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【吉田輝和の絵日記】SFスリラー『Observation』閉鎖された宇宙ステーションで謎を解き明かす人工知能!

SFスリラー『Observation』で人工知能になっても人間臭すぎるおじさん。

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【吉田輝和の絵日記】SFスリラー『Observation』閉鎖された宇宙ステーションで謎を解き明かす人工知能!
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!注意!本記事にはネタバレが含まれています。閲覧にはご注意ください。


今回プレイするのはNo Codeが贈る『Observation』のPC版です。宇宙ステーションを舞台にした本作は、乗組員のエマ・フィッシャーをサポートしながら、様々な謎やアクシデントを乗り越えていくSFアドベンチャーです。

トレイラーを見た限りでは、宇宙ステーションの中で展開される、閉鎖空間ならではの緊張感があるストーリーが楽しめそうです。こういう類の海外SF小説や映画が大好きな僕にはたまりません。

それにしても毎回僕の好みにピッタリ合うゲームを探してきてくれるゲムスパの中の人には感謝しているのですが、あまりにも一致しすぎている……。


もしかして監視カメラが仕掛けられているのか……!?

人工知能おじさん、起動!



宇宙ステーションオブザベーションは、何らかの事故により制御を失っていた。

応答願います――

乗組員エマ・フィッシャーの無線に答える者は誰もおらず、無人のモジュールにその声が響き渡るだけだった……真っ暗なモジュールの中、ゲームが始まる。

ジョッシュ?エイルサ?誰か返事をして!

無線に呼びかけるエマ。ジョッシュとエイルサはオブザベーションの乗組員なのだろう。

SAM…?SAM?

ん……サム?もしかして僕の事なのかな?


陽気なアメリカ人のように返事をしようと思ったのだが……


んん?


画面いっぱいに文字が広がり、声紋認証が開始された。これ僕人間じゃないっぽい……?


どうやらプレイヤーの僕は、オブザベーションに搭載されている人工知能のようだ。

人工知能だって色々出来るもん!



人工知能のプレイヤーと乗組員のエマ以外、オブザベーションの中には誰も居ない。実体の無い人工知能に何が出来るのかというと……これが結構色々出来ちゃうのだ。


オブザベーションにはモジュールごとに複数台のカメラがついており、その映像を通じて様々な設備にアクセスが出来る。


カメラの映像内では自由にカーソルが動かせる。PCやスイッチなどにカーソルを合わせると、対象の調査が可能になる。


PCにアクセスしたり、壁に貼ってあるメモを読み取って情報収集するなど、宇宙ステーションの隅から隅まで遠隔操作で色々出来ちゃうのだ。


謎の万能感に満ち溢れて増長する人工知能おじさん。


出来る事は色々あると言っても、所詮は実体の無い人工知能。情報収集やシステムを起動する事は出来ても、実際に行動するのはエマの役目だ。


映画などの物語では、自我を持って増長した人工知能は、なんやかんやあって最終的に人間に破壊されがちだ。下手に出て死亡フラグを回避する人工知能おじさん。

ミニゲームは人工知能におまかせ!



本作には謎解きやミニゲームが登場する。ハッチを開くにはまず回路図をモジュラー内で見つけ、ハッチのシステム回路にアクセスする。


回路図に書かれた通りのマス目を埋めるミニゲームだ。ハッチを開けるだけなのに、このエンターテイメント性……


正直言うてみ!オブザベーションのシステム作ったエンジニア、ちょっと遊んでるやろ!


その他にもボタンを順番に押してクランプを接続したり……


指定された通りの記号を選ぶミニゲームなどが登場する。

宇宙ステーションに搭載されている人工知能なので、さぞかし凄い性能を有しているのであろう。そんな人工知能様にかかればこの程度のミニゲーム軽いもんだぜ!と思いきや……


その人工知能を操作するプレイヤーである僕が……

ポンコツだったというオチ!


映画のように次々と謎が深まっていく展開に先が気になりまくって、気がつけば夢中でプレイしていました。ネタバレになるので詳しく語れませんが、某SF映画を彷彿させました。

グラフィックが非常に美しく、ヘルメットを取ってエマの素顔が出るまで実写だと思っていました。

随所に挟まれるパズルのようなミニゲームは、緊張感あるストーリーの良い箸休めになります。ただ、新しいハッチを開けるたびに回路図のミニゲームをさせられるのは、正直面倒臭い以外の感想が生まれませんでした。ちょっと残念。

僕のクリア時間は8時間ほどでした。小説や映画を楽しむ感覚でサクッとプレイ出来ます。SFモノが好きな人にはおすすめの一本です。

PC版『Observation』はEpic Gamesストアにて配信中です。

吉田輝和のプロフィール:19年にわたって自画像の絵日記を書き続けているおじさん。近年、「ちおちゃんの通学路(KADOKAWA)」や「お稲荷JKたまもちゃん(一迅社)」、「からかい上手の高木さん(小学館)」などの人気漫画のモブキャラとして登場しており、2018年にはアニメ作品に2回登場した。何故こんなに漫画登場しているのか、描いた漫画家も吉田本人もよくわからないらしい。 吉田のTwitterはこちら
《吉田 輝和》

おじさんの絵を描くおじさん 吉田 輝和

20年近く趣味でおじさんの絵(自画像)を描いていたら、いつの間にかおじさんの絵を描く仕事をするようになったおじさん。「吸血鬼すぐ死ぬ」や「からかい上手の高木さん」など数多くの漫画に、自分でも知らない内にモブとして登場している。 現在はGame*Sparkや他メディアでおじさんの絵やゲームの絵日記を連載中。お仕事の依頼は吉田輝和ツイッターからどうぞ。

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