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ハンティングホラー『Skinwalker Hunt』―前作『Witch Hunt』ほど売れるとは思わなかった【開発者インタビュー】

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ハンティングホラー『Skinwalker Hunt』―前作『Witch Hunt』ほど売れるとは思わなかった【開発者インタビュー】
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気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Andrii Vintsevych氏開発、PC向けに6月5日に早期アクセスが開始されたハンティングホラー『Skinwalker Hunt』開発者へのミニインタビューをお届けします。

本作は、高い評価を受けた悪魔狩りFPS『Witch Hunt』(開発者インタビュー)の開発者による新作ハンティングホラー。プレイヤーはアメリカ先住民のモンスターハンターとなり、「スキンウォーカー」と呼ばれる伝説の生き物を狩るのが目的です。アイテムやNPCなどの位置がプレイする度に変わるため、高いリプレイ性も特徴。記事執筆時点では日本語未対応です。

『Skinwalker Hunt』は、1,010円で早期アクセス配信中


――まずは自己紹介をお願いします。

Andrii Vintsevych氏(以下Andrii)フルタイムでインディーゲーム開発をしているAndrii Vintsevychです。33歳で、主にPC向けのインディーホラーゲームの開発をしています。ウクライナ・キエフ出身で、今もここに住んでいます。フルタイムのインディー開発者になる以前は、様々なゲーム用のマップやMod制作をしており、いくつかのスタジオでゲームデザイナーもしていました。

――本作の開発はいつどのようにして始まったのでしょうか?

Andrii本作の開発が始まったのは、私の一つ前の作品である『Witch Hunt』の開発を完全に終えた後です。私は一旦ゲーム開発から離れて長い休暇を取ることとし、『Witch Hunt』を時々アップデートするだけのような生活をしていました。休暇をいつ終え、いつ次のゲームを作り始めるかは特に決めていなかったのです。

結局、新しいゲームの開発をしようと決心するのですが、今度は「自分がやりたい時にだけ作業をする」と言った感じで、とてもリラックスした状態でゲーム開発をしようと思いました。そんな感じで、ある意味まだ休暇を取っている間に本作の開発がスタートしたと言えるでしょう。

私は1人でインディーゲームを開発し、成功してきましたので、いつ、どこで、どのように作業をするかという自由があります。ある日は14時間仕事をし、ある日はまったくしないこともあります。本作の開発にどれだけの時間を使ったかも計測していないので、早期アクセスに漕ぎ着けるまで、何時間かかったかはよくわかりません。ただ言えるのは、本作の開発をスタートさせたのは2018年の第4四半期ということですね。

――本作の特徴を教えてください。

Andrii本作はホラーとハンティングシミュレーターをミックスさせたゲームですので、そういう意味で他の多くのホラーゲームと差別化できているでしょう。ハンティングとホラーが合わさった初めてのゲームではありませんが、このサブジャンルの他のゲームと比べても、本作はもっと複雑で野心的です。

このサブジャンルにおいて、本作が最も革新的な点は、あらゆるアイテムやオブジェクトの場所が完全にランダムだという点だと思います。これにより、本作は他のハンティングホラーゲームよりも高いリプレイ性があるのです。また、これに回答させていただいている時点で、本作はSteam上で最も高い評価をいただいているハンティングホラーゲームです。

――早期アクセスはどれぐらいの期間を予定していますか?今後どのような要素が追加されるのでしょうか?

Andriiコンスタントに追加したい良いアイデアが生まれてくるので、早期アクセスがどれぐらいの期間になるかはわかりません。すでに複数の新しいマップの追加はお約束させていただいていますが、ゲームシステム面ですと、次のパッチで何が追加されるか、私にもまだわからないのです。

今、最も優先度が高い追加要素はすべて過去7日間で作りました。そんな感じなので、私はおそらくロードマップというものを一生作ることが出来ないでしょう。ロードマップに従うというためだけに、良いアイデアを無駄にしたくないのです。

――早期アクセスとしてリリースしてみた感想を聞かせてください。

Andrii本作は私の一つ前の作品である『Witch Hunt』ほど野心的な作品ではないので、正直、これほど売れると思いませんでしたし、これほど高い評価もいただけるとは思っていませんでした。現時点で多くの低評価は『Witch Hunt』が好きだった人からのものですので、そういう意味で私の予想は正しかったのですが、本作は『Witch Hunt』よりスコアが高く、売り上げも多いのです。また、本作の配信やいただいたフィードバックから、多くの素晴らしいアイデアをいただけているというのも、早期アクセスの嬉しいところですね。

――本作が影響を受けた作品はありますか?

Andrii本作のシステムやアイデアはたくさんのゲームや映画からインスピレーションを受けています。しかし、本作に主に影響を与えたのは『Rake』と『BIGFOOT』です。私の一つ前の作品である『Witch Hunt』のDNAを受け継いでいる部分もありますが、ハンティングのゲームシステムはまったく異なります。

素晴らしいゲームデザイナーはたくさんのゲームをプレイすべきだと思っていますが、残念ながら自分ではそれが出来ていません。1人でインディーゲームを作っていると、他のゲームをやる時間があまり取れないのです。

――本作の日本語対応予定はありますか?有志翻訳は可能でしょうか?

Andrii私が過去に作ってきたゲームはすべて日本語に対応しています。しかしこれまで同様、本作も早期アクセス中は3つの言語にしか対応していません。早期アクセス中はゲームが大きく変わりますので、多くの言語に対応させてしまうと、開発がとても遅くなってしまうのです。

早期アクセス終了が近づきましたら、他の言語対応にも取り掛かり始める予定で、おそらく日本語はまず真っ先に対応させる言語になるでしょう。日本語訳はおそらく前作を訳してくれた方に頼むことになると思います。

――新型コロナウイルスによる開発への影響はありましたか?

Andrii2020年、私の母は大病を患って他界しました。新型コロナではありませんでしたが、コロナ禍でなければ、もっと早く病院に行くことが出来ていたでしょう。新型コロナがなければ、まだ母は生きていたかもしれません。こういったこともあり、私は半年間ゲーム開発に手をつけることができず、今も私は祖母の介護をするために多くの時間を使っています。

また、本作の中国語訳を担当していた方と連絡がつかなくなってしまいました。これも新型コロナの影響の可能性が高いと思っています。それ以外には、私は1人で開発しているということもあり、本作の開発に大きな影響を与えたものはありません。それに、私はとても引きこもりがちな人間なので、このパンデミックが私のライフスタイルや精神面に大きな影響を与えたりもしませんでした。

――本作の配信や収益化はしても大丈夫でしょうか?

Andriiはい。

――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。

Andrii日本でもPCゲームの人気が高まってきており、嬉しい限りです。それに日本のゲーマーの皆さんは、他の国と比べても、幅広いジャンルに興味を持っているということが明らかです。日本のゲーマーの皆さん、いつもサポートいただき、ありがとうございます!

――ありがとうございました。

◆「注目インディーミニ問答」について
本連載は、リリース直後インディーデベロッパーメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に400を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。

《Chandler》

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