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【吉田輝和の絵日記】『太閤立志伝V DX』秀吉が社会的に死んだので新キャラで転売ヤーをして立志出世を目指す

吉田おじさんの「最近」とは……。

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【吉田輝和の絵日記】『太閤立志伝V DX』秀吉が社会的に死んだので新キャラで転売ヤーをして立志出世を目指す
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最近は、転生モノの作品が流行っていますよね。あ、ずいぶん前からか……(おじさん)

行き先は大抵異世界ですが、戦国時代のパターンもありますよね。まあどこへ飛ばされるとしても、現代知識を持った状態で無双することに変わりないです。

そして、僕が戦国時代に飛ばされたとして、どうやって成り上がるかといえば……茶と茜の転売です!

今回は、コーエーテクモゲームスから発売された『太閤立志伝V DX』のニンテンドースイッチ版です。

2004年に発売された『太閤立志伝V』は、戦国時代の人物となって当時の日本を渡り歩くリコエイションゲーム(RPGとシミュレーションが融合したジャンル)。プレイヤーは、武士として天下統一を目指してもいいし、商人として日本の経済を牛耳てもいいし、剣豪として己の武を鍛え続けてもいいし、はたまた浪人として縛られずに生きてもいい……そんな思い思いの立志出世を目指すことができます。

HDリマスターが施された『太閤立志伝V DX』では、新キャラクターや新シナリオといった追加要素のほか、オートセーブなどの便利機能が含まれています。

冒頭の「茶と茜の転売」とは、本作の最も有名で簡単な金策です。昔の僕は、オリジナル版にどハマりしており、ひたすら茶と茜の転売に勤しんでおりました。って、実際はゲームの知識でリアル戦国時代を無双できるわけもなく……。

史実をたどるか歴史のIFを目指すか……。

主人公は、総勢960名のキャラクターから選べるが、ゲーム開始直後に選べるのは5人のキャラクターだけだ。5人は、それぞれに武士・商人・忍者・剣豪・海賊といった仕事に就いているので、自分のプレイスタイルに合ったものを選ぶ。

僕は、その中から木下藤吉郎を選んだ。立志出世といえば、農家の子から天下人まで登りつめた豊臣秀吉だもんな。

物語は1560年、織田信長に仕える木下藤吉郎が足軽組頭になったところから始まる。

君主に仕える武士プレイでは、定期的に行われる「評定」で主命を与えられる。主命をこなすと勲功が上昇し、どんどん出世していけるのだ。

与えられる主命は様々。今回は、兵糧を売って軍資金として1200貫稼ぐ。

兵糧の相場が高い町に行って売ればいいんだけど、僕は、テキトーな町でさっさと兵糧を売却してお金を手に入れ、座で交易品を格安価格で購入した。これを他の町で高く売るのだ。戦国テンバイヤーだ。

本作には、座で依頼された仕事をこなしたり、酒場で用心棒をしたり、博打で一攫千金を狙ったりと、お金を稼ぐ方法がいくつも用意されているぞ。目的のための手段が豊富に用意されているっていいよな~。

交易品は、町ごとに相場が異なるので、日本全土の町を駆け回って高く売れる場所を見つけられたらそれだけ儲かるんだけど、道中、交易品を狙った賊に襲われることも……。

賊とのバトルが始まる!

移動先を選択して攻撃する方向を決めると、敵味方が一斉に行動を始める。

この時、自分の攻撃範囲内に敵が入れば攻撃ができるし、逆に敵の攻撃範囲に入ってしまうとダメージを受ける。つまり相手の移動する位置を予測して行動する。

でも、なかなか当たらないんだよな……。

その後、羽柴秀吉と名を変えて概ね史実通りに信長に仕え続けるんだけど……せっかく自由に歴史を紡げるゲームなんだから、もっと自由に生きようじゃないか。

ということで……早速謀反を起こしてみた!

さらば、織田信長。天下は羽柴秀吉がいただくぜ!と意気込んだのも束の間。

軍資金はあっという間に底をつき、秀吉を信じてついてきてくれた家臣たちは、「俸祿貰えないなら出ていくわ」と次々に離れていった。うーむ、謀反は早まったのかな。

厚かましくも謀反をナシにしてもらおうと信長の居城に忍び込むも……

ひえぇ、めっちゃ怒ってるやん……。

オリキャラで商人プレイ!脳内ストーリーで楽しむ

ある程度ゲームを進めると、オリジナルキャラクターを作成し、主人公として選択できるようになる。

キャラクターの外見は、目や口など、用意されたパーツを組み合わせて作っていく。性格や生い立ちも設定可能だ。

ただ、僕の髪形であるモヒカンはなかったので、実家帰省用の髪形である坊主頭バージョンにしたぜ。

主人公以外にもオリジナルキャラクターをゲーム中に登場させられるので、絵日記でお馴染みのメンバーを作ってみた。

妻子持ちにもかかわらず、2年間の無職期間をエンジョイした僕の友人の大原くん。

同じく友人の阿部くん(大原くんのインパクトと比べると個性が……)。

そして、編集担当であるまげま氏。最近、ユウキレイ先生の4コマ漫画「まほろば小町ハルヒノさん」に教師役として出演してるぞ。短髪と眼鏡という外見だと吉田おじさんと同じ見た目になっちゃうので、差別化のため猫の被り物をしてもらった。

