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7日目が迎えられない!激ムズローグライクサバイバルACT『MUCK』でMUCK!MUCK!【プレイレポ】

Steamにてユーザーレビューで「非常に好評」を獲得した、無料で遊べるローグライク・サバイバルACT『MUCK』のプレイレポをお届け!

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今回は2021年6月5日に個人デベロッパーDani氏より、PC(Steam)向けにリリースされた『MUCK』のプレイレポをお届けします。

本作は、Youtuber兼ゲームデベロッパーであるDaniel W. Sooman氏(通称:Dani)が、個人で開発したローグライク・サバイバルゲームです。約4年ほど前からJavaでプログラミングの世界に入ったDaniは、2018年頃からUnityでゲーム開発をスタートさせており、その頃からデベロッパーブログとしてYoutubeチャンネルを開始。

これまで多くの2Dアクションやスマホゲームを開発しており、Youtubeの登録者数は260万人以上。本作の開発秘話の動画視聴回数は500万回を超えています。また、過去には視聴者から出た5つのアイディアを組合わせたゲームを作るとおった視聴者参加型企画もありました。『MUCK』は、そんな視聴者から「なんでマルチプレイのサバイバルゲームの制作に挑戦しないんだい?(それとも、できないの)」というコメントから生まれたのです。

He said I Couldn't Make a Multiplayer Survival Game... So I Made One!


ローグライク×サバイバルが絶妙にマッチした『MUCK』―継続的なアップデートにも期待

本作は、Dani氏が好きなローグライク『Risk of Rain』や、『Valheim』『マインクラフト』の要素を組み合わせた、マルチプレイ主体のローグライク・サバイバルゲームです。

ゲームの目的はできるだけ長く生き延びること。さらにリリースされてから約2ヵ月で、バグフィックスに留まらず、新しいアイテム、集落やボス、クリアしたいプレイヤー向けに島の何処かにある船を探し、修理して脱出するストーリーなど新要素が加わりました。Dani氏のことなので視聴者やSteamでの意見を取り入れて、今後も様々な変化が加わることでしょう。

ゲームモードは、サバイバル、バーサス、クリエイティブモードの3つ。ゲームの難易度は、イージーでも敵はかなり強く、一度出現すると倒すまで追われ続けます。マップはランダム生成で、倒されるとワールドは消滅しますが、シード値を入れれば毎回同じマップでプレイ可能です。

マルチプレイ主体の難易度で、協力プレーなら簡単になるのかと思いきや、人数が増えれば敵やボスも増え、プレイヤーをしっかり倒しにくる仕様に変化なし。シングルプレイの場合は一度倒されるとゲームオーバーですが、マルチプレイの場合は倒されても仲間に復活させてもらえます。

『マインクラフト』経験者ならとっつきやすいシステムだが……

本作は、ゲームをスタートさせると『マインクラフト』と同様に、島やアイテムがランダム生成され裸一貫で世界に放り出されます。簡単なチュートリアルはありますがオマケ程度で、石を手に入れて、木を倒し、木材を集めたら「作業台」を作るところまで。あとは好きに試してね!経験者なんだから分かるよね?といったところでしょうか。

ゲームの流れは、夜になるとプレイヤーの周辺に敵が沸き、日が過ぎる度により強力な敵が現れ、6日前後にはボスが出現します。それを繰り返して生き延びていくわけですが、日が短く日中、夜に向けて準備できる時間が5分程度なため、立ち止まって考える暇ありません。

作業台ができたら、木材を集めてオノとツルハシを作成。岩を崩して石を集めたら、かまどや調理場を作ります。集める鉱石にはグレードがあり、採掘するには相応のツルハシが必要になるので、グレードの高い武器や防具を作るためにはオノとツルハシのアップグレードが欠かせません。

また、サバイバルゲームなので、空腹になるとスタミナも無くなり、ダッシュやジャンプが不可能に。料理をするか、「体力」「満腹度」「スタミナ」のステータスバーの色に応じたキノコを食べて、夜になる前に回復させておきます。

そうこうしている間に、日が落ちるとプレイヤーの周りに敵が数体出現。初日の雑魚敵にも関わらず、攻撃力と体力が比較的高いので、油断していると直ぐゲームオーバーに......MUCK! (文章の語尾にMUCKを付けるのがMUCKERの証!?)

