「初心者、中級者、上級者…それぞれにターゲットを絞った施策をリリースしていきたい」ローグライト工場ビルダー『Lazy Witch's Factory』【開発者インタビュー】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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「初心者、中級者、上級者…それぞれにターゲットを絞った施策をリリースしていきたい」ローグライト工場ビルダー『Lazy Witch's Factory』【開発者インタビュー】

気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、メルトクロック開発、PC向けに8月21日に早期アクセスが開始されたローグライト工場ビルダー『Lazy Witch's Factory』開発者へのミニインタビューをお届けします。

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「初心者、中級者、上級者…それぞれにターゲットを絞った施策をリリースしていきたい」ローグライト工場ビルダー『Lazy Witch's Factory』【開発者インタビュー】
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気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、メルトクロック開発、PC向けに8月21日に早期アクセスが開始されたローグライト工場ビルダー『Lazy Witch's Factory』開発者へのミニインタビューをお届けします。

本作は、かわいい使い魔たちを働かせ、工場を自動化、時間内に借金返済を目指す日本産のローグライト工場ビルダー。主人公のモモコは不労所得を夢見て悪魔に騙されてしまい、とんでもない額の借金を背負ってしまいます。「工場設計の技術」x 「ランダム強化選択肢のピック戦略」で生産力をインフレさせる、リプレイ性の高いゲームプレイが特徴。

『Lazy Witch's Factory』は、1,870円(10月9日までは10%オフの1,683円)で早期アクセス配信中。


――まずは自己紹介をお願いします。一番好きなゲームは何ですか?

松丸株式会社メルトクロックの松丸です。『Lazy Witch's Factory』の制作を目的に起業し、現在2期目を迎えました。会社と言ってもまだ所属しているのは僕一人なので、日々開発に経営に大忙しです。今も決算作業で頭がパンクしそうになっています。

一番好きなゲームですか……頭に浮かぶタイトルは数多ありますが、しいて一つ挙げるなら『ハートオブクラウン』です。「ドミニオン」という海外のボードゲームにかわいい女の子を載せたゲームなのですが、元の「ドミニオン」よりもUIが洗練されていて、ゲームが盛り上がるポイントがハッキリと演出されているのが特徴で、元ネタの面白さや深みをそのまま継承しながらさらにキャッチーでエキサイティングなデザインになっていると感じます。何よりかわいいです。

体験をしゃぶり尽くしたらさよならになってしまうのがゲームという娯楽の宿命ですが、この『ハートオブクラウン』は何度も夜通し遊んだのにまだ味がしていて、今でも開発に疲れたらランクマッチに潜ったりしています。

――本作の特徴を教えてください。また、そのアイデアはどのように思いついたのでしょうか?

松丸ベルトコンベアでアイテムを運んで自動生産工場を作る「工場ビルダー」に、ランダム要素でバフが乗っかる「ローグライト」が組み合わさった作品です。30分の制限時間内に作ったアイテムを納品して目標金額を稼ぎ切ればゲームクリアで、また次のゲームは更地から開始になります。複雑な加工工程を要求せず、丁寧なチュートリアルも搭載しておりますので、工場ゲーム初心者の方にも遊びやすいゲームになっています。

最大の特徴は、他のゲームでは油臭そうだったりSFテイストだったりする生産機械が、すべてかわいい女の子のキャラクターになっていることです。元々工場ビルダー系のゲームが大好きだったのですが、どのゲームも主人公がおっさんかメカで心がときめかないので、かわいくしたらもっと楽しいゲームになるのではと思ったのが企画の始まりでした。

――本作の開発にあたって影響を受けた作品はありますか?

松丸『Against the Storm』というゲームに強い影響を受けています。コンベアを繋いでアイテムを運ぶのって手段でしかないと思っていて、それ自体はそこまで面白いわけじゃないんです。でも、何をどこに繋げて何を作るか決めるという行為ってユーザーの裁量がめちゃくちゃ大きくて、いろんなことがさせられるんですよね。

そこに目的を据えようとなったとき、『Against the Storm』の「どんなアプローチでもいいから、この荒れ果てた大地に市民が生き残れる集落を作り出せ」という構想が、とてもよくマッチすると思ったんです。なので、本作は「どんなアプローチでもいいから、この更地に生産力をインフレさせて金を稼げる工場を作り出せ」というゲームになっています。

