ラヴクラフト風メトロイドヴァニア『Elderand』―『月下の夜想曲』をプレイしたときのような満足感を再現しようと試みた作品【開発者インタビュー】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

ラヴクラフト風メトロイドヴァニア『Elderand』―『月下の夜想曲』をプレイしたときのような満足感を再現しようと試みた作品【開発者インタビュー】

ブラジルでは「巨獣特捜ジャスピオン」が人気だそうです。

連載・特集 特集
ラヴクラフト風メトロイドヴァニア『Elderand』―『月下の夜想曲』をプレイしたときのような満足感を再現しようと試みた作品【開発者インタビュー】
  • ラヴクラフト風メトロイドヴァニア『Elderand』―『月下の夜想曲』をプレイしたときのような満足感を再現しようと試みた作品【開発者インタビュー】
  • ラヴクラフト風メトロイドヴァニア『Elderand』―『月下の夜想曲』をプレイしたときのような満足感を再現しようと試みた作品【開発者インタビュー】
  • ラヴクラフト風メトロイドヴァニア『Elderand』―『月下の夜想曲』をプレイしたときのような満足感を再現しようと試みた作品【開発者インタビュー】
  • ラヴクラフト風メトロイドヴァニア『Elderand』―『月下の夜想曲』をプレイしたときのような満足感を再現しようと試みた作品【開発者インタビュー】
  • ラヴクラフト風メトロイドヴァニア『Elderand』―『月下の夜想曲』をプレイしたときのような満足感を再現しようと試みた作品【開発者インタビュー】

気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、MantraとSinergia Games開発、PC/海外ニンテンドースイッチ向けに2月16日にリリースされたラヴクラフト風メトロイドヴァニア『Elderand』開発者へのミニインタビューをお届けします。

本作は、緻密なドット絵が特徴的なメトロイドヴァニア。ラヴクラフトにインスパイアされた世界観はダークで狂気に満ちており、鬱蒼とした森林や浮遊島に呪われた聖堂などが戦いの舞台となります。プレイヤーは鞭や剣、斧、弓などの様々な武器を使いこなす他、スキル、ステータス、武器のカスタマイズもでき、自身の外見も変えることが可能です。記事執筆時点では日本語未対応。

『Elderand』は、2,300円で配信中


――まずは自己紹介をお願いします。一番好きなゲームは何ですか?

Will Fernandes氏(以下Will)本作のクリエイティブ・ディレクター、Will Fernandesです。私の一番好きなゲームはコンスタントに変わりまして、あるときは『悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲』、またあるときは『メタルギアソリッド』ですね。

――本作の開発はなぜ始まったのですか?

Will私の好きなゲームジャンルはメトロイドヴァニアです。本作の開発に着手した当時、メトロイドヴァニアのゲームがあまり多くないことに気がつきました。そのため、『悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲』をプレイしたときのような満足感を再現するものを作りたいと思ったのです。

――本作の特徴を教えてください。

Will戦闘システムが非常に多彩となっており、敵を倒すために様々なアプローチをすることができます。さらに、装備品の組み合わせによって、自分だけの個性的なキャラクターを作り上げることも可能になっています。キャラクターカスタマイズはステータスや装備だけでなく、外見も自由に設定することができますよ。

――本作はどんな人にプレイしてもらいたいですか?

Willメトロイドヴァニアというジャンルのファンで、特に『悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲』やニンテンドーDS用ソフト『悪魔城ドラキュラ 蒼月の十字架』などのタイトルが好きな人には、存分に楽しんでいただけると思いますよ。

――本作が影響を受けた作品はありますか?

Will私はホラー映画が大好きですが、本プロジェクトが主にインスピレーションを受けたのは、実は『悪魔城ドラキュラ』や『ダークソウル』などのゲームです。とはいえ、ラヴクラフトが本作の世界観に与えた影響は無視できないもので、彼の作品は本作の雰囲気やトーンに大きな影響を与えています。

――本作の日本語対応予定はありますか?有志翻訳は可能ですか?

Will有志の方々と一緒に仕事をしたいのは山々なのですが、難しいでしょう。残念ながら翻訳の正確性を確認する手段がないため、有志による翻訳には協力することはできません。

――新型コロナウイルスによる開発への影響はありましたか?

Willいいえ、まったくありませんでした。私たち開発チームは、新型コロナのパンデミック以前からリモートで開発に取り組んでいましたので、開発プロセスに大きな変化はなかったのです。

――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか?

Will自分が一生懸命作ったものを他の人が楽しんでくれているのを見るのは、とても嬉しいことです。

――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。

Will皆さんが日本の文化やメディアと強い結びつきがあると聞き、とてもうれしく思っています。90年代に生まれたブラジル人として、アニメやゲーム、特撮モノが皆さんの成長に大きな影響を与えたことは驚くことではありませんし、特にブラジルで「巨獣特捜ジャスピオン」が人気であることを考えると、なおさらです!これを読んでくれているあなたや周りの人々が、かつて日本のゲームを楽しんだのと同じように、本作も楽しんでいただけると嬉しいです。

――ありがとうございました。

◆「注目インディーミニ問答」について
本連載は、リリース直後インディーデベロッパーメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に700を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。




《Chandler》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

連載・特集 アクセスランキング

アクセスランキングをもっと見る

page top