
Game*Sparkで日々紹介される採れたての注目Steamインディーゲームたち。
その中で、このゲームあのゲームの内容が知りたい、そう思う方は少なくないのではないでしょうか?そこで、そんなゲームの中から1本をピックアップして紹介するのがこの企画「しぼりたて!特選Steamプレイレポ」。実際の内容をスッキリスピーディにお届けしたいと思います。こってりなプレイレポ類が見たいなら爆速プレイレポもお忘れなく。
今回取り上げるのは、「やりごたえのあるローグライトアクション」「ザクザク掘れるハクスラ要素」などが魅力の、ダンジョンクロウルRPG『Dungeons of Edera』。では早速その内容と魅力のポイントを見ていきましょう。
『Dungeons of Edera』とは?
本作はファンタジー世界「Edera」を舞台にしたRPGです。同ジャンルで似たような作品として『スカイリム』が挙げられますが、本作はオープンワールドでもなければ、ロールプレイとしての自由度もそれほどありません。
そんな本作を簡単に表すなら「ひたすらダンジョンに潜って最強を目指すゲーム」です。いわゆるハクスラ系のダンジョンクロウルとなっており、さらにローグライト要素とストーリーも付いてきます。
2020年8月28日に早期アクセスを開始し、2022年6月16日に正式リリースしたばかりの本作。Steamの最近のレビューでは“賛否両論”となっている本作ですが、実際にプレイしてみるとそんなことを感じさせないくらい面白かったです。では一体、何が魅力的なのかその内容を紹介していきましょう!
『Dungeons of Edera』ステキポインツその1!「やりごたえのあるローグライトアクション」

本作では小さな村を拠点にひたすらクエストを受注してダンジョンに挑戦していきます。ダンジョンの難易度は受注する時に3段階から変更でき、それによりクリア時の報酬と獲得経験値が変化します。


また、本作は沢山の装備を厳選していくハクスラでありながら、キャラクター死亡時に装備を全ロストするローグライト要素を採用しています。さらにダンジョンは訪れるたびに敵とボスが変化し配置も異なります。そのため緊張感が高く、毎回新鮮な気持ちで攻略に臨めるのです。



獲得したゴールドを使って村の施設を拡張していけばパワーアップにつながる様々な要素が開放されるので、何度死んでも地道に強くなっていくことも可能です。

戦闘は軽めの『DARK SOULS』といった感じで、ローリングやバックステップ、ジャンプ、ガード、パリィなど一通りのアクションが揃っています。また、敵に攻撃を当てた瞬間のヒットストップや止めの一撃を繰り出すキルムーブなど、アクションゲームとして気持ちいい要素も実装されています。

プレイヤーの戦闘スタイルはかなり自由度が高く、片手剣に盾の定番のスタイルから、両手斧や両手剣を振り回すバーサーカースタイル、遠距離から攻撃に特化した弓、マナを消費して強力な魔法を放つ魔法使い、さらに魔法剣士スタイルも可能です。



キャラクターがレベルアップするとタレントポイントを獲得でき、それらを使用することでさらにプレイスタイルの幅を広げることができます。タレントはステータスを上昇させるパッシブスキルから新たなアビリティを習得するものまで多岐にわたります。タレントによっては前提条件があるものや村のアップグレードが必要なものなどもあります。タレントのリセットもいつでもできるので、飽きたら違うスタイルに挑戦することも気軽にできるのも良い点ですね。


『Dungeons of Edera』ステキポインツその2!「ザクザク掘れるハクスラ要素」
先程も紹介した通り、本作はハクスラでありながら死亡時に全ロストするローグライト要素を併せ持ちます。「相性が悪いのでは?」と思われるかもしれませんが、本作ではその限りではないのです。

本作の装備の獲得手段は、敵からのドロップ、宝箱からの獲得、ショップでの購入です。まず、敵からのドロップはあまり多くなく確定でもありません。ショップでの購入もレアリティによっては安くはないので気軽には購入できません。

しかし、1つの宝箱からは複数の装備が獲得でき、ダンジョンの至る所に配置されているので少し探索するだけでザクザクと金銀財宝、もとい装備が掘れるのです。


そのため、装備を全ロストしてしまっても再びダンジョンに潜れば数分で全身を揃えられるということもあるので、死ぬことがあまり苦になりません。また、「SOULBOUND」という効果がついた装備は死んでもロストせず、引き続き使えます。村のチェストにしまっていた装備やアイテムも失われることはないので、強いけど今は使わないというアイテムもしまっておくといいでしょう。

『Dungeons of Edera』は好きな人はとことんハマるゲームでしょう。無心で装備を掘って更新していく中毒性。ソウルライクな戦闘とローグライトを組み合わせた楽しい緊張感。自分だけのタレントビルドが組める自由度の高さなど本作には様々な魅力がありました。
Steamにて「不評」とされているレビューを見てみると、同じことの繰り返しに単調さを感じる、当たり判定が不正確、バグ・フリーズなどが挙げられます。今回のプレイではバグやフリーズなどは全く遭遇しませんでしたが、当たり判定についてはごく稀に違和感を感じることがありました。単調さについては装備掘りとビルド編成に楽しさを感じられるかによります。そのため、本作は好きな人はとことんハマる、という評価がふさわしいでしょう。

フルリリース後もアップデートは続けられており、バグの修正をはじめ新たなコンテンツの追加も予定されています。この記事を読んで琴線に触れる要素があった方は是非プレイしてみてはいかがでしょうか。