探偵要素に全力を注いだサイバーパンク推理RPG『Gamedec』―映画「シン・シティ」のような永遠の夜と残虐性も特徴【開発者インタビュー】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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探偵要素に全力を注いだサイバーパンク推理RPG『Gamedec』―映画「シン・シティ」のような永遠の夜と残虐性も特徴【開発者インタビュー】

日本語ローカライズ作業進行中!かなり丁寧に行なっているのが伝わってきます。

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探偵要素に全力を注いだサイバーパンク推理RPG『Gamedec』―映画「シン・シティ」のような永遠の夜と残虐性も特徴【開発者インタビュー】
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気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Anshar Studios開発、PC向けに9月17日にリリースされたサイバーパンク探偵RPG『Gamedec』開発者へのミニインタビューをお届けします。

本作は、仮想世界で探偵となり発生する犯罪を解決していくRPG。22世紀のワルシャワを舞台に、プレイヤーは仮想ゲーム世界の秘密を暴き顧客から報酬を得る「ゲームデック」と言う探偵の一人となり、様々な犯罪を暴いていきます。記事執筆時点では日本語未対応ですが、東京ゲームショウに参加したパブリッシャーによると、2022年夏に日本語ローカライズを予定しているということです。(なお、本インタビューは東京ゲームショウの前に行われています)

『Gamedec』は、3,960円で配信中


――まずは自己紹介をお願いします。一番好きなゲームは何ですか?

Mateusz Greloch氏(以下Mateusz)こんにちは、Mateusz Grelochです。Anshar Studiosのコミュニティ・マネージャーをしています。

私は『ファイナルファンタジー』シリーズやあらゆるジャンルのゲームが大好きですが、一番好きなのは『FRONT MISSION3』です。覚えていないほどの時間、ヴァンツァーをカスタマイズをしては、それをバトルでテストするということを繰り返していました。スクウェア・エニックスには、ぜひ『FRONT MISSION3』のような戦略シミュレーションのシリーズ最新作を作っていただきたいですね。

――本作の開発はなぜ始まったのですか?

Mateusz小説シリーズ「Gamedec」の著者であるMarcin Przybyłekは、自分の書いた小説を元にしたゲームを作ってくれる開発スタジオを探していました。Anshar StudiosのCEOであるŁukasz Hacuraは彼と会い、何度か一緒に話をした後、二人はRPGとしてこれをゲーム化しようと決断したのです。

――本作の特徴を教えてください。

Mateusz本作では戦闘要素を完全に排除し、分岐するストーリー、探偵としての業務、環境からのデータ収集、取調べ、と言ったものに力を入れました。それから推理へと進み、事件が動いていきます。本作では忍耐力と几帳面さが重要となってくるのです。同時に、一つの事件だけでなく、本作を終えた後にも頭の中にずっと残るような、世界観、キャラクター、プロットを意識して開発しました。

――本作はどんな人にプレイしてもらいたいですか?

Mateuszメインとなるターゲットは、ペンと紙を使った昔ながらのRPGや、クォータービューのRPGが好きな人たちです。本作には戦闘がありませんので、ストーリーやキャラクターたちのことを深く知るため、そして事件を解決するため、たくさんのテキストが出てきます。

――本作が影響を受けた作品はありますか?

MateuszMarcin Przybyłekによる小説の要素をゲームに落とし込むため、たくさんのイマジネーションを必要としました。それでも、フィクションというものは、ポップカルチャー要素が入っているのがベストだと思いますので、たくさんのものからインスピレーションを受けています。暗い天気、永遠の夜、雨、車、残虐性など、映画「シン・シティ」とよく似たものが本作でも見られるのではないでしょうか。

他のサイバーパンク作品も、本作の世界観に影響を与えています。例えば、Low Cityの見た目ですが、これは「ブレードランナー」「トータル・リコール」などと言った同ジャンルの映画から強い影響を受けていますし、本作の中に登場する「Harvest Time」というゲームは、明らかにマカロニ・ウェスタンと基本プレイ無料のモバイルゲームを意識しているのがわかるかと思います。マルチバースというのは様々な元ネタを採用できるのが強みですね。

――本作の日本語対応予定はありますか?有志翻訳は可能でしょうか?

Mateuszこの件につきまして、良いニュースと悪いニュースがあります。

まず、良いニュースですが、すでに日本語ローカライズ作業は進行中です。アジアの共同パブリッシャーであるWhisperGamesが、英語から日本語へのローカライズを担当しています。

悪いニュースですが、日本語ローカライズにはまだまだ時間がかかるということです。本作は、ハイコンセプトでたくさんのテキストがあるゲームです。元の言語はポーランド語であり、英語を含め、他の言語に翻訳するというのはとても大きなプロジェクト(ポーランド語で26万ワード以上)なのです。日本のプレイヤーの皆さんに最高の体験をお届けするためにも、日本語版リリース前にかなり念入りに翻訳の精査を行わなくてはいけないと思っています。

このように、公式の日本語ローカライズは進行中ではありますが、品質保証段階になったら、日本のファンの皆さんの協力は大歓迎です。特にポーランド語がわかる人でしたら、大助かりです。もし興味がございましたら、メールでご連絡ください。

――新型コロナウイルスによる開発への影響はありましたか?

Mateusz開発メンバーの数人は以前からリモートで作業をしていましたので、オフィスから自宅に職場を移すのはそれほど大変ではありませんでした。2020年3月から2021年8月まで、ほぼリモートのみでの開発となりました。この間にも、Kickstarterで資金を集めることができ、開発は順調で、しっかりと給与の支払いもできています。様々な作業を最適化することで、新型コロナによる影響を最低限に抑えられましたので、他の業界ほど大きな影響は受けなかったと言えるでしょう。

――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか?

Mateusz配信、録画、レビュー…本作はすでにリリースされていますので、どうぞ好きなように楽しんでください。メディアやコンテンツクリエイターの皆さんからもっと多くのフィードバックをもらうことは大歓迎ですので、どうぞ遠慮なさらないでくださいね。

――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。

Mateusz私たちは日本をまさにRPGというジャンルの礎であると思っています。バーチャルワールドで犯罪と戦う探偵というストーリーは、私たちと同様、皆さんの心にも響くことでしょう。本作を日本の皆さんに紹介でき、そしてフルローカライズしてお届けできることをとても光栄に思っています。私たちは小さなインディー会社ではあるかもしれませんが、常に進化できるよう、そしてより良いゲームをお届けできるよう、全力を尽くして参ります。お時間いただき、ありがとうございました。そして、本作をどうぞお楽しみください。

――ありがとうございました。

◆「注目インディーミニ問答」について
本連載は、リリース直後インディーデベロッパーメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に500を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。

《Chandler》

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