――本作の開発中に一番印象深かったエピソードを一つ教えてください。

松丸企画とティザームービーだけが存在していた2024年7月のBitSummitで、ただ1社Phoenixxさんだけが「めちゃめちゃいい企画ですね。また進んだら持ってきてください」と応援してくださったことです。

僕はプレイヤーに伝えることまで含めてゲーム開発だと思っておりますので、早期にパブリッシャーパートナーを見つけたかったのですが、当時まだ動くものもない状態ではほとんどの会社がまともに取り合ってくださいませんでした。

前職のソーシャルゲームの現場では逆に動き始めるかどうかを決めるのは鋭い企画で、動くものがあるかどうかは重視されていなかったので、このインディーゲーム業界の動くもの第一主義とのギャップに戸惑いましたし、当時は相当メンタルにダメージを受けていました。

ただ、結果当時本作を見出してくださったPhoenixxさんとパブリッシング契約を締結することになりましたので、苦しくとも動くものがなくとも、色々な会社さんにアタックしてみてよかったなとも思っています。

――リリース後のユーザーのフィードバックはどのようなものがありましたか?特に印象深いものを教えてください。

松丸「特別任務の最高難易度埋めがつらい」というフィードバックが思いの外多く寄せられたのが特に印象的でした。これは通常の工場開発モードと異なる条件下でプレイするパズルっぽいモードで、5分ごとに全部の採掘ポイントが爆発四散したり、設備キャラを50個置くと全輸送が停止するといった異常な制約が課されます。

挑戦できる一番下の難易度で1回クリアして、あとは得意だったり楽しかった任務だけ遊んでもらえればOKというゲーム設計にしてあるため、バランス的にも綿密には調整していない部分でした。

ですが、思いの外多くのユーザーが最高難易度まで全任務をクリアしようとしてくださいました。結果、とんでもない難易度のゲームを突破するハメになったユーザー各位には尊敬と感謝と申し訳なさを同時に感じております。

今後一生涯、「ユーザーは、用意されたコンテンツは隅々まで遊ぶもの」と肝に銘じながら制作を進めようと思います。

――ユーザーからのフィードバックも踏まえて、今後のアップデートの方針について教えてください。

松丸初心者、中級者、上級者で課題がまったくバラバラであると感じており、それぞれにターゲットを絞った施策をリリースしていきたいと考えています。

初心者は、そもそも「工場ゲームって何?」からスタートするので、パっと見どうすればゲームが進められるのかといった案内を強化していく必要があると考えています。

そこから進んで高難易度帯で勝てるようになってくると中級者ですが、選択できるキャラもやれることも多いゲームなので、自分が基本ルールだと認識している部分を共有できていないケースが多々あります。こうした中級者に向けては、ゲームに対する学習が進みやすくなるような上位チュートリアルを用意することを検討しています。

さらに学習が進み、このゲームを味わいつくしてしまった上級者の皆さんには、感謝を込めて順次コンテンツをご提供しつつ、バランスを適正に保ち続けることで、その愛に応えるようにして参ります。

なるべく多くの方を上級者まで引き上げ、このゲームはたくさん遊べて楽しかったと思って頂けるようにするのが僕の仕事だと思っています。今後ともアップデートがんばります。

――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか?

松丸全面的に許可しております。ファンメイドのコンテンツが増えるのは大歓迎です。公式でガイドラインを公開しておりまして、こちらに配信などで使える透過画像なんかも置いてありますので、ぜひご確認の上ご利用ください。

――最後に読者にメッセージをお願いします。

松丸本作『Lazy Witch's Factory』は、かわいい見た目と、遊べば遊ぶほど、その実力が勝率になって返ってくるガチのゲームが組み合わさった作品に仕上がったという自負がございます。ハードコアゲーマーのためのWebメディア、Game*Sparkさんの読者の皆様にはピッタリのゲームのはずです。ぜひ一度お試しください。

今ならオータムセールで10%オフでお買い得です。(10月9日まで)

――ありがとうございました。

◆「注目インディーミニ問答」について

本連載は、リリース直後のインディーデベロッパーにメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に1,000を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。

《ライター:Chandler,編集:Akira Horie》

ライター/バイク乗り Chandler

ゲームと風をこよなく愛する暇人。趣味は多い方だったはずが、最近は家でぼーっとしている時間が増えてきた気がしている

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Akira Horie

編集/『ウィザードリィ外伝 五つの試練』Steam/Nintendo Switch好評発売中! Akira Horie

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