げむすぱ編集者&ライターが2021年最も楽しんだゲーム【年末年始特集】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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げむすぱ編集者&ライターが2021年最も楽しんだゲーム【年末年始特集】

Game*Spark恒例年末年始企画「げむすぱ編集者&ライターが一年で最も楽しんだゲーム」をお届けします!

連載・特集 特集
げむすぱ編集者&ライターが2021年最も楽しんだゲーム【年末年始特集】
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2021年もいよいよ本日で終わりを迎えます。ゲーム業界では独特なアートデザインとゲームシステムが特徴的な『DEATHLOOP』や強烈なキャラクターたちが印象を残した『バイオハザード ヴィレッジ』、Game of the Yearを受賞した2人協力プレイ専用タイトル『It Takes Two』など数々のタイトルが話題を呼びました。

そんな一年を振り返り、Game*Spark恒例年末年始企画「げむすぱ編集者&ライターが一年で最も楽しんだゲーム」をお送りしたいと思います。今回も“何時リリースのタイトルでもOK”として、「最も長く&多くプレイしたタイトル」ではなく「最も楽しんだタイトル」を選考基準に、各編集者&ライターから1タイトルを挙げてもらっています。



みお:『Marvel's Guardians of the Galaxy』

美麗なグラフィックの惑星やコロニーなどのSFな舞台、作中で効果的に使われるライセンス曲&80's風オリジナルバンド、常に途切れることがないキャラ同士の掛け合いと吹替、複雑ながら仲間との連携が楽しい戦闘、プレイヤーをちょっとドキッとさせる胸アツ展開のシナリオなど、素晴らしい点の多い1人用ゲーム。「1人用ゲームって面白いよね」ということを思い出させてくれるような濃密な体験が楽しめます。

ストーリーは完全に独立しており、コミックや映画未履修でも大丈夫。日本では埋もれちゃった感がありますが、今からでも遅くない!「原作知らないしな…」「『Marvel's Avengers』評判悪かったしな…」という理由でプレイしないのは超もったいないですよ!

大塩:『バトルフィールド』シリーズ

今年は『バトルフィールド2042』の発売年でした。発売されたのは11月でしたが、前作の『バトルフィールドV』や前々作の『バトルフィールド1』、直近(と言っても8年前)の現代戦を舞台にした『バトルフィールド4』は『2042』を楽しみにするプレイヤーで1年を通じ大賑わい、筆者も北アフリカから硫黄島、上海といった世界中の戦場を駆けずり回りました。

11月からは2042年の戦場を体験。問題も多く、シリーズのファンとしては今後が心配になる状況ですが、『4』や『V』も最初は必ずしも評判が良いものではありませんでした。今まで通り復活し、『2042』は良かったな……と懐古できるのを楽しみにしています!

麦秋:『The Artful Escape』

音楽をテーマにしたゲームは数あれど本作ほど気持ちの良いミュージックアクションはなかったですね!いやほんとにエンディングをむかえた時はテンションが高まりすぎて涙が出るくらいに感動しました。

片田舎で圧し潰されそうになっていたギタリストの青年が、ひょんなことから銀河をまたにかけるツアーライブをすることになり、その旅を通して最高の音と最強の自分を掴み取っていくアドベンチャー。

冒頭の時点で掴みはばっちり。全身を使ってギターをかき鳴らし、銀河にSF叙事詩を轟かせるその様は脳天を貫く衝撃!アーティスティックな雰囲気は人を選ぶかもしれませんが、個人的に2021年で最もどハマりしたタイトルです。

Closter1um:『Chernobylite』

え!?チェルノブイリ地区でサバイバルしてもいいんですか!?ヤッター!

