気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Taiki氏開発、PC向けに6月26日にリリースされた船上サバイバルホラー『Don't Sleep With The Fishes』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、救命ボートの上で資源をやりくりし生き延びるサバイバルホラー。プレイヤーの乗る船は何かに衝突し、あえなく沈没。沈むまでの間に急いで物資を集め、一人の乗員とともに救命ボートで脱出します。夜の海で“何か”に遭遇してしまった場合は、積み込んだ手持ちの道具で対処をしなければなりません。記事執筆時点では日本語未対応。
『Don't Sleep With The Fishes』は、265円で配信中。


――まずは自己紹介をお願いします。一番好きなゲームは何ですか?
DopplerGhostこんにちは!DopplerGhost(本作の開発者名)こと、Taikiです。ハンガリー出身のソロ開発者で、今年で24歳になります。インディーゲームを中心に、幅広いジャンルのゲームを楽しんでいます。『テラリア』や『Portal 2』、『Undertale』といった作品を初めてプレイした時は、非常に大きな衝撃を受けました。
――本作の特徴を教えてください。また、そのアイデアはどのように思いついたのでしょうか?
DopplerGhost私が作りたかったのは、まだ十分に開拓されていないジャンルのホラーゲームでした。制限時間内に資材を調達し、集めたアイテムを使って少しでも長く生き延びるというのがコアとなるコンセプトです。本作で採用している多くのゲームシステムは他のゲームからインスピレーションを得ていますが、ゲームの舞台を「海」にするというアイデアは、実は私のパートナーの発案によるものなのです。
――本作の開発にあたって影響を受けた作品はありますか?
DopplerGhost『60 Seconds!』シリーズから多大なインスピレーションを受けたことは間違いありません。YouTubeの動画タイトルではよく「準備時間は60秒!」みたいに書かれるのですが、私が作ったゲームでは、沈みゆく船の上で資材を集めるのに45秒しかないんですよ。(笑)

――本作の開発中に一番印象深かったエピソードを一つ教えてください。
DopplerGhost開発者として最高の瞬間は、他の人が自分の作ったゲームをプレイする姿を見たり、フィードバックを聞いたり、自分がプレイテスト中でも遭遇しなかったバグや問題を見て一緒に笑い合ったりすることですね。
――リリース後のユーザーのフィードバックはどのようなものがありましたか?特に印象深いものを教えてください。
DopplerGhost一番多かったフィードバックは「釣りのシステムが不公平に感じる」というものだったので、バランスを調整するために何度かアップデートを行いました。一番印象的だったのは、私の予想を遥かに超え、100日~200日間ほど生き延びたプレイヤーたちがいたことですね。
――ユーザーからのフィードバックも踏まえて、今後のアップデートの方針について教えてください。
DopplerGhost今でもいくつかの小さな部分を改善したいと思っていますし、将来的にはもう一度大型アップデートをリリースできたらとも考えています。ただ、ゲーム開発は私の本業ではないので、生活が理由で思うように時間が取れないこともあります。それでも、現在の価格に対して本作が提供できているコンテンツ量には満足しています。
――本作の日本語対応状況について教えてください。有志翻訳は可能ですか?
DopplerGhost2番目に多かった要望は「多言語対応」でした。ただ、ソロ開発者である私には、複数の言語を適切にサポートするための時間も予算も知識もありません。有志による翻訳は確認作業が必要ですし、プロの翻訳者に頼むと費用が高額になります。かといって機械翻訳は不自然なことが多く、何より私個人の考えとして、完成した製品に使うものとしてはあまり誠実ではないと感じています。
――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか?
DopplerGhost大丈夫です!プレイヤーの皆さんが私の作ったゲームを配信したり、そのコンテンツで収益化したりすることは完全に自由です。
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
DopplerGhostこの小さなゲームをプレイし、楽しんでくださった皆さん、本当にありがとうございます。まさか日本のような遠く離れた国のプレイヤーにまで届くなんて、夢にも思っていませんでした。皆さんは最高です!
――ありがとうございました。


◆「注目インディーミニ問答」について
本連載は、リリース直後のインディーデベロッパーにメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に1,000を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。








