気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Quad Head開発、PC向けに4月20日にリリースされた協力型採掘アクション『Pratfall』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、最大4人で協力しながら地下へと穴を掘り進めていくアクションゲーム。プレイヤーは穴に落ちてしまった愛犬を救うため、危険な洞窟へと飛び込み、爆弾や落下ダメージに気を付けながら下へ下へと進んでいきます。日本語にも対応済み。
『Pratfall』は、880円(7月10日までは20%オフの704円)で配信中。


――まずは自己紹介をお願いします。一番好きなゲームは何ですか?
Timこんにちは!Quad Headの共同創設者のTimです。私は主にプログラミングと事業開発を担当しており、ゲームシステムの構築から、パブリッシングやパートナーシップの締結にいたるまで、幅広い業務に携わっています。
一番好きなゲームは『ELDEN RING』です。プレイヤーの手を過剰に引くことなく、純粋な好奇心に対して常に素晴らしい報酬で応えてくれるゲームですね。
――本作の特徴を教えてください。また、そのアイデアはどのように思いついたのでしょうか?
Tim『Pratfall』は、友達と一緒にワイワイ楽しむことに特化した「フレンドスロップ」と呼ばれるようなゲームです。一見するとただめちゃくちゃのように感じるかもしれませんが、プレイヤーの皆さんが期待する以上の奥深さを備えています。仲間と協力し、システムを理解し、ランダム生成されるステージに慣れていくことで、毎回のプレイを常に新鮮な気持ちで楽しむことができます。
このアイデアは、プロトタイプ開発の過程から生まれました。私たちはマルチプレイヤーゲームを作ること、協力プレイゲームを遊ぶこと、そしてランダム生成の実験をすることが大好きです。そうしたシステムを組み合わせながら、自分たちが最も楽しいと感じる部分を肉付けしていった結果、自然と『Pratfall』が形作られていきました。
――本作の開発にあたって影響を受けた作品はありますか?
Tim私たちは時間がある時に協力プレイゲームをよく遊んでいるので、『PEAK』や『Deep Rock Galactic』といったゲームからは間違いなく影響を受けています。しかし、私たちの目標は、それらのコピーを作ることでは決してありませんでした。チームワークや面白い瞬間、そしてリプレイ性など、自分たちが最も気に入っている要素を抽出し、それらのアイデアを核として自分たち独自のゲームを作り上げたいと考えたのです。

――本作の開発中に一番印象深かったエピソードを一つ教えてください。
Tim最も印象に残っている瞬間は、最初のクローズドプレイテストを行ったこと、そして開発のかなり早い段階でデモ版をリリースしたことです。プレイヤーの皆さんが心から楽しんで、一緒に笑い合い、「もっと遊びたい!」と言ってくれた時は、信じられないほどモチベーションが高まりました。自分たちの方向性が間違っていないという自信をもらえましたし、本作をさらに良いものへと作り込んでいくための大きな原動力となったのです。
――リリース後のユーザーのフィードバックはどのようなものがありましたか?特に印象深いものを教えてください。
Timプレイヤーの皆さんからの反響は、私たちが期待していたよりもはるかにポジティブなものでした。本作が持つ「カオスな協力プレイ」という性質を本当に気に入っていただけているようで、皆さん大いに楽しんでくださっているようです。
また、厳密にはフィードバックとは少し違うのですが、Modコミュニティの盛り上がりもとても印象的でした。本作にModサポート機能を実装したのですが、プレイヤーの皆さんがすでに作り上げているModの数々を目にし、驚かされています。中には信じられないほどクリエイティブで、私たちの想像を遥かに超えるようなクオリティのModもあるんですよ。
――ユーザーからのフィードバックも踏まえて、今後のアップデートの方針について教えてください。
Timすでに本作の完成度を高めるための小規模なアップデートをいくつかリリースしています。今後についても、そうした小さくとも着実な改善を継続的に行っていきたいと考えています。
私たちは4人という非常に小さなチームなので、大規模なアップデートには多くの時間と綿密な計画が必要です。現在は、プレイヤーの皆さんからのフィードバックをもとにゲームの改善を続けながら、将来的なコンテンツとして現実的に何が可能なのかを模索しているところです。また、本作がこれほど大きな成功を収めるとは予想していなかったため、当初の計画の多くをすでに見直し、調整も必要となりました。
――本作の日本語対応について教えてください。
Tim日本語はデモ版を含め、リリース初日から実装していました。前作の時、日本で非常に素晴らしい手応えを得られていたので、開発の早い段階から日本語をサポートすることは決まっていました。
また、私たちは日本の協力プレイゲームコミュニティをとても重視しています。特にプレイヤーの皆さんの熱量が高く、クリエイティブである点にはいつも目を見張るものがあります。日本のプレイヤーの皆さんからいただくファンアートにはいつも本当に感激させられていますし、心から感謝しています。
――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか?
Tim大丈夫です!プレイヤーの皆さんがYouTubeやTwitchなどのプラットフォームで『Pratfall』を配信したり、収益化したりすることは大歓迎です。皆さんがゲームプレイや面白い瞬間をシェアしてくださるのを見るのは本当に嬉しいですし、コンテンツクリエイターの皆さんの発信こそが、このゲームが広まり、成長していくための大きな原動力になっていると感じています。
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Tim『Pratfall』をプレイしていただき、ありがとうございます!日本のプレイヤーの皆さん、そして日本における協力プレイゲームの素晴らしいコミュニティからの応援には、いつも心から感謝しています。皆さんのリアクションやゲームプレイ動画、そして素敵なファンアートを拝見できるのを、私たちはいつもワクワクしています!
――ありがとうございました。


◆「注目インディーミニ問答」について
本連載は、リリース直後のインディーデベロッパーにメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に1,000を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。