ガイガーカウンター片手に情報を集め、食料を集め、銃弾を集め・・・日に日に険しくなるチェルノブイリを舞台に繰り広げられるストーリーは思ってた以上にドストライクなSFでウキウキしながらプレイしていました。

環境音と美麗なグラフィックが何倍にも没入感を高めてくれた本作。サバイバルが好きで廃墟好きでSF好きで東側の雰囲気が好きな筆者に特攻がついた一本でした。

RIKUSYO:『ライフ イズ ストレンジ トゥルーカラーズ(Life is Strange: True Colors)』

プレイ時間で言えばGame Passで遊んだ『Hades』ですが、熱の入り方としては『ライフ イズ ストレンジ トゥルーカラーズ(Life is Strange: True Colors)』でした。全体的な構成や展開は初代の路線に近くなりファンとしてはホッと一安心。前作『ライフ イズ ストレンジ 2(Life is Strange 2)』の路線が合わなかった人は本作をプレイしてほしいですね。

『ライフ イズ ストレンジ』シリーズの今後が楽しみになる本作。日本語版が発売されたらまたプレイしたいと思います。Game*Sparkでは海外版『ライフ イズ ストレンジ トゥルーカラーズ』のプレイレポを掲載しているのでそちらも是非ご覧ください。

夜空イチ:『ネコぱら Vol.4』

ODAにテレビアニメ、躍進を止めない全世界で愛されたビジュアルノベル『ネコぱら』シリーズ第四弾。

今までシリーズ毎に恋ネコたちそれぞれの内面に焦点を当ててきましたが、今作では主人公である嘉祥(かしょう)自身の生きる道に向き合い、全ての恋ネコとの絆が感じられる集大成のような作品となっています。

イラストのテイストも変わり、マシュマロみたいに幸せ太りしたような彼女たちと甘くとろけるストーリーを楽しんで欲しいと思える作品です。

常時動き続けるハイクオリティなLive2dのアニメーションに目を奪われること間違いなし。追加のパッチも販売しているため、購入可能年齢に達している方はご検討をどうぞ。

Chandler:『テイルズ オブ アライズ』

8月にやっとPS5が手に入り、最初は『デモンズソウル』をやっていたのですが、トロコンしてしまうと「何かPS5の新しいゲームがやりたいな…」と思い、ちょうど発売日が近かったので予約して購入。『テイルズ』シリーズは『ヴェスペリア』以来だったのですが、思っていた以上にグラフィックも綺麗で、キャラクターたちも魅力的。バトルも爽快感があり、キャラクターたちの掛け声なんか「JRPGはこういうので良いんだよ!」と1人納得していました(特にアルフェンとリンウェルの「ブーストストライク」が好き)。トロコンはもちろん、すべてのやり込み要素を終わらせるほどどハマりしてしまいました。

ちなみに以前は「リンウェル可愛いよ!」って周りの人に言っていたんですが、最近彼女が14歳ということを知り、言うのをやめました…。

FUN:『Crusader Kings III』

作品自体の面白さもさることながら、筆者がのめり込んだのはもっぱらModの制作でした。本作のデベロッパーは以前からModを奨励していますが、本作は特にその自由度が高く、ルールでもインターフェイスでも好きなように改造できる仕組みが用意されています。公開したModは国内外を問わず多くのユーザーに利用され、デベロッパーからも感謝の言葉をもらいました。Mod作者冥利に尽きるとはこのことです。

残念ながら、国内ではまだModに対して厳しい姿勢を取る企業が少なくありません。しかし、Modには作品のコミュニティを盛り上げるプラスの側面もあります。Mod文化が良い形で国内に根付くことを願ってやみません。

いわし:『Encased: A Sci-Fi Post-Apocalyptic RPG』

色々なタイトルに手を出して大抵はクリア前にやめてしまう飽き性ゲーマーな筆者ですが、『Encased: A Sci-Fi Post-Apocalyptic RPG』はエンディングまで没頭してしまいました。アノマリーに満ちたポストアポカリプス風世界観、主導権を争う複数勢力、キャラメイクに起因する問題解決の自由度……、“刺さる人には刺さる”要素がみっちりと詰まったRPGです。

特に良かったのは主人公の背景によるロールプレイ感。ウィングと呼ばれる所属によって管理者や科学者など大まかな背景が設定され、それに基づいた選択肢が提示されることがあります。ウィングはNPCにも設定されているため、「仲間だから助けるか」「こいつは気に食わない」といった合理性ではない感情による判断へ自然と誘導されました。

Skollfang:『新すばらしきこのせかい』

フルコースでなくても、豪華な具材が乗っていなくても、丁寧に作られた一皿の料理はまた食べたくなる満足感をもたらしてくれます。ラーメンからカレーに変わったとしても、「すばせか」のこだわり抜かれたダシの味は健在です。

