
PCゲームを遊ぶとき、いくらハードコアゲーマーであっても「念のための妥協」をすることは少なくないのでは。「全設定を最高画質にすると重いかもしれないから、“影”の設定だけそっと下げる」「攻略サイトを見るためにゲームを最小化する」「Discordや録画ソフトは、負荷が心配だから閉じておく」……でも、本当は全部を同時に、最大設定でやりたいですよね。
MSIの「Raider-16-Max-HX-B2WI-2660JP」は、そうした遠慮を減らしてくれそうなハイエンドゲーミングノートPCです。CPUにIntel Core Ultra 9 290HX Plus、GPUにNVIDIA GeForce RTX 5080 Laptop GPU、メモリに32GB、ストレージに1TB NVMe SSDを搭載。16インチ・WQXGA(2,560×1,600)・240Hz駆動のOLEDディスプレイも備えています。
「Raider-16-Max-HX-B2WI-2660JP」(MSI Store)今回本記事では、そんな「Raider-16-Max-HX-B2WI-2660JP」を使いながら、高品質なゲーム描画と、マルチディスプレイ、VC、録画・配信を並行させる“全部乗せ”環境に挑戦してみました。
デスクの中心になる16インチ筐体

「Raider-16-Max-HX-B2WI-2660JP」は、軽量性を最優先するタイプではなく、デスクに高性能なゲーム環境を構築したい人へ向けた一台です。約2.6kgの筐体はしっかりとした存在感があり、天板からキーボード面まで、ハイエンド機らしさを感じられる力強いデザインにまとめられています。
コアブラックの筐体はゲーミングPCらしい雰囲気を持ちながら、仕事用のデスクでも浮きにくい印象です。起動後はRGBライティングが気分を切り替えてくれるため、日中は制作や事務作業、夜はゲームといった使い分けにも似合います。

ディスプレイは16インチ・16:10比率のOLEDパネルを採用。解像度はWQXGA、リフレッシュレートは240Hz。DisplayHDR True Black 1000、DCI-P3相当の広色域にも対応し、暗い場面の階調や鮮やかなエフェクトを描き出します。
Webカメラを搭載しつつも広々とした画面のため、MOBAやMMORPGのユーザーインターフェイスも視認しやすいですし、シネマティックなアクションRPGなどで風景を眺めるときも映像に没入しやすい画面です。
16:10というアスペクト比は、ゲーム以外の作業でも使いやすいポイントです。攻略情報、チャット、マップなどを並べる際に縦方向の余裕があり、ウィンドウ表示でも情報を確保しやすくなります。


キーボードにはSteelSeriesのPer-Key RGB日本語キーボードを採用しており、キーごとのライティングを調整可能。ノートPCということでフルサイズとは若干異なるレイアウトとなっていますが、16インチの画面サイズに合わせられた配置なので、フルサイズキーボードからの移行もスムーズです。


I/Oポートの接続性も充実しています。Thunderbolt 4 Type-Cを2基、USB 3.2 Gen2 Type-Aを3基、HDMI、SDカードリーダー、オーディオコンボジャックを装備。Thunderbolt 4 Type-Cはいずれも映像出力をサポートしており、マルチディスプレイユーザーにとっては大歓喜のスペックでしょう。
2.5Gbps有線LANとWi‑Fi 7にも対応しており、外部ディスプレイ、キャプチャーデバイス、外付けSSD、オーディオ機器などを使う本格的なデスク環境へ発展させやすい構成です。
「Raider-16-Max-HX-B2WI-2660JP」(MSI Store)高画質なゲームプレイと4画面運用を両立

まずは『サイバーパンク2077』を本体のWQXGA解像度(2,560×1,600、ボーダーレスウィンドウ)で起動し、グラフィックス設定はベンチマークを参考にしながら可能な限り高く設定しました。試用にあたってはレイトレーシングをONとして、「群衆密度」は中、その他のグラフィックス設定はすべて「ウルトラ」および「高」の最大設定としています。

同設定での平均FPSは81.62。ハイスペックマシンということもあり、ネオンきらめくナイトシティは鮮やかで、「街の密度」「照明と陰影」「立ち昇る煙や霧」といった『サイバーパンク2077』のビジュアルのおいしいポイントが完璧に表現されていました。最大240HzのハイリフレッシュレートなOLEDディスプレイにより、戦闘や探索時の視点移動も滑らかです。


「NVIDIA GeForce RTX 5080 Laptop GPU」は16GBのGDDR7ビデオメモリを備え、ゲーム描画だけでなく、録画や配信といったGPUを活用する処理も実行できます。24コアの「Intel Core Ultra 9 290HX Plus」と32GBメモリの組み合わせにより、ゲームの裏でブラウザ、Discord、配信ツールを起動するリソースにも充分な余裕がありました。

そこで、今回は「充実したI/Oポート」と「屈強な処理能力」を遠慮なく最大限活かすため、合計4画面の環境にも挑戦。本体ディスプレイにはゲームを表示し、外部ディスプレイ3台には攻略情報を開いたブラウザ、Discord、OBSなどの配信・録画管理画面を配置。普段のゲーミングノート環境なら動作が心配になるほどにモリモリです。

