
ダブルデートしたいから美津姫へのアタック頑張ってね!と幼馴染に応援されつつ、賢治くんは水泳クラブを後にするのでした。
●亜紀先輩の誘惑に耐えて(耐えられていない)……
賢治くんが考えた次なる手段は美術部です。美津姫ちゃんは美術部に所属しており、大学も美術大学を希望しています(悦子姉さん調べ)。先日再会した亜紀先輩の担当科目は美術、早速頼りに行きましょう!

美大受験したいという言い訳はすぐに看破され、美津姫ちゃん目当てということがばれてしまいます。「何でも良いから描いてみて」と言われて描いたものが美津姫ちゃんなら、そらあねえ。

しかし亜紀先輩は呆れつつも、可愛い後輩のためならととりあえず力を貸してくれることになりました。ちなみに美術部は合宿に行っているようで、美術室にはレポート作成中の亜紀先輩しかいません。新規の男性入部者はお断りの状況らしく、そういう意味でも亜紀先輩頼りという状況なのですね。
2日目も頑張って油絵に励んでいますと……亜紀先輩は何やらアンニュイなご様子。

何でも、恋人と別れたばかりだそうです。その理由は、彼が実家に戻ってお見合いをするため。「お互いに好きなのに?」と納得のいかない賢治くんですが、「大人にはいろいろあるのよ」と返されてしまうのでした。
そんなのは嫌だな……と思いながら、3日目も頑張って絵を描き続けます。しかしなかなか上達しない……なんでも、「女性の身体」というもののイメージがなかなか湧かないそうです。なるほどね。
亜紀先輩も納得してポーズ集などの購入を勧めますが、賢治くんはまどろっこしい!今すぐにうまくなりたい!と駄々をこねます。そしてそんな賢治くんに対して亜紀先輩は、一肌脱ぎました。

文字通り、脱ぎました。…………エッ!?!?
もちろん(?)それだけで済むわけはなく、先輩は賢治くんを誘惑してきます。しかし、どことなく自暴自棄な感じです。こんなやり方は本人も後悔するだけだ……プレイヤーは鋼鉄の意思で誘惑を耐え……られていない!?選択肢は断るものを選んだはずなのに、なんか賢治くんの手が亜紀先輩の胸に伸びている!?
そしてそのまま困惑する筆者を尻目に、そういうシーンが始まりました。本職ということもあり(?)、そういうシーンの演技がお上手です。致しているけれど良いの!?!?これは……これは亜紀先輩エンドではないの!?
思い返せば、麻里菜ちゃんも「あの選択肢、もしかして……」と心当たりがあります。惜しいことをしたような、しかし新しい恋人とうまくいって欲しいのでこれで良かったような……。
しかし、亜紀先輩は最後に元恋人の名前を呼びました。やっぱり、まだ好きなんじゃん……!賢治くんも亜紀先輩も賢者タイムに入ったようで、油絵の特訓を再開します。


先ほどとは見違えるような出来の絵画に、亜紀先輩は「美津姫ちゃんにプレゼントしてみたら?」と提案してきました。実は美津姫ちゃんは美術部の合宿に参加していなかったそうです。
亜紀先輩にいろいろな意味でお礼を言いつつ、賢治くんは出来上がった絵を片手に美津姫ちゃんのお家を目指すのでした。
●このみちゃんの誘惑をはねのけて(はねのけられていない)……
辿り着いた美津姫ちゃんのお家ですが、メイドさんに追い返されてしまいます。どうしたものか。困ったときは悦子姉さん頼りです。メイドさんを誘い出したところを悦子姉さんに何とかしてもらうプランで、もう一度美津姫ちゃんのお家へ!
「お姉さん、美人さんだからお近付きになりたくて……」とダメ元で言ってみましたところ、なんと好感触。ちょうど勤務時間が終わったからとメイドさんが出てきてくれます。あ、住み込みのメイドさんではないのか。そんなことを思いながら待っていますと……わ~!?!?

良いね……(筆者の性癖に刺さった音)。
いっけね。賢治くんのお目当ては美津姫ちゃんです。なんとか通りの方まで連れていき、悦子姉さんの応援を期待しておりますと、現れた悦子姉さんにメイドさん……沙夜さんが駆け寄りました。


どうやら顔見知りだったようです。安心して沙夜さんのことを任せた賢治くんは、美津姫ちゃんが不在ということもあり、まずは美津姫ちゃんと会話が続くようにお勉強することにしました。
というのも、美津姫ちゃんは当然のように頭も良いのです。期末試験は学年1位、春の全国一斉無差別級模試では総合2位だったのです!そして賢治くんはサッカー一筋だったこともあり、お勉強の方は今一つ……せっかく絵を渡すのだから、気の利いた言葉も添えたいところ。お勉強は良い選択なのではないでしょうか。
向かった図書室では、後輩のこのみちゃんに会います。