フィールドの広さやボリュームの点ではAAA級には及びませんが、先の読めない二転三転するストーリー、これでもかと操作を忙しくするバトルシステム、そして、個性溢れる音楽と一緒にまたこの渋谷を走り回れる「地元感」。具材、スパイス、米が一皿で混ざり合う一分の隙の無いアンサンブルです。重くない腹八分目くらいで、最後までおいしく完食できました。もう一皿おかわりしたくなる、そのくらいがちょうどいい満足感のあるボリュームだと思いました。

kurokami『ファイナルファンタジーXIV』

今年は新拡張パッケージでもある『暁月のフィナーレ』がリリースされました!『新生エオルゼア』から8年ほど続いたストーリーもいよいよ完結、これまで繰り広げられてきた物語と伏線を「えっ…そこまで触れてくれるの!?」というくらい全て回収するほどの勢いで、この作品を好きであればあるほど、積み上げてきたからこその感動も大きい時限爆弾のような作品でした!

一部のクエストでは新しいシステムによってテンポが気になる部分もありましたが、シナリオは「フィナーレ」にふさわしい、素晴らしい物語だったと思います!次のアップデートからはまったく別のストーリーが始まるようなので、そちらも今から期待が止まりません!

葛西祝:『Cloud Gardens』

ポストアポカリプスとはビデオゲームの花形ジャンルであり、機能を失った都市でゾンビやスカベンジャーと闘いながらサバイバルしていくタイトルがこれまで数多く作られてきました。そんな中、かなり異なるアプローチから世界の終わりを見せたのが、本作『Cloud Gardens』なのです。

基本はパズルゲームのデザインですが、一言で言えば、ポストアポカリプスのアクアリウムや盆栽です。高速道路や鉄道、駐車場といったロケーションを舞台に、草や花の種をマップ上に植え付け、タイヤや標識などのオブジェクトを配置していくプレイによって、見る見るうちに街を草が覆いつくしていく様が生まれます。それは世界が終わってから数十……もしかしたら数百年が経過する姿を一瞬にして見つめるかのようでしょう。

ポストアポカリプスとはサバイバルの手応えの他に、世界の終わりの美しさを想像するのも魅力のひとつですが、意外な方向から美を提示してみせたことで強く印象に残る一作には違いありません。

kamenoko:『モンスターハンターダブルクロス Nintendo Switch Ver.』

シリーズ最新作の『ライズ』クリア後も『モンハン』熱が収まらなかったので、これまでプレイするタイミングを逃していた本作をこの機会にと思い購入。もともとが携帯機である3DS向けの作品なので、グラフィックは『ワールド』や『ライズ』と比べると見劣りしますが、立ち止まって回復薬を飲み干しガッツポーズを決めたり、ジンオウガの背中に虫あみを振ったりしていると懐かしい気分になれました。

携帯機版『モンハン』の集大成ともいえる圧倒的ボリュームを誇り『サンブレイク』での復活が発表されたショウグンギザミも登場しているので、『ライズ』からシリーズに入ったという方も『サンブレイク』に向けて気持ちを高める意味を込めてプレイしてみてもいいかも知れません。

Mr. Katoh:『Road 96』

プレイレポも書いた作品ですが、あれから引き続き何度もプレイしています。大きく変化を迎えようとしている独裁国家を逃れようとする誰でもない若者である主人公が、個性豊かで魅力的なキャラクターたちと交流し、何気ない選択肢が国の結末をも変えていく。ランダム形式のオムニバスストーリーで、前回の主人公の残した道筋が、新しい主人公の世界観に影響を与えていくシステムは、何度プレイしてもほとんど知らないイベントや物語を紡ぎ出してくれます。

BGMの雰囲気もイベントに合っており、まるでロードムービーの世界に入り込んでしまっているかのようなプレイ感覚はいつまでも衰えません。自由がないはず独裁国家を舞台にした、最高に自由なアドベンチャーです。

RAY:『It Takes Two』

野良とのゲームマッチングがなく、必ず特定の相手を見つけてクリアまで拘束するためとてもハードルの高いゲームと思っていました。ですが、プレイどちらか一人がゲームを所持していればゲームを二人で遊べたり、色々なハードで販売したり、サブスクもあったりとできる限りのハードルを下げていることに後々気づきました。

どれも一人では超えられないギミックばかりで協力を求められてしまうこともありますが、時には二人で簡単なミニゲームでバトルもできるのがとても嬉しかったです。画面を分割するという古い手法に、オンラインで協力+対戦を盛り込んだ新しいが混じり合う素晴らしいゲームでした!

