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【吉田輝和の絵日記】サイバーシティ猫ちゃんアドベンチャー『Stray』ロボットの住人にイタズラしながら家族を探し出せ

※猫の飼い主が嫌がるイタズラもいます。

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【吉田輝和の絵日記】サイバーシティ猫ちゃんアドベンチャー『Stray』ロボットの住人にイタズラしながら家族を探し出せ
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今回は、BlueTwelve Studioが手掛け、Annapurna Interactiveから発売される『Stray』のPC版。本作は、迷子の野良猫ちゃんになり、はぐれた家族と再会するために、ダークな雰囲気が漂うサイバーシティから脱出していくアクションアドベンチャーです。

動物を操作するゲームって、人間キャラクターより移動速度が早い傾向があるから吉田おじさん調べ)、操作していて気持ち良いんですよね!

今回は、イラストをネコミミおじさんにして没入感高め(?)でお届けします!

おじさんには無理!猫ちゃんならではの身軽なアクション!

廃墟のような場所に4匹の猫ちゃんたちが暮らしていた。

お、もう動かせるのか!プレイヤーが操作するのは手前の猫ちゃんだ。

他の猫ちゃんに近寄っていくと、ボタンのマークが現れた。押せってことだな!

すると……猫ちゃんたちがジャレ始めたではないか!か、可愛い……!

じゃ、じゃあ、こっちの猫ちゃんにも……可愛い!

自分も可愛い猫ちゃんになって、猫ちゃんと一緒に遊べるなんて……猫好きのために作られた夢のようなゲームではないか。

ほんのひとときだけど、自分が中年のおっさんであることを忘れられたよ……。

どうやらここはインサイドウォールと呼ばれているらしい。扉やクレーンにもびっしりと草やコケが張り付いていることからも、人が居なくなってかなりの年月が経過しているのがわかる。

人類は滅びたのか、それともただこの場所から去っただけなのか定かではないが、猫好きな僕としては、「猫が支配する猫の惑星だったらいいな~」なんて夢想しちゃう。

エサでも探しにいくのか、4匹の猫ちゃんたちは寝床をあとにする。

猫ちゃんたちは、床が崩れて行き止まりになっている場所でも、クレーンから吊り下げられた鉄骨を経由したり、細いパイプの上を悠々と歩いたりして進む。

さすが運動能力が高い動物だ。

現実の僕なら……高所で動けなくなって餓死!

こんな危険な場所でも、運動神経がバツグンの猫ちゃんにかかればひとっ飛び……と思っていた。

が、ジャンプに失敗して落下する!

でも、変なポーズで落ちていく猫ちゃんが、ちょっと可愛くて笑ってしまった。

猫ちゃんアクションでサイバーシティを駆ける!

かなりの高さから落下したものの、なんとか着地出来たようだ。だが、足を引きずっていて痛々しい……。

余談になるが、僕が飼っているひじき(♀)が子猫の頃にキャットタワーから落下し、歩けなくなったことがある。

骨折したのでは!?」と思って急いで病院に連れて行ったのだが、診察室でキャリーケースから出した途端、普通に歩き出してあっけにとられた。猫って、あんな華奢な体つきをしていても意外と丈夫なのかもしれない。

この猫ちゃんもかなり丈夫だったようで、普通にスタスタと歩き始めた。良かった……!

坑道を抜けると街があった。インサイドウォールと違って、寂れてはいるけど、今も誰かが住んでいるような生活感がある。人類は生き残っていたのか!?

猫ちゃんは、壁に設置されている室外機や屋根に飛び乗って、立体的な移動ができる。

猫ちゃんらしいアスレチックみたいなルートを通れるのが良いね。それにしても人類、見かけねえなあ。

時には行き止まりに突き当たることもあるが、そこは猫ちゃんの頭脳の見せ所だ。

その辺に落ちているバケツを拾ってきて、高速で回転する換気扇に投げ込むとバケツがつっかえて羽が止まった。

現実でこんなことをすれば、イタズラではすまない大事故に繋がりかねないが、本作にはまだ人間は登場していない。

猫ちゃんよ、今ならイタズラやりたい放題だ!

