
Blizzcon 2026での発表を経て、2026年9月16日よりついに発売となったニンテンドースイッチ2版『「ディアブロ IV: 憎悪の時代」コレクション』。今回はそんな『ディアブロ IV』スイッチ2版のプレイレポートをお届けします。
『ディアブロ IV』といえば、日本国内でも人気のある、いわゆる「ハクスラ」と呼ばれているジャンルの代表格のゲームです。

ダンジョンに潜り無数の敵を倒し、ジャラジャラと落ちるアイテムから装備を厳選し、欲しい装備が入手できるまで粘る。そして、自分好みのビルドを完成させ、それでまたダンジョンに戻る……というような中毒性の高いループが「ハクスラ」ジャンルの特徴です。そして、この「ハクスラ」というジャンルは、スイッチ2のような携帯機と実は非常に相性がいいのです。筆者自身も、かつてニンテンドースイッチ版の『ディアブロ III エターナルコレクション』を数百時間遊んでおり、おそらく初代Switchでもっとも長く遊んだゲームでもあります。それだけに、『ディアブロ IV』のスイッチ2移植は待望だったというわけです。
ということで本記事では主に、『ディアブロ IV』を「テーブルモード」や「携帯モード」に絞って遊んでみました。本作はクロスプレイおよびクロスプログレッションを採用しているため、PC版やその他のハードで『ディアブロ IV』をすでにプレイしていたプレイヤーなら、そのまま同じデータで遊ぶことができます(※なお、ゲーム本編や拡張パックの購入権利はプラットフォーム間で共有されないため、別の機種で遊ぶ際には対応するソフトの購入が必要。スイッチ2版は最初から拡張パックが収録されています)。
そのため、綺麗な画面や精密な操作が必要な「真剣に遊ぶ」タイミングではPCやTVモニターで遊ぶハードを使い、リラックスして遊ぶときはスイッチ2を使う、といった遊び分けができるというわけです。

なお、スイッチ2版から初めて遊ぶ場合は、キャラクター作成時の「ストーリーの状態を変更」に要注意。『ディアブロ IV』本編のストーリーを最初から楽しみたい場合は、一番左の「ディアブロ IV」を選びましょう。「憎悪の帝王」から始めてしまうと、激烈なネタバレを食らってしまいます!!
まず、ごろ寝しながらでも遊べる「携帯モード」と『ディアブロ IV』の相性は抜群です。秋の気分のいい気候もあいまって、非常にリラックスして遊べます。本作は最初からパッドで遊ばれることを前提として作られているゲームでもあるのでスイッチ2の操作形態でも遊びやすく、UIも見やすく綺麗に整理されています。ほかのスイッチ2ソフトに比べてやや文字は小さく感じるものの、スイッチ2の画面サイズは初代Switchより大きくなっているため、文字などが顕著に読みづらいということはありませんでした。

なお、本作は画質優先モードでは30fps、パフォーマンス優先モードでは最大40fpsを目標としており、60fpsには対応していません。実際にプレイしていても、動作がやや滑らかさに欠けると感じる場面がありました。しかし、ゴロゴロしながら敵をバッサバッサとなぎ倒していくのには、特有の爽快感と催眠的なリラックス効果があり、筆者的には大変楽しい体験でした。なんだったら、プレイしている最中にはめちゃくちゃ眠くなってしまいました。
……といっても、眠くなったというのはマイナスポイントではなく、それだけリラックスして遊べたということです。筆者の大好きなゲームである『Vampire Survivors』もスイッチで遊んでいると眠くなるのですが、あれと似たような心地よい感覚ですね。イベント前日で神経が高ぶっていて眠れないとき『Vampire Survivors』は大いに役に立ってくれましたから、本作にもそういった利用法が期待できそうです(自分だけしょうか?)。
ただ、あんまりリラックスして遊んでしまった場合には一つ注意点もあります。『ディアブロ IV』はオンラインのゲームであるため、ゲーム途中でスリープして寝てしまうとサーバーから切断され、ある程度クエストをやり直すことが要求されたりもしました。また、普通にプレイしていてもWi-Fiの接続が切れ、やり直しを要求された場面もありました。
このあたりの仕様は、スイッチ2の特性である“携帯性”とちょっと喧嘩している部分でもあります。せっかく携帯モードで『ディアブロ IV』が遊べるのに「どこにでも持っていって遊べる」ということはできず、インターネット接続が安定している場所に限られます。そのため、基本的には家の中でのプレイが中心になるということは説明しておかねばなりません。

それはそれとして、携帯モードと「ハクスラ」の相性が抜群であることには変わりありません。ずっと遊んでしまう強烈な中毒性もあり、布団で寝っ転がりながら遊んだり、テーブルモードで遊んだり、あるいはタブレット用のアームなどで画面を目の前に固定して遊んだりもできそうです。
『ディアブロ IV』のスイッチ2版は基本的にはすごく面白く、本作のファンであったり、携帯モードを使って家の中でじっくりリラックスしながらハクスラを遊びたいというプレイヤーには間違いなくオススメできます。ゲームが常時オンラインである仕様のためやや窮屈なことは考慮したほうがいいですが、オススメのプレイスタイルです。
『ディアブロ IV: 憎悪の時代』コレクションは、8,400円で販売中です。