SHINJI-coo-K:『Warframe』

プレイ時間が1100時間を越えた愛着の逸品。オンゴーイングゲームで定期的にイベントがやってくるから飽きませんし、そもそも要素が膨大にあり、時間が掛かるコンテンツも大量。なぜなら時短課金があるからです!時短課金を買わそうという魂胆で時間が掛かるコンテンツを大量に用意する開発会社であり販売会社であるDigital Extremesは悪の企業……とはいえ課金で手に入るゲーム内課金通貨のセールが来たときは課金してしまうんですけどね!

だから「ニンジャなら無料」はうそで「ニンジャだから有料」なんですよ(?)あとニンジャっぽいフレームは1体しか存在しません。きっと来年もやっているでしょう、今はあたらしいコンテンツ「新たな大戦」をプレイするためにネクロメカというロボットを作っています。

G.Suzuki:『R-TYPE FINAL 2』

私が2021年に最も楽しんだゲームはグランゼーラの『R-TYPE FINAL 2』でした。2021年は様々なタイトルがリリースされましたが、「最も楽しんだ」として振り返るといつも脳裏をよぎるのは本作です。

ソウルライクなゲームに通じる「戻り復活」によって、難しいステージをクリアした時の達成感と快感は代えがたいものがありました。STGというジャンルが大きく変わった瞬間に立ち会えたと思います。レビュー執筆以降も継続的なアップデートで熟成度は高まりつつあることから(それでもバランスなど完璧では無い)、今後も注目/プレイしたいタイトルです。

KAMEX:『世界のアソビ大全51』

2000年代初頭のポータルサイトのように、気軽に人とテーブルゲームを楽しみたい――。そんな願いを叶えてくれたのがこの作品でした。私のイチオシ収録ゲームは、運・戦略・度胸全てが試される最強のゲーム『バックギャモン』。それほど対戦人口が多くないことが玉にキズです(ちなみに日本はバックギャモン強豪国であり、2021年モンテカルロの世界選手権では日本人が再び王座に輝きました)。

しかしご心配なく。このゲームのオンラインマッチは第三希望まで遊びたいゲームを選んでマッチングすることができ、マッチング中に一人用モードをプレイして時間をつぶすこともできます。バックギャモンに人が少ないときでも、決してヒマになることはありません。年末年始のこの時期、古典ゲームの世界を覗いてみてはいかがでしょうか。

Ten-Four:『Warframe』

今年3月、幸運にもソニーストアの繰り上げ抽選に当選してPS5を購入できて以来、ほぼ『Warframe』しかプレイしていなかった自分、ロードが速いって偉大ですね。

最近は、最早恒例となった年末の大型コンテンツの追加、今年は、発表から数年ようやく実装された「新たな大戦」関連をガシガシ消費してるのですが、肝心のシナリオクエストがクリアに5~6時間、人によっては10時間くらい掛かると聞いて正月休み中にプレイしきれるか不安……。

そして次に実装控えるは待望のクロスプレイ&クロスセーブ!これまでのDigital Extremesを振り返ると「2022年末実装決定!」とか普通にあり得そうですけど(笑)果たして?



以上「げむすぱ編集者&ライターが2021年最も楽しんだゲーム」でした。まだまだ新型コロナの影響が続きつつ、「The Game Award 2021」がオフラインでも開催されるなど立ち直りつつあるゲーム業界。PS5の供給状況の動向も気になる2022年は、フロム・ソフトウェアが贈る全世界注目の新作アクションRPG『ELDEN RING』をはじめ、人気シリーズの続編である『Horizon Forbidden West』や『ダイイングライト2 ステイ ヒューマン』など数々の話題作が発売を控えています。

来年は一体どんなゲームが私たちを楽しませてくれるのでしょうか?これからの新作に期待を馳せつつ、明るい新年を迎えましょう!

《TAKAJO》
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