ゲーミングノートを母艦にしたこのセッティングは一見仰々しくも見えますが、ゲームを止めずに必要な情報へ目線を移せることはかなりのアドバンテージです。ゲームのメタについて調べる、フレンドとのコミュニケーションもする、録画状態をチェックするなどなど、従来ならAlt+Tabで画面を切り替えがちな作業を、ゲーム画面を維持したまま進められます。


画面を増やすと、ゲーム側の設定を下げたくなる場面もあります。しかし本機なら、高品質設定のゲームに加えて、複数のアプリと外部ディスプレイを同時に使う構成を組みやすいのが魅力です。「高性能PCでゲームを遊ぶ」だけにとどまらず、ゲームの周囲にある作業まで含めて根こそぎ快適にするパワーがあります。
「Raider-16-Max-HX-B2WI-2660JP」(MSI Store)性能を引き出す「MSI Center」

高画質ゲーム、4画面表示、ブラウザ、VC、録画を並行すれば、PCには相応の負荷がかかります。だからこそ活用したいのが「MSI Center」です。
プリインストールされているこのアプリでは、PC全体のシステム状態や動作モードを確認できます。「ゲームに集中したいとき」「録画・配信まで行いたいとき」「静かに作業したいとき」など、用途に合わせてパフォーマンスとバッテリー駆動、冷却のバランスを調整できます。

ゲーム中のパフォーマンス変動は「MSI Center」内の機能で確認可能です。今回の「ゲーム+動画配信+Discord+ブラウザなど」で試用してみると、CPU使用率は平均82%、最大100%を記録しました。
メモリ使用率は平均64%、最大68%で推移しており、複数アプリを並行する状況でも容量には一定の余裕があります。ファンは約3,600~4,900RPMで安定。ゲームのFPS値に著しい低下は見られませんでしたが、高い処理負荷に応じた回転数となりました。
しかしキーボードやトラックパッドはもちろん、キーボードやトラックパッド周辺に、操作を妨げるような熱は感じられませんでした。ファンの駆動音も、ヘッドセットやノイズ抑制機能を用いればボイスチャットに支障はないレベルです。
やりたいことを諦めないゲーミングノート!

「Raider-16-Max-HX-B2WI-2660JP」は、ゲームを高画質で遊ぶだけのPCではありません。攻略情報を確認し、Discordで会話し、外部モニターを使い、録画・配信を続ける。そんな“ゲームの外側”にある行動まで、まとめて受け止めるためのゲーミングノートPCです。
「Raider-16-Max-HX-B2WI-2660JP」(MSI Store)Core Ultra 9 290HX Plus、GeForce RTX 5080 Laptop GPU、32GBメモリ、1TB SSD、16インチWQXGA/240Hz OLEDディスプレイ、さらに豊富なI/Oポートを備える本機は、自宅のデスクに据え置き級のゲーム・制作環境を作りたいユーザーに向きます。
OS:Windows 11 Pro
CPU:インテル® Core™ Ultra 9 プロセッサー 290HX Plus 24コア(8P+16E)24スレッド / 最大5.5GHz
ディスプレイ:16インチ、WQXGA(2,560×1,600)、グレア、240Hz OLED(有機EL)、DisplayHDR True Black 1000、DCI-P3相当
GPU:NVIDIA® GeForce RTX™ 5080 Laptop GPU 16GB GDDR7(最大175W)
メモリ:32GB(16GB ×2)DDR5
メモリ空きスロットなし(2スロット合計最大128GB)※MSI公認サポート店でのみ増設可能ストレージ:1TB(M.2 NVMe)、M.2 NVMe(PCIe Gen4)専用空きスロット×1 ※MSI公認サポート店でのみ増設可能
有線LAN:2.5Gbps
無線LAN:Wi-Fi 7(11be)、Bluetooth 5.4
キーボード:SteelSeries Per-Key RGB 日本語キーボード
スピーカー:ステレオ2スピーカー+2ウーファー
Webカメラ:207万画素(顔認証機能対応、マイク内蔵)、プライバシーシャッター付
メモリーカードリーダー:SDカードリーダー(SDXC対応)
I/Oポート:Thunderbolt™ 4 Type-C(USB PD対応)×2、USB 3.2 Gen2 Type-A×3、HDMI™×1、オーディオコンボジャック×1
バッテリー:リチウムイオン、91.8Whr、4セル
セキュリティー機能:顔認証
本体サイズ:363×269.7×28.85mm(幅×奥行×高さ)
本体質量:約2.6kg ※構成により異なる場合があります
本体カラー:コアブラック
保証期間:製品本体国内保証2年間、ACアダプタおよびバッテリー国内保証1年間、グローバルワランティー1年間
付属品:専用ACアダプタ
本記事でご紹介した「Raider-16-Max-HX-B2WI-2660JP」は、MSI公式ストアにて688,300円(税込)で販売中。「NVIDIA® GeForce RTX™ 5090 Laptop GPU 24GB GDDR7(最大175W)」搭載モデルやメモリ64GBのモデルも「Raider 16 Max HX B2W」ラインナップに揃えられています。
最高設定を選べることだけが、妥協しないPCゲーミングではありません。ゲームを高いグラフィックス設定で遊びながら、調べる、フレンドと喋る、動画を記録&配信する。やりたいことを諦めずに全部やってしまえる実力こそ「Raider 16 Max HX B2W」シリーズの魅力です。製品の詳細はMSI公式サイトおよびMSI公式ストアでご確認ください!











