今回は、Kalypso Media Japanから発売される『トロピコ6 Nintendo Switchエディション』です。
本作は、独裁者としてカリブ海の島国を運営していく独裁国家シミュレーション。プレイヤーは、国家を発展させるために善政、もしくは悪政を敷いていくことになります。
独裁者といえば……僕の友達の大原君(妻子持ち)は、小学校の卒業文集で「王になって国を治める!」と将来の夢を綴っていたそうです。
まぁ……現在はバッキバキの無職なわけですが。ちなみに僕の小学生の頃の夢は造船技師でした。それがまさかこんな大人になるとは……。
プレジデンテ(大統領)はモヒカンアロハ!
ゲームモードは、基本操作やシステムが学べるチュートリアル、様々な時代や島を舞台に与えられた勝利条件を達成するミッション、設定を自由にカスタマイズ出来るサンドボックスの3つが用意されている。
サンドボックスはいわばフリーモードのようなもので、各種難易度や災害頻度などが自由に調節可能だ。初期資金を最大にすれば財政を気にせず自由に設備の建築が出来そうだな。
まあまずはメインモードであろうミッションをやってみよう。
最初から開放されているステージは1つだけ。このミッションは、トロピコ総督になって革命派と共謀し、帝国に独立を宣言するのが目的だ。
まずはプレジデンテの見た目を設定しよう。髪型やヒゲ、衣装やアクセサリーといった項目がカスタマイズ可能だ。
お、モヒカンの髪型もあるな!
なんだか南国にいる自称自由人みたいな胡散臭いおっさんになった……。
プレジデンテだけではなく、宮殿の外観も設定可能だ。
独裁国家にふさわしい宮殿に仕上げよう!
農園、防衛設備、娯楽施設……何から建てる?
住宅や農園など、予めある程度の設備が立ち並んでいる。
このミッションは、全く何もない荒れ地から町を作るといったわけではないようだ。
様々な勢力から「劇場を建てろ」「輸出ルートを開け」といったクエストがどんどん発注される。要求に答えると金銭や任期の延長、革命派の移民などの報酬がもらえる。
任期の終了=ゲームオーバーなのだが、チュートリアルをすっ飛ばして始めたせいでシステムを理解しておらず、初回プレイ時は気がついたら任期が切れ、クビになってしまった。
独裁国家の国家元首がクビになるって……その後は一体どうなるんだろう。
気を取り直して最初のクエストである砂糖の農園を建てよう。土地や地形によっては設備が建てられなかったり、生産効率が増減したりする。
生産した砂糖はラム酒蒸留所でラム酒に加工し、他国に売り払ってお金をガッポガッポと稼ぐ。
最初の頃は、単純にクエストで要求されたものを建てていけば良いだけなのだが……
お金稼ぎに熱中しすぎて軍備をおろそかにした結果、ノーガードで海賊の襲撃を迎えてしまった。
せっかく建てた農園などの設備がぶっ壊された。
結局建て直すのにお金がかかってしまうので、優先順位を考えながら建てねばならなかったのだ……。
時には国民には涙をのんでもらわねばならない!
他国との交易や防衛設備も大事だが、国民の掌握も重要だ。
国民全体の幸福度は、このミッションのクリアにおいて必要不可欠なのだ。
本作では、国民全体はもちろん、ひとりひとりのデータも確認出来る。何に対して幸福を、そして不満を感じているかを知るのはプレジデンテの義務であろう。
思ったより我が国民たちは不幸のようだ。住居を建て、就職出来るように仕事場を増やし、教育施設を建てて知識を与える。国民が幸せになれば国もプレジデンテも幸せになる……わけではない。
時には非情な選択を迫られることも……。
歩いている国民にカーソルを合わせると個人データが見られる。その中には殺害や事故に見せかけるといった物騒な項目があるぞ。
反対派の国民をブタ箱にぶち込んだり殺害したりすることで、自分の思い通りの政治が行えるのだ!
……いやまあこのミッションではそこまで手を汚す必要はなさそうなんだけどね。
後日、別のミッションで殺害を試してみたら……白昼堂々町中で射殺されていた。怖っ!
でも、こうやって独裁者として悪事に手を染めるのも面白いな……!
従来の国家運営ストラテジーと違って、時には悪政を行う必要があるので、プレイ中は、独裁者として国家を運営している気分になりました。難易度は3段階から選択出来るので、シリーズ未経験の僕でも楽しめました。
出来ることが多いので覚えるべきことも多く、チュートリアルからしてかなりのボリューム。一通りチュートリアルは終えたものの、覚えきれていないシステムもいっぱいあります……。まあその内に実地で覚えるのですが。
ニンテンドースイッチ版は携帯モードがあるので、色んな体勢でプレイ出来るのが良かったですね。
『トロピコ6 Nintendo Switchエディション』は、ニンテンドースイッチを対象に2021年4月22日発売予定です。
吉田輝和のプロフィール:自画像の絵日記を20年以上書き続けている謎のおじさん。近年、「ちおちゃんの通学路(KADOKAWA)」や「お稲荷JKたまもちゃん(一迅社)」、「からかい上手の高木さん(小学館)」などの人気漫画のモブキャラとして登場しており、これまでアニメ作品に3回登場した。何故こんなに漫画に登場しているのか、描いた漫画家も吉田本人もよくわからないらしい。 最近、『スカイリム』を二人でプレイする絵日記企画「スカイリム二重人格ロールプレイの旅」をはじめた。同企画の最新話通知用Twitterはこちら。吉田輝和個人のTwitterはこちら。「吉田輝和の絵日記」で取り上げてほしいゲームタイトルがありましたら、こちらの申込みフォームで教えてください!すべての要望には応えられませんが、それでも出来るかぎり応えていきたいと思います。