「PCエンジンmini」プレイレポ―『スナッチャー』など伝説のタイトルに触れてきた!【TGS2019】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

「PCエンジンmini」プレイレポ―『スナッチャー』など伝説のタイトルに触れてきた!【TGS2019】

東京ゲームショウ2019コナミブースに出展されていた「PCエンジンmini」のプレイレポをお届け。国内34本+海外24本はボリューミー。

ゲーム文化 レトロゲーム

東京ゲームショウ2019コナミブースにてプレイアブル出展された「PCエンジンmini」のプレイレポートをお届けします。

コナミブースの一角に設置された円形のスペースには、待機列の途中にPCエンジンのロゴが記載されたTシャツと「TurboGrafx-16」、「PCエンジンコアグラフィックス」、「CD-ROM2+インターフェイスユニット+PCエンジン」、「PCエンジンmini」とマルチタップが展示。オリジナルのPCエンジン本体とminiを見比べてみると多少小さくなっていることがわかります。



試遊時間は15分。まずは小島秀夫監督の『スナッチャー』をプレイしました。15分という時間ではジャン・ジャック・ギブスンから緊急連絡が入るシーンまでプレイ出来なかったものの、プレイそのものは快適でCDのロード時間がほぼありませんでした。グラフィックも美麗で、PCエンジン特有のノイズもなく高音質なところも特筆に価する魅力でしょう。特にCD-ROM2タイトルはロード時間の長さが目立っていたため、半導体の進化を感じさせてくれます。

『スナッチャー』にはもちろん小島監督の名前も


PCエンジンminiのコントローラーはオリジナルにほぼ近い質感を持っているようにも思えましたが、『スナッチャー』のシューティングレンジをプレイした際に十字キーの斜め入力の反応が良くなく、かなり力を込めないと中央に戻ってしまうことが多々ありました。この状況は公式も認識しており、試遊したユーザーを対象に意見を求めています。


「PCエンジンmini」のシステム面に目を向けてみると、内部システムの選択や、名前が出ていなかったものの5種類のスクリーン設定を確認できました(スクリーン設定は恐らく通常、4:3、ドットバイドット、フルスクリーン、PCエンジンGT)。海外版へのアクセスは、通常の画面右下にある「TurboGrafx-16」のアイコンを選択するだけ。国内タイトル+海外タイトルが収録されるというお得感は大きく、『PC電人』や『R-TYPE』を遊べるのは嬉しいところです。


「PCエンジンGT」のフレームも選択出来る。筆者は一度だけ「PCエンジンGT」実機を見たことがあったが、単三電池6本使うという燃費に驚いた。ちなみにこのフレームはCD-ROM2タイトルにも適応可能




ここでひとつ面白い機能をご紹介。CD-ROM2タイトルはPCエンジンが持つシステムカードを「システムカードVer.2.1」にダウングレードした状態での起動も可能(セレクト+Iボタン)で、システムカードのバージョン違いに応じた警告画面も表示されるという、オールドゲーマーには嬉しい機能もありました。






「PCエンジンmini」は、2020年3月19日に発売予定。価格は10,500円(税抜)です。収録タイトルは国内/海外タイトルを合わせて58本です。

《G.Suzuki》

ミリタリーゲームファンです G.Suzuki

ミリタリー系ゲームが好きなフリーランスのライター。『エースコンバット』を中心にFPS/シムなどミリタリーを主軸に据えた作品が好みだが、『R-TYPE』シリーズや『トリガーハート エグゼリカ』などのSTGも好き。近年ではこれまで遊べてなかった話題作(クラシックタイトルを含む)に取り組んでいる。ゲーム以外では模型作り(ガンプラやスケモ等を問わない)を趣味の一つとしている。

【注目の記事】[PR]
コメント欄を非表示
※一度コメントを投稿した後は約120秒間投稿することができません
※コメントを投稿する際は「利用規約」を必ずご確認ください
  • スパくんのお友達 2019-09-16 9:36:40
    スプリガンmk2入れてくれたのは良かったけどもう一息。
    個人的にはシュヴァルツシルトもほしい。
    2 Good
    返信
  • スパくんのお友達 2019-09-15 13:28:06
    フェイス、デコ、トンキンが入ってて欲しかった
    1 Good
    返信
  • スパくんのお友達 2019-09-15 1:55:57
    さすがにバージョン1.0は無理だったか
    セーブデータ改変ができたんだよ。
    6 Good
    返信

編集部おすすめの記事

特集

ゲーム文化 アクセスランキング

  1. 「全てが報われた気がした」―初めてSteamでゲームをリリースし、レビューを貰って泣きそうに…とある個人開発者の経験談

    「全てが報われた気がした」―初めてSteamでゲームをリリースし、レビューを貰って泣きそうに…とある個人開発者の経験談

  2. Steamで「非常に好評」和製FPS『カルトに厳しいギャル』スイッチ版6月26日発売決定!

    Steamで「非常に好評」和製FPS『カルトに厳しいギャル』スイッチ版6月26日発売決定!

  3. いのまたむつみ氏没後初となる画集「MIA」が発売決定!「猫と少女」を中心に、『テイルズ オブ』シリーズなど代表作や未発表のイラストを掲載

    いのまたむつみ氏没後初となる画集「MIA」が発売決定!「猫と少女」を中心に、『テイルズ オブ』シリーズなど代表作や未発表のイラストを掲載

  4. レトロゲームの4:3アスペクト比はもう伝わらない!?「Nintendo Classics」画面両端の余白をどうにかしたい海外ゲーマー

  5. 『ゼンゼロ』キャラのボディラインをじっくり観賞できる裏ワザ―「新しい一日を作ってくれた神に感謝」

  6. 司法修習生が観光地でダンジョン探索&モンスター討伐!『ヒンターベルクのダンジョン』PS5/PS4版6月26日に発売決定

  7. 完璧主義者を狂わす小さな発見―Steamのあるボタンが“ほんの少し”ズレているとの指摘【UPDATE】

  8. Steamのほんの少しズレたボタン、9年以上の時を超え修正―指摘から3日も経たないスピード対応

  9. 故郷を取り戻すため戦う。終末世界タクティカルゲーム『Dustwind: Resistance』PC/コンソールで配信

  10. PvPvEオープンワールド囚人サバイバル『SCUM』正式リリース! 厳重管理された島で生き延び脱出を目指せ

アクセスランキングをもっと見る

page top
レスポンス
ユーザー登録
ログイン
こんにちは、ゲストさん
Avatar
メディアメンバーシステム