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「All-out Warfare」は“カオスな戦場”を形成した『バトルフィールド 2042』先行イベントレポ!新たなマップの特徴もご紹介

ベータテストで体験できた「オービタル」以外のマップと、先行プレイレポから製品版で変わった要素についてお伝えしていきます。

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「All-out Warfare」は“カオスな戦場”を形成した『バトルフィールド 2042』先行イベントレポ!新たなマップの特徴もご紹介
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2021年11月19日(金)よりリリース予定のシリーズ最新作『バトルフィールド 2042(Battlefield 2042)』。11月12日からは先行アクセスが開始されます。この度編集部は、11月8日から10日までの3日間、本作の先行レビューイベントに参加しました。期待の本作を少しだけ早くプレイする機会を頂いたので、プレイして分かった「オービタル」以外のマップの特徴や実際にプレイしてみての感想、製品版ならではの要素をご紹介いたします。

※今回体験できたのは、デイ1パッチを含んだPC版のコンテンツで、画質設定は「高」にしています。

「ディスカード」

干上がった地に佇む巨大船が特徴的な「ディスカード」はインドのアランが舞台。アランは現実でも船舶解体場として有名で、いわゆる船の墓場として知られています。

マップ下側の非常に広いエリアが特徴的。レビューイベントでは大量の車両が活躍していました。

こちらはE1の上からD方向を一望した様子。マップ構造が理解できるかと思います。ご覧の通り、デコボコとした起伏はあるものの、AーDーE間の遮蔽物は少なめです。

こちらはB1からB2を見た風景。注目してほしいのはB2までの距離、なんと210メートルと表示されています。ちなみに、AーD間とDーE間はそれぞれ600メートルほど。

『BF4』における「メトロ」での各拠点間の距離が100メートル程度だったことを考えると、非常に広いことが分かると思います。

拠点内には障害物や遮蔽物もおおかったです。

各拠点間には「大通り」のような車両が通りやすい動線が用意されており、戦車や装甲車が前進と後退を繰り返すピストン移動をすると歩兵では対抗できませんでした。今作はランチャーの弾数が3発となっており、ガジェットも1つしか持てないため、歩兵の対車両能力が過去作に比べて極端に低くなっています。車両自体の対歩兵能力も上昇しており、物議をかもしそうです。

上へショートカットできるジップラインもありました。

「アワーグラス」

砂に埋もれた都市を舞台にした「アワーグラス」はカタールの首都ドーハが舞台。

マップ左右に建築物が密集したエリアがあるのが特徴です。

マップ中央部は拠点付近に障害物があるものの、砂漠の傾斜以外に遮る物がありませんでした。写真は装甲車ですが、5人の乗員が車載武器を使用できます。歩兵に対する死角が無く、その戦闘力の高さを感じて頂ければ幸いです。

こちらはB1拠点。砂漠に飲み込まれた平屋が特徴的ですが、遮蔽物が少なめなため、車両と連携するのが重要そうでした。また、このマップでも航空戦力が猛威を振るっていました。

こちらはAエリア。集中した3つの拠点が特徴です。なお、本マップは時間経過で天候が変化していました。マップ構造の変化はありません。

A1エリア。こちらも遮蔽物が少なく、平押しせざるを得ない拠点でした。

こちらはA3拠点。階段で階層構造になっています。残念ながら敵と遭遇することが無かったため、どのような戦闘になるのか不明です。

「マニフェスト」

シンガポールはブラニ島の湾口地帯を舞台にした「マニフェスト」はコンテナ地帯や船、クレーンが特徴的。唯一の夜マップとなりますが、それほど暗い雰囲気では無く、他のマップとあまり変わらずにプレイできそうでした。

レビューイベントではブレイクスルーでしかこのマップを遊べませんでした。

こちらはA1エリア

A2エリア外側。戦闘はこのフェーズだけで終わってしまったので、A以外のエリアを確認できませんでした。

このマップはコンテナが遮蔽物になるのですが、通りやすい道路網があるために車両での移動も有効です。

「リニューアル」

エジプトの農業技術センターを舞台にした「リニューアル」は農業地帯と砂漠のコントラストが面白いマップ。最初期の情報では「Borderline」という名前でしたが、変更されたようです。

こちらのマップも「マニフェスト」と同様にブレイクスルーでしか体験できませんでした。

このマップも広大で平坦であるため、車両が動きやすいマップです。基本的に『バトルフィールド2042』はナンバリングタイトルの中でも特に車両が重要になる作品のようです。