Dave !

ちなみに、最初に出てくる2足歩行のなんだかよく分からない生物はデイブ(Dave)という名前だそう、Dave次こそは!

初回プレイでは...いや、プレイし始めは3日程度生き延びればいい方で、結局ノーマルの難しさに断念し、難易度をイージーに。これで少しは楽になるだろうと思いきや、そんな甘くはありません。

プレイヤーの能力値は、武器や防具を装備する以外にも、島のあちこちに放置された宝箱からステータスをアップできるアイテムが入手可能です。宝箱は、敵を倒すか、ゴールドを精製して手に入るコインを使って開けていく訳ですが(無料の宝箱もアリ)、宝箱にもグレードがあり、グレードが高くなるほど多くのコインが必要になります。

オレンジジュースは攻撃スピードがアップ

グレードの低い宝箱からは、スタミナ、移動速度、体力アップなど基礎体力を上げる物が多く、グレードが高くなると攻撃時に体力回復やイナズマの効果、グレードアップ済みの武器などが入手可能。同じステータスアップのアイテムを獲得すると、そのステータスが重複して強化されていくので、最終的にとんでもないジャンプ力や移動速度を獲得できます

コインは、ゴールドを精製して作成できるので、金塊さえ見つかればコインに困ることはなくなります。

プレイに慣れてようやく6日の夜を迎えると遂に初ボス!剣を構えたボスで、これまでの雑魚敵とは比べ物にならないカッコよさ。やっとボスに辿り着けた嬉しさと、未知の強さにたじろぎながらも挑むこと10秒......2撃で倒されました。とんでもない強さのボスにMUCK!と連呼せざるを得ません!

その後何度も挑戦するも7日目の朝を迎えられず......申し訳ありませんが、本稿執筆時点で未だに最初のボスが倒せません......MUCK!

マルチプレイにも対応しているが、簡単にはなりません

本作をプレイしているユーザーが多いこともあり、Steam掲示板では頻繁にマルチプレイの募集を見かけます。参加のやり方は簡単で、掲示板に載っているIDをコピーして本作起動後に、ID入力欄にペーストしJoinすればOKです。

Youtube視聴者から「マルチプレイのサンドボックスゲーム作れないの?」というコメントから制作されたゲームだけに、やはり本命はマルチプレイ。協力プレイでは、倒された仲間を復活させられるので、より生存できる可能性もあり、なにより敵を一緒に倒せる達成感もアリ(ただし、7日目は迎えられず......。)まさか、6日目に巨大なゴーレムが2体も出てくるなんて聞いてないよ……。

もっと人数を増やせば倒せるのでしょうか......?また本作には建築要素もあり、協力プレイでも建築物を建てることはありませんでしたが、時間があればいろいろ試してみたいところです。建築物を思いっきり建てて楽しみたい場合は、夜に敵が出現しないクリエイティブモードがおすすめ。実はサバイバルで、少し建ててはみたものの隙間だらけの酷い建築物に......時間がないから焦る焦る。

ここまで紹介してきた『MUCK』。かなり難易度高めで、一日が短いことで緊張感が途切れないゲームプレイが楽しめます。本作をより楽しむには、できればDani氏のYoutubeもあわせて観てもらいたいところです。開発秘話や、現在開発中のタイトルなどDani氏と視聴者あっての『MUCK』なんだなとも感じます。ちなみに、開発秘話パート2もあります。

集落ではトレードも可能

今回紹介しきれなかった要素は船の修理や、強化な敵が出現するチャレンジ要素、集落などもあり、今後更に新要素が追加される可能性もあります。とびきりのやりがいを感じられる本作、これが無料で楽しめるとあらば、やらないのが損!という内容に仕上がっています。

タイトル:MUCK
対応機種:PC(Steam)
記事におけるプレイ機種:PC(Steam)
発売日: 2021年6月5日
記事執筆時の著者プレイ時間:4時間
価格:無料
《うなぎ》
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