気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Adventure Islands開発、PC向けに7月2日リリースされた2Dアクションゲーム『Super Dangerous Dungeons』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作はスーパーファミコン風味な2Dアクションアドベンチャーゲーム。プレイヤーはハンターの“Timmy”として、デンジャラスなワナと危険でいっぱいのダンジョンを制覇し、伝説の財宝を手に入れるべく冒険します。ボスや隠しステージを含む50以上のステージ、スーパーファミコンの時代感を思わせるアートとサウンド、スピードランナー向けタイムアタックモードなどを特色としています。
『Super Dangerous Dungeons』は520円で配信中。iOS/Android向けにもリリースされています。
――まずは自己紹介をお願いします。
Jussi Simpanen氏(以下Simpanen氏):Jussi Simpanen、フィンランド在住のインディーゲーム開発者です。ドット絵に興味があり、グラフィックアーティストをメインに活動していて、Stencylというソフトウェアでゲームを開発しています。
――本作の開発はいつどのようにして始まったのでしょうか?
Simpanen氏:『Super Dangerous Dungeons』は、2011年にFlashでリリースしたオリジナル版『Dangerous Dungeons』のリメイク版です。初めて開発したゲームだったこともあり、とても荒削りな作品でした。2015年ごろ、私はそれまでに学んできたグラフィックス制作とプログラミングの技術を使って『Dangerous Dungeons』をリメイクしようと思い、モバイル向けに『Super Dangerous Dungeons』を開発しました。そして2018年、Steamでのリリースにもこぎつけたのです。
――本作の特徴を教えてください。
Simpanen氏:私の最初期の作品のリメイクということで、ゲームプレイはとてもシンプルです。オリジナル版でコツを掴んでいたこともありましたし、機能面も最小限に留めておきたかったので。まったく目新しいものはないかもしれませんが、たくさんのワナやパズル、シンプルな操作性とメカニックが組み込まれていて、ゲームプレイ自体が簡単に感じられたとしても、挑戦的な要素がたくさんあります。
――本作が影響を受けた作品はありますか?
Simpanen氏:私が開発してきたすべてのゲームは、『スーパーマリオブラザーズ』や『ワリオランド』、『ヨッシーアイランド』といったNES(ファミコン)/SNES(スーパーファミコン)/ゲームボーイ時代の作品に非常に影響を受けています。『Super Dangerous Dungeons』では、ゲーム全体を本物のSNESゲームのように見せたいとも思っていましたね。
――本作の日本語対応予定はありますか?
Simpanen氏:ローカライズはまさに検討しているものです。『Super Dangerous Dungeons』はローカライズすることを念頭に置いて作っていたわけではなく、ボタンの一部テキストやフキダシのグラフィックなど、現時点で調整するのはかなり困難でもあります。今後はゲームのブラッシュアップを進め、日本語など他言語に対応できるかどうかを考えていく予定です。
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Simpanen氏:私はたくさんの任天堂作品と共に育ちました。日本のゲームやピクセルアートは私に大きな影響を与えてくれましたし、インスピレーションの源でもあります。機会があれば、自分はいつか日本に訪れるべきだ、とも思っています。みなさんが私のゲームに興味を持っていただけて、とてもありがたいです。
――ありがとうございました。
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