このマップでは筆者も装甲車を操縦したのですが、3名がそれぞれ操作するタレットと1名のスポッターのおかげで歩兵相手ならば全周囲戦闘が可能。ランチャーの被ダメージ量は20と比較的高いものの、無誘導なのでかわすのも容易です。また、約16秒で始まる自動修理が優秀なため、瀕死になっても生き残って後退さえできれば、すぐに戦線復帰が可能でした。残り耐久2の状態から50まで回復するのに約40秒となっており、その後も耐久度は自動で増え続けます。

プレビューイベントにおいては戦況を手軽にひっくり返す脅威となっていました。先述したように、歩兵の対車両能力が過去作に比べて極端に低くなっていることも影響していそうです。

「カレイドスコープ」

韓国の都市部を舞台にした「カレイドスコープ」は水陸両用車が行き来できる運河に加え、複数のビル内に入ることができるマップです。

ビルの上も拠点として区切られているのが特徴的です。

D1は建物の最下層に拠点が配置されており、建物内は階段で何層も区切られています。建物の外側には広めのピロティがあるのも特徴的です。

Eエリアは平坦な広場に拠点が点在している地形です。遮蔽物が少なく、一度制圧されると車両が無ければ取り返すのが難しそうでした。

F拠点はエレベーターで向かう形。ただ、筆者の環境では上手くエレベーターが動いてくれませんでした。

BエリアもEエリアに近く、平坦な広場に拠点が点在している地形です。こうした環境ではやはり車両が猛威を振るいます。

Aエリアはビルの1階と屋上のそれぞれに拠点が配置されています。

製品版ならではの要素

武器カスタマイズ

ベータ版では出撃画面での武器カスタマイズを試せませんでしたが、プレビューイベントでは可能でした。

武器カスタムはスロットにあらかじめアタッチメントを割り振る方式。このアタッチメントは何個か選択でき、出撃してからはベータ版と同じように戦場でも変えられます。

武器種はメインウェポン19種、サブウェポン3種の計22種。アタッチメントで弾倉の大きさや銃身が変化するとはいえ、異例の少なさです。

プレイヤーカード

プレイヤーカードの登録も確認できました。あらかじめ用意された画像やバッジを選択してプレイヤーカードを作る形式となっています。

カードの画像には世界観を表した文章も付属しています。


さて、ここまでマップと製品版ならではカスタマイズ要素についてお伝えしてきました。期待の膨らむ本作ですが、コンクエストやブレークスルーをプレイできる「All-out Warfare」は広大なマップや兵科システムの消失、武器種の減少、所持ガジェット数が1つになるなど、従来作から大きく基幹システムが変更されています。

車両で移動することが多い「ハザードゾーン」での武器バランスを意識したためか、従来ではあった誘導式の対地ガジェットが無くなっているのも気掛かりな点ですし、拠点間の距離が離れており、さらに平坦で開けている場所が多いため、一度制圧されると奪取しにくいのも気になります。

{索敵が必要}{援護しろ}{回収が必要}といったコンクエストに関係の無い選択肢が多くある

兵科やガジェット、コモローズ(意思疎通システム)も「All-out Warfare」向けに作られていないことから、メインコンテンツは「ハザードゾーン」に移行されたように感じました。

コンクエストは拠点数が多く、広大になっているためプレイヤー数が分散しやすく、逆にブレークスルーでは2つの拠点にAIも含めて兵士が殺到するため、戦線が形成されず、敵味方が入り混じったカオスな状況が多かったです。細かな箇所は後に掲載予定の分析記事に譲りますが、個人的に「All-out Warfare」の環境に対して今のところ非常に批判的です。実際に発売され、プレイヤーがこの環境に慣れた際にどのような反応を示すのか、とても興味深く思います。

こちらのプレイレポートをご覧いただけば分かる通り、従来からのBFファンにとっては「ポータル」が拠り所になりそうです。ぜひ皆様自身の手で体験してみてください。


最大128人で戦う『バトルフィールド 2042』は、Windows(Steam/Epic Gamesストア/Origin)/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One向けに11月19日発売予定。製品のゴールドおよびアルティメットエディション、またはEA Play Pro加入者は1週間早い海外時間11月12日より無制限にプレイ可能。Xbox Game Pass for PC/Ultimate/EA Play加入者も12日より10時間に限り先行プレイが可能です。


《大塩》
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