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『ウィッチャー』のCDPRからげむすぱ読者へ独占コメント―『グウェント』のこれまでと未来は?

本記事では、『ウィッチャー』で知られるCD PROJEKT REDに2017年の振り返りと2018年の展望を語ってもらいました。

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『ウィッチャー』のCDPRからげむすぱ読者へ独占コメント―『グウェント』のこれまでと未来は?
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海外のデベロッパーに2017年の振り返りと2018年の展望を聞いていく特集シリーズ。本記事で紹介するのは『ウィッチャー3 ワイルドハント』で高評価を得て、現在は対戦型カードゲーム『グウェント ウィッチャーカードゲーム』を提供中のデベロッパー、CD PROJEKT REDです。今回は、アートディレクターのKatarzyna Redesiuk氏、およびジャパン・カントリー・マネージャーの本間覚氏の両名からコメントをいただきました。

CD PROJEKT RED


所在国:ポーランド
代表作:ウィッチャー3 ワイルドハントグウェント ウィッチャーカードゲームなど

2017年

Katarzyna Redesiuk氏コメント

2017年は「グウェント」にとって、本当に忙しい一年となりました。

まず2月に、5つ目の勢力となる「ニルフガード」を実装しました。他の勢力と比べてトリッキーなゲームプレイが特徴的で、皇帝エムヒル・ヴァル・エムレイスに付き従う帝国臣民たちは、さぞや歓喜に酔いしれたことでしょう。

5月にはパブリックベータをローンチし、ウィッチャーのファンなら誰でも「グウェント ウィッチャーカードゲーム」を楽しめる環境に移行しました。アートディレクターである私や、アートチームにとっては、これが特に大きな転換期となりました。このタイミングで、当時実装されていた全てのカードのプレミアムバージョン(3Dモデルがアニメーションするカード)をゲームに追加したからです。想像を絶する作業量でしたが、プレイヤーの皆様からは、その苦労が報われるだけの評価をいただけたと感じています。

8月になると、私たちは「グウェント」の公式eスポーツシリーズとなるGWENT Mastersをローンチさせました。既にいくつもの大会を実施し、成功に導いていますが、「グウェント」におけるeスポーツシーンはまだ始まったばかりです。

これらはあくまで一例で、2017年を通じて私たちは新しいカードの実装や、ホリデーイベント、新機能、ゲームプレイの改善などに努めてまいりました。

そして12月に「グウェント」最大規模のアップデートが配信され、100枚以上のカードと、「ミッドウィンターハント」イベントがゲームに追加されました。そうして2017年は幕を閉じたのです。

本間覚氏コメント

Katarzynaが組織を代表してメッセージを書いてくれていますので、私は個人的な視点から書かせていただきます。

何よりもまず、「グウェント」の日本語版ローンチから本作をご支援いただいたプレイヤーの皆様に、感謝の言葉を述べさせてください。掲示板やツイッター等で数多くのフィードバックをいただき、誠にありがとうございました。また「ウィッチャー3」をご購入いただいた皆様、昨年刊行されたウィッチャー原作小説日本語版や、コミカライズ日本語版を手に取って下さった皆様にも厚く御礼申し上げます。

私にとってはCD PROJEKT RED 1年目でしたので、まずは日本に居ながら欧州の会社の仕事をするという、特殊な環境に慣れるまでに時間が必要でした。社内の承認フローやコミュニケーションの取り方、情報の出し方が日本の会社とは大きく異なり、苦労した部分も数多くありました。仕事をする上で、そういった文化的な違いを肌で感じられたのは、本当に良い経験でした。

「グウェント」に始まり、「グウェント」に終わった年ですが、私個人としては、今までの人生でもっとも経験値を稼げた、レベルアップをしまくれた年になったと思います。


2018年

Katarzyna Redesiuk氏コメント

2018年は「グウェント」がベータから製品版へと移行する記念すべき年となります。

今年は、ゲームにさまざまな新コンテンツが導入されます。新カードだけでなく、もう間もなく発表する新しいゲームモードに加え、新たな勢力も実装予定です。具体的にはと言うと… “コンコン”あら、誰かお客さんかしら?

「グウェント」のシングルプレイキャンペーン「奪われし玉座」のリリースも控えています。ウィッチャーのゲーム本編では描かれなかった地域を舞台に繰り広げられる新たな冒険を、隅々までご堪能ください。

eスポーツシーンにおいては、今年も定期的に大会を開催していきます。そうして来年初頭に実施される、シリーズを締めくくるGWENT World Masters大会に繋がるのです。こちらも是非ご期待いただければと思います。

本間覚氏コメント

2018年はいろんなことが起こる年になるので、楽しみであり、同時に怖くもあるのですが、今のところは楽しみが90%くらいです。

2017年末に日本担当のコミュニティマネージャーが加わり、日本では2人体制で活動ができるようになりました。今年はもう少し規模を拡張させていけたらな、と思っています。募集をかける時は私のツイッターにも掲載しますので、興味がある方は定期的にチェックしてくださいね。

もちろん引き続き「グウェント」に全力投球していく一年となりますが、日本発のグッズ展開など、ひそかにほかのプロジェクトも進行させています。じきにいくつか発表されると思いますが、ファンの皆様のリアクションが楽しみです。

2018年もCD PROJEKT REDをよろしくお願いいたします。

《シュナイデル関》
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