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『STATIONflow』新宿駅・渋谷駅を超える“ダンジョン”駅を作ろう!【爆速プレイレポ】

DMM GAMESよりSteam向けに正式版がリリースされた『STATIONflow』について生の内容をお届けしたいと思います。

連載・特集 プレイレポート
『STATIONflow』新宿駅・渋谷駅を超える“ダンジョン”駅を作ろう!【爆速プレイレポ】
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最新ゲームが毎日大量にリリースされる昨今。メーカーやストアのゲーム紹介だけでは「どんなゲームかわからない!」とお嘆きのGame*Spark読者も多いのではないでしょうか。そこで“なるべく早く”ゲームの生の内容をお届けするのが本企画「爆速プレイレポ」となります。

今回は、2019年12月20日にDMM GAMESよりPC向けにSteam早期アクセスが開始、2020年4月15日に正式版がリリースされた『STATIONflow』について生の内容をお届けしたいと思います。



『STATIONflow』とは


本作は地下鉄の駅構内を設計・整備し、利用客が迷わずに出口やホームまでたどり着けるように、道や階段、案内標識などを設置していくゲーム。駅といえば、地下鉄ではないですが、新宿ダンジョンと呼ばれる新宿駅、さらに複雑化した渋谷駅など、現在の日本においても魔境と化した駅が思い当たったり、悩まされている読者の方々も多いはず。しかし、本作では、非常にシンプルな都市部の地下鉄駅構内から、徐々に高度で複雑化した駅を作り・改修して楽しめます。

『STATIONflow』の実内容に迫る!



まず、本作の1つ目の特徴として、非常に流暢で違和感のない日本語でプレイができるということ。その理由はもちろん、DMM GAMESが開発をしている、国内産のタイトルだから。海外デベロッパーが手掛けたようなデザインに思えたため、翻訳担当が優秀だったんだなと筆者は思っていましたが、実は日本発のゲームだったというオチがいきなり待っていました。少なくとも翻訳ミスや翻訳漏れといったことを一切気にせず、非常に丁寧な言い回しの日本語でプレイできるというのは、特に英語が苦手なプレイヤーには嬉しいところではないでしょうか。最近のタイトルではなかなか感じられない体験でした。

まずはタイトル画面でニューゲームをクリックするとマップ画面が開きます。ここで確認しておきたいのが、画面右部のスライダー類。ここでそれぞれの項目を調整し、難易度を調整することができます。どの項目も右側へ行けば行くほど難しくなっていき、左へ行けば簡単になっていきます。なお、1つでも最低値にすると「超イージー」となり、実績が取得できないそうです。とはいえ、チュートリアルなのでまずはそのままプレイしてみましょう。


もう終わったの?と思ったら自分でできるようになっている


チュートリアルでは、簡単な構造の駅を、順を追って説明を受けながら作っていくことになります。画面上のどこかには動画で操作方法が示されるため、わからなくなってしまった場合は、動画をじっくりと見るだけでわかるというすぐれものです。操作方法もそのまま真似するだけで良いため、どんどんと理解が進みます。


ここで注意したいのが、通路などのサイズを変更できるアイコンには、それぞれ特徴があるということ。●であればその角だけを移動させることができ、■であればその辺を移動させることができ、●→のようなものではオブジェクト自体を回転させることができます。間違って致命的な形になってしまった場合は、中央に出ている×をクリックすることで、削除することができます。また、緑の円で囲まれているのが施工費用で、青背景のものは施工時間です。編集が終わったら、最後にチェックマークのボタンを押して、建設に入りましょう。そういった感じで、指示通りに通路や階段、方向案内をどんどんと設置していき、迷いにくいような配置にしていくのが目標となります。

プレイしていると案外あっさりと終わってしまうものの、きっちりと1つずつ理解しながらチュートリアルを進めていけるのが本作の丁寧さであり、良さのように感じます。この後は自由にプレイして良いとのことなので、あらかじめ設置されている他の出口を駅構内へ、どうやって便利良く使えるように繋げていくかを考えながらプレイしてみるのも良いでしょう。この点は実際の駅が非常に参考になるので、どういったところにどんな看板があったかを思い出しながらやってみるのもオススメです。

自分でダンジョンも作れる



チュートリアルに満足したら公式マップをそのままプレイしてみてもいいでしょう。現時点でも、クラシックステーション、ステップステーション、スパイラルステーション、ダンジョンステーション、ディープステーション、ヘクサステーションの6マップが用意されており、それぞれ駅の特徴が名前で示されていますが、ちらっとマップを開いて覗いてみても、1つ目のクラシックステーションですら「うわっ……」となるほど、やりごたえしか見えてこないマップが楽しめます。ニューゲームでプレイする分には徐々に開放されていくため、全貌が見えていない=手を付けるところが少なく、徐々に地下鉄駅を利用者の多い大きな駅へと成長させていく手腕が問われます。

一方、マップ作成では、1から自分の考えた配置でプラットフォームや出入り口などを設置できますし、既存のマップを複製して、それをベースに改変していくこともできます。ここにピンと来た人は、自分の最寄り駅や知っている駅を作って楽しむ、といった楽しみ方も十分にできそうです。

今回は爆速プレイレポということで、急いでプレイし、急いで原稿を仕上げるという形にはなってしまいましたが、正直なところ、少し触った時点で「あ、これは時間が吸われるタイプだ」と感じました。同じ地下鉄をモチーフとした『Mini Metro』とは異なり、1つの駅、それも構内を作り上げていくといった点が、よりじっくりと楽しめるところであり、ストラテジー的でありながらもサンドボックス的な楽しみ方ができるのだと思いました。

「あの駅の作りはひどい。自分だったらもっと上手くできる!」という自信やこだわりのある方には是非オススメしたいタイトルです。

タイトル:『STATIONflow』
対応機種:PC(Steam
記事におけるプレイ機種:PC(Steam
発売日:2020年4月15日
記事執筆時の著者プレイ時間:2時間
価格:1,840円(税込)



《kuma》

kuma

作詞家/作編曲家/元Esports競技勢。FPS、アクションRPG、シミュレーター系が主食。ハードウェア・ソフトウェアレビュー、インタビューなどをやっています。

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