ちなみにみんなもれなくプーの浪人だ。

1568年、吉田おじさんは34歳にもなってプー太郎生活を送っていた。

これではいかん!と一念発起し、各地に居る友人たちとともに商人として天下を取ろうと計画していた……という脳内ストーリーでプレイしていく。

阿部くんやまげま氏は他の町にいるが、大原くんは吉田おじさんと同じ町にいる。

僕がお店を持ったら雇ってやるから待ってろよ。

商人として成り上がるべく、まずは商家に雇ってもらおう。

商家の旦那に気に入ってもらえるよう、あらかじめ茶道の技能を学んでしっかり媚を売っておいた。

商人プレイでも武人プレイと同じように商家による評定が存在する。

今回は橋姫という茶入を500貫以上で売るように指示された。

足軽や鉄砲、算術、弁舌など、「技能」と呼ばれるステータスがキャラクターごとに存在する。

足軽や鉄砲の技能レベルが高ければ戦を有利に進められるし、算術や弁舌が高ければ他人との交渉が上手くいくようになる。

各技能を持った人から技能師事を受けるとレベルが上がる。

僕は、ゲーム開始直後だったので技能レベルはほとんどゼロ。おかげで橋姫は売れないまま期日がやってきた。

しかし、橋姫は売れたということにした。身銭を切って偽の売上を納めたのだ。

茶と茜の転売で得た大金があって良かった……なんだか違法っぽいけど。

オリキャラたちよ、吉田の御旗のもとに集まれ!

身銭を切って偽りの勲功を積み上げ続けた吉田おじさんは、見習いから手代へと出世を果たしていた。

手代に出世した今なら、僕の判断で従業員を勧誘出来るのだ。

鉄砲を買いに雑賀の町を訪れた際に、浪人の阿部くんを勧誘した。常におにぎりを手放さない食いしん坊なヤツだ。

この調子で大原くんとまげま氏を勧誘しよう。

……って大原くん、どうせ無職の浪人生活を続けているんだろうと思ったら……なんと武家に仕えていやがったのだ!

それって有名企業に就職したようなもんだろ。よくも裏切ったな……!

いつか僕が自分の店を持ったら、贈り物や茶会で懐柔しまくって無理やり引き抜いてやるからな。

決意を新たに商家の主命をこなしていこう。

出世に応じて受ける主命の種類も増えてきて、西へ東へと大忙しだ。主命をこなすかたわら、個人的な交易品の買い物も忘れない。おかげで懐はポッカポカだ。

そんなにわか成金の僕が今熱心なのは、茶器集めだ。身分の高い人に茶を振る舞う時には価値の高い茶器が必要だし、贈り物にも最適だ。

茶器は店でも買えるが、行商人からも売ってもらえる。ただ、未鑑定の状態なので価値あるものかどうかは、買って鑑定するまではわからない。ガチャみたいなもんだ。

商家に勤めて数多くの一級品を見ている僕にかかれば、ものの真偽を見破るのは容易いこと……。

オヤジ、その茶杓をくれ!

って、ただの耳かきだったわ……。


気まぐれで有名な戦国武将に襲いかかってみたり、逆に無名な武士を家老にしたり、歴史のIFを満喫してきました。今回はニンテンドースイッチ版のプレイ絵日記をお届けしましたが、Steam版ではイベント編集機能が搭載されているので、さらに長く楽しめそうですね!

ただ、UIなどは基本的にオリジナル版のままなので古臭さを感じました。また、戦闘時、数秒のロードが入ることがあり、テンポが悪くなる場面もありました。ニンテンドースイッチ版は、当時プレイしていたPC向けのオリジナル版とくらべて全体的に動作がもっさりしてるかな~といった印象です。一方、Steam版は、UIの変更によって操作性が悪くなっている部分が見られ、賛否両論の評価になっているようです(2022年5月31日記事執筆時)。

あとは、フィールド上の移動や戦闘パートで、さらなる高速モードが追加されると嬉しいですね。今後のアップデートに期待してます!

『太閤立志伝V DX』はニンテンドースイッチ/PCを対象に発売中です。

吉田輝和のプロフィール:自画像の絵日記を20年以上書き続けている謎のおじさん。近年、「先輩がうざい後輩の話(一迅社)」や「吸血鬼すぐ死ぬ(秋田書店)」、「からかい上手の高木さん(小学館)」などの人気漫画のモブキャラとして登場している。何故こんなに漫画に登場しているのか、描いた漫画家も吉田本人もよくわからないらしい。吉田輝和個人のTwitterはこちら

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《吉田 輝和》

おじさんの絵を描くおじさん 吉田 輝和

20年近く趣味でおじさんの絵(自画像)を描いていたら、いつの間にかおじさんの絵を描く仕事をするようになったおじさん。「吸血鬼すぐ死ぬ」や「からかい上手の高木さん」など数多くの漫画に、自分でも知らない内にモブとして登場している。 現在はGame*Sparkや他メディアでおじさんの絵やゲームの絵日記を連載中。お仕事の依頼は吉田輝和ツイッターからどうぞ。

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