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父と一緒に遊んだ思い出…ゲーセン経営シム『Arcade Tycoon: Simulation』―そして本人も父になる【開発者インタビュー】

新型コロナのせいで閉店するゲーセンはたくさん…一つのゲーム文化として生き残って欲しい!

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父と一緒に遊んだ思い出…ゲーセン経営シム『Arcade Tycoon: Simulation』―そして本人も父になる【開発者インタビュー】
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気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Squidpunch StudiosとVincent開発、PC向けに10月14日に正式リリースされたゲームセンター経営シミュレーション『Arcade Tycoon: Simulation』開発者へのミニインタビューをお届けします。

本作は、ゲームセンターのオーナーとしてアーケード筐体やトイレ、ATMなどを自由に配置し運営するゲームセンター経営シミュレーション。12の目標が異なるキャンペーンステージやサンドボックスモード、多くのランダムイベントなどが特徴です。日本語にも対応済み。

『Arcade Tycoon: Simulation』は、1,320円で配信中


――まずは自己紹介をお願いします。一番好きなゲームは何ですか?

Nigelこんにちは。本作の開発リーダーをしているNigelです。本作は4人で作りました。

私は『RollerCoaster Tycoon』を昼夜問わず遊んでいたのを覚えています。素晴らしいゲームでした。私が初めて遊んだゲーム機は、兄が持っていたシンクレアZX Spectrumで、『レミングス』と『ガントレット』を遊んでいました。私が初めて手に入れたゲーム機はメガドライブで、初めてプレイしたのは『獣王記』でした。これもとても良いゲームでしたね。

最近遊んだゲームの中で私が本当に素晴らしいと思ったのは、『バイオハザード RE:2』です。私は『バイオハザード』シリーズの大ファンなのです。また、私は子供の頃、父と一緒によくゲームセンターに行ったのですが、私たちはワンコインで『ポンピングワールド』『ゴールデンアックス』をクリアすることができましたよ。残念ながら父は私が若い頃に他界してしまったのですが、今でも父と一緒にゲームセンターで遊んだのはよく思い出します。

――本作の開発はなぜ始まったのですか?

Nigel私はインディーゲーム開発者や学生を助けるため、レトロゲームのチャリティイベントをイギリスで開催したことがあります。空気で膨らませる12メートルほどのマリオや、計100台のピンボールマシン、アーケード筐体、VR機器、レトロゲーム機を用意することができました。私は以前からずっとゲーム開発に興味があり、『Left 4 Dead』用のマップを作ってはウェブサイトで公開していました。少しリサーチしてみると、ゲームセンターの経営シミュレーションゲームがないということに気づき、これらすべてが本作開発のきっかけとなったのです。

――本作の特徴を教えてください。

Nigelたくさんあります。本作にはサンドボックスと計12ステージのキャンペーンモードがあり、それぞれのレベルにはいくつかのゴールが存在します。本作にはユーモアもあり、UFO、宇宙人、犯罪者たちがプレイヤーの作ったゲームセンターを破壊しにやってきたりします。何より、ゲームセンターを運営するゲームというのは他にないので、それも特徴でしょう。

――本作はどんな人にプレイしてもらいたいですか?

Nigel本作を遊んでいる主な人は、ユーモアのわかる10~14歳の男性で、次が懐かしさを楽しんでいる30~40代の男性になります。年齢層が上の人は本作をとても真剣にプレイしようとしがちですが、本作は純粋に楽しく、そして若い世代の人にビジネスについて楽しく学んで欲しいと思って作りました。お金の管理、収益、給与、支出、購買、人件費、などですね。

――本作が影響を受けた作品はありますか?

Nigel私は子供の頃、数えられないぐらいの時間『テーマパーク』『テーマホスピタル』そして『RollerCoaster Tycoon』を遊んできました。これらはどれも2Dであり、ドット絵でユーモアもありますので、本作が影響を受けた3大ゲームと言えるでしょう。

――新型コロナウイルスによる開発への影響はありましたか?

Nigelいいえ、全員自宅から作業をしていましたので、影響はありませんでした。

――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか?

Nigelはい、どうぞやってください。

――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。

Nigel本作がここまで来るのに5年かかりました。皆さんにも本作を楽しんでいただけると嬉しいです。レビューを書いていただくのが一番のサポートになりますので、ぜひお願いいたします。今後もアップデートは続けていくつもりです。

また、本作のローンチ前日に、私は父親になりました。そして日本は本作の売り上げ第3位の国です。本当に感謝しております。

――ありがとうございました。

◆「注目インディーミニ問答」について
本連載は、リリース直後インディーデベロッパーメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に500を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。

《Chandler》
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