部屋の中にも人間は居なかった。

しかし、部屋にはカーペットが敷かれ、ベッドやテレビが設置されており、誰かが生活していた形跡はたしかにある。

カーペットに降り立つと、またボタンのマークが現れた。とりあえず連打してみよう。

すると、猫ちゃんがカーペットをバリバリとひっかき始めたではないか。

飼い主が嫌がる類のイタズラはダメぇぇ!

サイバーパンクの街に……人ならざるもの!?

人の居ない街を我が物顔で探検していたけど、とうとう猫ちゃん以外の生き物が登場した。

ギラリと光るヒトツ目の……モグラ?ネズミ?なんだかよくわからないが、こちらを見つけると襲いかかってきた!

追いつかれると張り付かれるので、ボタン連打で振り払いながら逃げる!

逃げ込んだアパートの一室で、B-12と名乗るロボットと出会った。

B-12によると、ここは科学者の部屋らしい。

やはり、この街は危険な場所らしい。ただ、これからはB-12が案内してくれるようなので一安心だ。

デバイスが付いたバックパックを装着させてもらい、ただの野良猫から一気にサイバーパンクキャットに進化した。

B-12に案内されるまま進むと、人影を見つけた。いや、あれはロボットか!

ロボットたちは猫が怖いのか、慌てて部屋の中へ隠れてしまったが、B-12の手助けで意思の疎通が可能になった。

どうやらここは、人間ではなくロボットたちが住む街のようだ。

警戒が解かれたのか、路上や室内にはロボットたちの姿が見られるようになった。

バーのマスターや、物々交換の店の主人など、仕事に就いているロボットも多い。

人間臭いロボットたちの姿にほっこりしちゃうな~。

お、あそこの屋根の上には、ペンキ缶を投げて運搬しているロボットが居るな。

ムクムクとイタズラ心が湧き上がってきて、投げるタイミングに合わせてニャーと鳴いて驚かせてみた。

狙い通り、落下したペンキ缶は地面にぶちまけられ、下の家に住むロボットが怒って飛び出してきた。

これは意味のないイタズラではなく、怒ったロボットが飛び出してきたことによって、部屋に侵入できるようになったのだ。

そう、ゲームの進行にはイタズラが欠かせないのだ!

イタズラ楽しい~~って……そういえば、はぐれた家族を探すんだった。


いや~動物が主人公のゲームって最高ですね!プレイ中に何度「かわいい~!」と叫んだことか……!猫ちゃんの行動のひとつひとつがリアルで、伸びをしたり頭をカリカリ掻いたりする動作を見るたび、「やるやる、こういうの!」と嬉しくなりました。テーブルの上に置いてあるものを、チョイチョイとつついて床に落とすシーンでは「こういうイタズラもよくやるよね……」と微妙な気持ちになりました。でもこれまた可愛いんだ……!

最初はおどろおどろしいだけの街並みも、人間臭いロボットたちが現れた途端、サイバーパンク感とほのぼの感が出てきました。猫ちゃんは、キビキビとした速度で動けるし、登れそうなところは大抵登れるし、縦横無尽に駆け回るのが楽しかったです。

猫ちゃんが好きな人はもちろん、パルクールアクションが楽しめるゲームが好きな人にもおすすめです!

『Stray』は、PS4/PS5/PCを対象に2022年7月19日に発売予定です。

吉田輝和のプロフィール:自画像の絵日記を20年以上書き続けている謎のおじさん。近年、「先輩がうざい後輩の話(一迅社)」や「吸血鬼すぐ死ぬ(秋田書店)」、「からかい上手の高木さん(小学館)」などの人気漫画のモブキャラとして登場している。何故こんなに漫画に登場しているのか、描いた漫画家も吉田本人もよくわからないらしい。吉田輝和個人のTwitterはこちら


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第1話 ようこそ、ラ・ソレイユヘ!

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《吉田 輝和》

おじさんの絵を描くおじさん 吉田 輝和

20年近く趣味でおじさんの絵(自画像)を描いていたら、いつの間にかおじさんの絵を描く仕事をするようになったおじさん。「吸血鬼すぐ死ぬ」や「からかい上手の高木さん」など数多くの漫画に、自分でも知らない内にモブとして登場している。 現在はGame*Sparkや他メディアでおじさんの絵やゲームの絵日記を連載中。お仕事の依頼は吉田輝和ツイッターからどうぞ。

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