そしてなんとこのみちゃんは……春の全国一斉無差別級模試1位だったのです!2日後にまた全国一斉無差別級模試があるため、お勉強しに来ていたようです。そのことを知った賢治くんは「美津姫ちゃんもまた受けるかもしれない!会場で会えるかもしれない!」と、全国一斉無差別級模試を受けることにしました。
このみちゃんの好意もあり、賢治くんはこのみちゃんにお勉強を教えてもらいます。先ほども言った通り、賢治くんは引退までサッカーに明け暮れていました。しかしこのみちゃんは良い先生で、賢治くんもどんどん理解していきます。

無謀かもしれないけれど、やってみないで諦めるのは嫌だという賢治くん。好きな女の子のために苦手分野も頑張るのは偉いです。
とはいえ、続けられているのはこのみちゃん先生のおかげということも賢治くんはわかっており……そして、このみちゃんが「賢治先輩好き好きオーラ」を隠していないこともあり、好意を利用しているようで申し訳なさも感じています。
そこで、お礼と称して、賢治くんができる範囲でこのみちゃんのお願いをかなえることに。このみちゃんが望んだのは……!

賢治くんとのデートでした。サッカー部のエースということもありそれなりにモテていたようですが、しかし練習も忙しかったのでしょう、デートはしたことがないと内心焦る賢治くん。
緊張しながらも公園を提案して池のほとりを歩くデートをします。


そして、デートの最中で亜紀先輩に出会いました。その横には男性がおり……別れたはずの恋人さん!お話を聞きますと謝って今でも大好きなことを伝えたところ、相手も同じ気持ちなことが判明し、よりを戻したそう。幸せそうな亜紀先輩を見て、賢治くんは自分のことのように喜びます。

しかし、今度は相手の番でした。賢治くんもどう見てもデート中……しかし、亜紀先輩は賢治くんが美津姫ちゃんのことが好きだと知っている……。どういうことだと亜紀先輩はヒートアップします。

そして、賢治くんが詰められているのを見たこのみちゃんは、「自分が無理やりお願いしたんです!」「先輩が美津姫さんを好きなのは知っていたから、思い出が欲しくて……」と、泣き出してしまいます。

その様子を見た亜紀先輩は、気まずそうに謝罪して恋人と去っていきました。

ま、待ってください先輩!この空気にしておいて自分は恋人といちゃつきながら去らないでください、先輩!「お前、自分のことを棚に上げておいて……そういう女だったのか……」って失望させないでください!!後輩の女の子を泣かせておいて、自分は恋人といちゃつきながら去らないでください、先輩!!
賢治くんが亜紀先輩に対して祝福していたのを踏みにじられた感じもして、筆者は割と本気でぶちぎれています。エッ行為の最中に他の男の名前を呼ばれるよりも嫌かもしれない……!!何だこの気持ち……!!

気持ちを切り替えて東屋でコーヒーを飲みつつ休憩していましたが、うっかりこのみちゃんがコーヒーを賢治くんにこぼしてしまいました。ホットコーヒーじゃなかったしセーフセーフ!
このみちゃんは慌ててコーヒーを拭おうとしてきます。

不埒なところにかかったものですから、賢治くんも慌てて止めようとします。しかしどういうことか察したこのみちゃんは止まらず……。

「君のことは好きだけど、俺は美津姫ちゃんが1番なんだ」という賢治くんに対して、「それでも良いから思い出が欲しい」と諦めないこのみちゃん。そのまま2人は、東屋で一線を越えるのでした。
そしてその日の晩、別れ際に渡されたお手紙により、賢治くんはこのみちゃんがお家の都合で海外に行ってしまう(なんなら読んでいる時点でもう出発しているらしいので、「行ってしまった」)ことを知ります。「大好きな賢治先輩と憧れの美津姫さんなら諦められるから、先輩頑張って」と背中を押す言葉も書かれていました。後輩に背中を押されて、明日からも頑張るぞ!と賢治くんは意気込んで眠りにつくのでした。
●雪菜の誘惑を頑として受け入れず(本当に受け入れず!)……
しかし……水泳クラブもだめ、美術部もだめ、模試もだめだとしたら……どうしたら良いでしょう?悩んでいる賢治くんのもとに悦子姉さんから慌てた様子の呼び出し電話がありましたので、急いで駆けつけます。
するとそこには、悩ましげな様子の沙夜さんがいました。

沙夜さんがいうには、なんと美津姫ちゃんは遺産相続問題に巻き込まれ、義姉に監禁されている状況のようです!通りでどこに行っても会わないわけよ!
沙夜さんは賢治くんに対して「お嬢様を助けて……!」と頼ってきたのですね。もちろんです。沙夜さんの手引きでお屋敷に侵入できることになりましたので、美津姫ちゃんを助けに行きましょう!
侵入したお屋敷の、美津姫ちゃんのお部屋で、賢治くんは1枚の写真を見つけます。それを見た途端、ある記憶が思い起こされるのでした。


美津姫ちゃんがあの日結婚の約束をした女の子であることに気がついた賢治くん。告白した際の自分の言動を反省しつつ、何がなんでも美津姫ちゃんを救い出さなくちゃ……!と、改めて気合を入れます。
番犬をサッカー部で鍛え上げられた脚力で交わし、ピラニアを麻里菜ちゃんとの特訓の末に身に付けた水泳で振り払い……。
苦労の末に、離れの地下牢に閉じ込められている美津姫ちゃんを見つけ出しました!

