Game*Sparkで日々紹介される採れたての注目Steamインディーゲームたち。
その中で、このゲームあのゲームの内容が知りたい、そう思う方は少なくないのではないのでしょうか?そこで、そんなゲームの中から1本をピックアップして紹介するのがこの新企画「しぼりたて!特選Steamプレイレポ」。実際の内容をスッキリスピーディにお届けしたいと思います。こってりなプレイレポ類が見たいなら爆速プレイレポもお忘れなく。
今回取り上げるのは、「可愛いドットグラフィック」「癒されるストーリー」などが魅力の、見習い魔女のスローライフRPG『Little Witch in the Woods』。では早速その内容と魅力のポイントを見ていきましょう。
『Little Witch in the Woods』とは?
本作は、魔女見習いの小さな少女「エリー」として彼女の日常を体験していくスローライフRPGです。ひょんなことから森の中で過ごすことになったエリーは様々な人(動物)に出会い、彼らの悩みを解決してあげたり、素材を集めてポーションを作ったり、まだ見ぬ場所を探索して図鑑のページを埋めていったりしてゆっくりとした毎日を過ごしていきます。
あらすじ
魔女見習いのエリーと相棒の喋る帽子のバージルは、「魔女の家」での修行のために汽車に乗り退屈な時間を過ごしていました。そんな時、エリーは窓の外に“光輝く巨木”を発見。同時にトラブルによって汽車はしばらくの間停車することになります。退屈に殺されそうだったエリーは、さっそく巨木を探しに森に入っていき、そこで見つけた無人の魔女の家で寝入るうちに汽車は出発し、森に取り残されてしまうのでした。『Little Witch in the Woods』ステキポインツその1!「可愛いドットグラフィック」
ステキポインツその1は、とにかく可愛いグラフィック。あなたがまず最初にこのゲームに惹かれたきっかけはなんでしょうか。スローライフが楽しめるから?ポーションが作りたいから?いいえ、キャラクターが可愛いからですよね。
本作はボリューム多めの会話パートが挟まりながら物語が進行していきます。会話パートで表示されるキャラクターの立ち絵には様々な差分が用意されており、特にお転婆娘のエリーはころころと表情が変化。たとえ英語の内容があまり理解できずとも、その様子に心が浄化されることは必至でしょう。
また、操作パートのドットグラフィックも“ゆるふわ”な世界観が表現されています。薬草を引っこ抜いたり、ポーションの出来上がりに一喜一憂したりする、そんなエリーの一挙手一投足がただただ可愛いのです。
キャラクターグラフィックのみならず、エリーが暮らす森の様子も時間経過によって変化します。昼間はまるでピクニックでもしたくなるような平和な空間が広がっており、思わず動物と触れ合ったり、意味なく木を揺らしてみたり、ちょっと遠くまで冒険してみたりしてしまいます。
しかし、夜が近づくにつれどこか不穏さを増していき、不気味な生物も顔を覗かせます。ですが、安心してください。本作ではモンスターに襲われたり、人が死んだりなんて要素はまったくありません。
『Little Witch in the Woods』ステキポインツその2!「癒されるストーリー」
キャラクターが可愛ければ、そこから生まれるストーリーも可愛くてほんわかしたものになることは必然です。開発者によると、本作はストーリー主体のゲームとして開発されており、キャラクター同士の軽妙な掛け合いがたっぷりと楽しめます。
エリーと魔法の帽子の相棒バージルの掛け合いも本作の魅力の一つ。まるでボケとツッコミのような相性の良さで、笑いと癒やしをプレイヤーに届けてくれます。
また、ゲームをプレイしていると獲得できる「キーワード」は、会話を始めるとNPCがそのキーワードについて話してくれるようになります。より踏み込んだ会話を可能にしたり、時にはクエスト達成にも役立ったりもするようです。
そんな魅力的な会話パートですが残念ながら日本語は非対応。内容がいいだけに惜しいところですが、開発によるとアーリーアクセス期間により多くの言語をカバーする旨が報告されているので、日本語が追加されることを祈りましょう。
『Little Witch in the Woods』は可愛いで溢れている。本作を遊んでみた総評としてはこれに尽きます。かわいいキャラクターや世界観に惹かれたのならプレイして損はないでしょう。ゲームシステムも特別難しいものではないので、日本語がなくても物語を進行させること自体は問題ありません。ただし、裏を返せばありきたりなスローライフRPGと言えるかもしれません。ゲーム性を重視したいならもう少し待ってみるのも一つの手です。
今後は、ペットの猫や釣り、新たなストーリーやステージ、村人など様々なコンテンツの追加も予定されています。現在はチュートリアルプロローグと1章までが体験できますが、2023年に予定している正式リリースでは3章のストーリーとエンディングが実装予定です。正式リリースでは値段の上昇も告知されているので、気になる方はプレイしてみてはいかがでしょうか。きっと現代社会で溜まった疲れやストレスが吹き飛びますよ。