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【吉田輝和の絵日記】この夏休みは自由度が高過ぎるぜ!『なつもん! 20世紀の夏休み』で全力クソガキムーブをかましまくってきた

新概念「クソガキおじさん」爆誕!

連載・特集 プレイレポート
【吉田輝和の絵日記】この夏休みは自由度が高過ぎるぜ!『なつもん! 20世紀の夏休み』で全力クソガキムーブをかましまくってきた
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今回は、トイボックス、ミレニアムキッチンが手掛け、スパイク・チュンソフトから発売されるニンテンドースイッチ向けタイトル『なつもん! 20世紀の夏休み』をプレイ!本作は、プレイヤーは小学生の少年となり、緑豊かな海辺の街で夏休みの1ヶ月間を自由に過ごしていきます。「夏休みを田舎の町で過ごすアドベンチャー」と聞けば、ピンと来る方もいるかもしれませんね!

そう、本作は『ぼくのなつやすみ』(以下:『ぼくなつ』)シリーズの綾部和氏が原作・脚本・ゲームデザインを手掛けているんです!

綾部和氏が手掛けた作品といえば、この絵日記で『クレヨンしんちゃん 「オラと博士の夏休み」 ~おわらない七日間の旅~』を取り上げていました。実はそれよりもっと昔に、趣味で『ぼくなつ』のプレイ絵日記を書いていたほど、綾部和氏作品の大ファンなんですよね。

そしてトイボックスの和田康宏氏と言えば、僕が初代から欠かさずプレイしている『牧場物語』の生みの親!さらにスパイク・チュンソフトから発売されるタイトルは僕好みのものが多く……つまり本作は、僕が大好きなメーカーのよくばりセットみたいなゲームです!

◆おじさんの夏休みが今始まる!

夏休み、緑豊かな海辺の町にサーカスの一座がやってきた。団長の息子である10歳の少年は、1ヶ月の公演の間、よもぎ町で様々な出来事を体験する。

主人公のデフォルトネームは“サトル”だけど、絵日記(セーブデータ)の名前は自由に変更可能だ。10歳の少年に「おじさん」と名付けたぞ!

10歳のおじさん(40)。矛盾を孕んだクリーチャーが爆誕してしまった。

夏休みの間、この明日葉荘にお世話になるようだ。明日葉今日子さん、めっちゃ可愛くない?この人が本作のヒロインでいいだろう。

挨拶が終われば自由に行動可能だ。明日葉荘を探索するぜ!

台所に居る今日子さんに話しかけると、晩ごはんリクエストのクエストが発生した。どうやら魚を釣ってくれば晩ごはんに出してもらえるようだ。

クエストの種類は「大きな冒険」「小さな冒険」「探偵ノート」の三種類だ。

家の外に出ると新しいクエストが発生した。住人たちの自己紹介を兼ねたチュートリアルクエストかな。とりあえず外を探索してみようっと。

虫取り網は最初から持っているので、いきなり昆虫採集が出来るんだな。近くを飛んでいる虫は手づかみで捕まえることも可能だ。

おじさんの虫耐性は年を経るごとに下がっていき、今や小学生の女の子並!みんなは虫を手掴み出来る……?

◆スタミナが続く限りどこへでも行けるぞ!

捕まえた虫の詳細は、自動的に絵日記に書き残される。指定数の虫や魚を捕まえるクエストもあるので、見つけたら捕まえなければ!

クエストをクリアするとステッカーがゲット出来る。このステッカーはいわゆるスタミナゲージのようなもので、木登りをしたり走ったり早く泳いだりすると消費される。

最初はスタミナ不足で低い木すら登れないが、クエストをクリアしてステッカーを貯めると、民家の屋根にだって軽々と登れちゃうのだ。お、窓から部屋の中が見れちゃうな。へへへ……。

なんかこういう部屋を覗く妖怪って居るよね……。

工場の煙突や灯台のてっぺんを目指すクエストもあるので、相当な数のステッカーを集める必要がありそうだな。

崖登り中はスタミナを消費してジャンプで登ることも可能だ。途中でスタミナが切れると落っこちてしまうので注意が必要だな。

身一つで崖登りをする楽しさは、某大作アクションに通じるところがある!

◆全力クソガキムーブで夏休みを満喫してきた!

夕方になってご飯の時間になると、どこに居ても呼びに来てくれる。便利だわ。

晩ごはんのあとは、また自由に探索が出来るぞ。

道端に生えているキノコや、捨てられているペットボトルなどのアイテムは、商店で売却が可能だ。町で昆虫採集をして、海で釣りをして、山に生えているキノコを集めてお金稼ぎ……。こりゃ探索や収集要素が好きな人にとってはたまらんな!

さらには採掘要素もあるのか!

僕が好きな要素が盛り沢山……!そうそう、探索が楽しすぎて色んな場所に行ったなあ。

地元の子供達と探検をしたし、

落下ダメージが無いからと言って、高い崖から飛び降りもした。

危険な場所にも気にせず入ったり、

工事現場の重機に登って遊んだりもした。かなりクソガキ度の高めな行動もしていたなあ。

ここで僕が本作でやった、一番クソガキ度の高い行動をご紹介しよう。

小高い橋の上で何を待っていたかといえば……

走っている電車に飛び乗り、さらに玩具の銃を撃ちまくる……。これがクソガキおじさんの夏休みだ!

昆虫採集や釣り、採取に採掘と、これでもか!ってほどに夏休みを満喫してきました。屋内に出入りする時以外は基本的にロードが入らないので、快適に探索が楽しめましたね。

最初はフィールドがかなり広く感じましたが(実際めっちゃ広い!)、収集要素やクエストをこなしながらだと移動が全く苦になりませんでした。ファストトラベル的なバス停もありますしね。

本作の開発が発表された時は、嬉しさがありつつ『ぼくなつ』らしさにも期待していましたが、シリーズの良いところはしっかり受け継ぎつつ、新しい要素がしっかり組み込まれており、想像していた10倍は楽しめました!


『なつもん! 20世紀の夏休み』は、7月28日よりニンテンドースイッチ向けに発売予定。綾部和氏作品ファンの方も未プレイの方も、ぜひ本作で夏休みを満喫してください!

《吉田 輝和》

おじさんの絵を描くおじさん 吉田 輝和

20年近く趣味でおじさんの絵(自画像)を描いていたら、いつの間にかおじさんの絵を描く仕事をするようになったおじさん。「吸血鬼すぐ死ぬ」や「からかい上手の高木さん」など数多くの漫画に、自分でも知らない内にモブとして登場している。 現在はGame*Sparkや他メディアでおじさんの絵やゲームの絵日記を連載中。お仕事の依頼は吉田輝和ツイッターからどうぞ。

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