美津姫ちゃんはどうやら終業式の帰りにそのまま地下牢に入れられたようで、制服姿のままです。
そして、終業式の帰りということは賢治くんを見損なった直後ということですから……そういう事情もあり、助けに来てくれた賢治くんの手を取ることが、なかなかできません。
もだもだとしている間に、2人は美津姫ちゃんの義姉である、西塔院雪菜に捕まってしまいました。

雪菜はずっと賢治くんのような、美津姫ちゃんが大好きな男の子を探していたようです。そう、美津姫ちゃんが心中してもおかしくないような男の子を……。
そうはいくかと雪菜にくってかかる賢治くん。お姉さまキャラに割といやかなり弱い筆者ですが、ここは賢治くんの漢気を汲み、頑として雪菜に靡かない選択肢を取っていきます!
そんな賢治くんの姿に影響され、諦めモードだった美津姫ちゃんも、希望を捨てず雪菜に反抗し始めました。そんな美津姫ちゃんを、雪菜は鞭で痛めつけます。


縛られていますが、そんなこと関係ありません!必死な美津姫ちゃんを庇い、盾になる賢治くん。
しかし、奮闘も虚しく「ならお前から殺してやる!」と、今度は鞭が賢治くんに飛んできて……。

気がつけば謎空間で美津姫ちゃんとお話ししていました。美津姫ちゃん以外の女の子も出てきて賢治くんに語りかけてきます。
あらこれは走馬灯かしらバッドエンドかしら……と思っておりますと、今度は悦子姉さんが出てきました。しかし、他の女の子たちと少し様子が違います。「起きろ!!」と叫んでくる悦子姉さん。

そう、なんと悦子姉さんは現実で駆けつけて来てくれており、雪菜のボディーガードたちを力で圧倒しながら、賢治くんを起こすべく呼びかけている最中なのでした!
うーん、悦子お姉さまお強い……目覚めた賢治くんもすっかり感服しております。「もうあいつ一人でいいんじゃないかな」という気持ちに少しなりつつ、尻尾を巻いて逃げたボディーガードたちを見送ります。

雪菜と悦子姉さんの間には、何やら因縁がありそう……。そして駆けつけてくれたのは、悦子姉さんだけではありませんでした。


この男性は美津姫ちゃんのお兄様、つまり西塔院家の当主にして、雪菜の旦那さんです。そしてなんと、悦子姉さんを含めた3人は、高校時代の同級生とのこと。
「美津姫を傷付ける人は許さない」と、お兄様の俊夫さんは、その場で雪菜に離縁を言い渡すのでした。ちなみに俊夫さんは悦子姉さんに惚の字です。じゃあなんで雪菜と結婚した!
●ついに結ばれた!美津姫ちゃんの誘惑に嬉々として応える!
俊夫さんへの詰めはさておき。雪菜も逃げ、悦子姉さんも去り、その後を俊夫さんも追いかけました。手当てしてくれた沙夜さんも気を利かせて立ち去れば、後に残されたのは若い2人です。

ミッちゃんのことを思い出した賢治くんと、何も憂いが無くなった美津姫ちゃんは、無事に想いを伝え合い結ばれました。

「今夜はあの家に1人でいたくない」と、美津姫ちゃんは公園デートに誘って来ます。あんな思いをしたらそらそうよな。ここで応えねば漢であらず。夜のお散歩と洒落込むことにしましょう。しかしこのワンピースを着た美津姫ちゃん、一段と可愛いな……。
もうすっかり暗くなり、良い加減帰らなくては……という時間帯。ですが美津姫ちゃんは離れがたいようで、賢治くんの家に行きたいと言い出します。

まあね、ここはね。賢治くんも頑張ったし、2人を遮るものはもう何もないのだし。お家に招き入れてしまいましょうや。

全て美津姫ちゃんから言わせる形となってしまいましたが、晴れて2人は結ばれて、ゲームもエンディングを迎えるのでした。

終わってみれば悦子お姉さまにおんぶにだっこだったような気もしますが、賢治くんも決めるところは決めたし、良かった良かった。
物語としても直線で、賢治くんはずっとヒロインの美津姫ちゃんに一途で……いや、その割には誘惑に抗えていない箇所も多かったな……。
クリア後にギャラリーを確認しましたところ、解放できていないCGがまだ結構ありました、気になります。個人的には沙夜さんのCGが見たいです!
バッドエンディング扱いのようですが他にもエンディングはあるようですし、もう少しプレイして……あれ?もしかしてこれ……まだ積みゲーとして判定されるのでは…………?











