今回は、Team Wollが手掛け、PLAYISMから発売された『CATO(キャトー)』のニンテンドースイッチ版をプレイ!本作は、「“必ず足から着地する猫”と“必ずバターを塗った面が床に落ちるトースト”が合体すると、矛盾を起こして永久に空中回転する永久機関になる」というネットミームから着想を得たパズルゲームです。
たしかに、トーストはバターを塗った面から床に落ちがちだし、猫はどんな体勢からでもクルリと器用に足から着地しますよね。

いや、うちの猫のひじきは鈍臭いので、体で着地してるな……。
◆足から着地する猫と、バター面から落下するトースト!

まずは猫ちゃん単体を操作する。左右の移動はできるけどジャンプが出来ないようだ。

どんな狭い場所でもヌルリと入っていく体の柔軟さから「猫は液体」とよく言われているように、狭いパイプの中も進んでいけるぞ。

ちなみにひじきキャットは鈍臭い上に少々ぽっちゃりしているので、狭い隙間を抜けるときはバキバキと音を立てて進んでいくぞ。液体感、ゼロ!

猫ちゃんは段差を飛び越えられないので、ここで場面はトーストに切り替わる。トーストは歩けない代わりに、左右への横ジャンプが可能だ。

壁に向かって横ジャンプをすると、壁にベシャリと張り付いてゆっくり落下していく。このときに再度ジャンプをすることで、忍者ゲームの壁蹴りアクションのように登っていける。

ジャンプが出来ない猫と、横っ飛びしか出来ないトーストが邂逅する。どうやら牛乳を作り出す装置が壊れてしまったらしく、猫とトーストが協力して、修理するための部品を見つけ出すといったストーリーのようだ。……ていうか、このトースト、喋るのか。

猫の背中にトーストが乗っかり、一匹と一枚の冒険が始まった。
◆パラドックスで永久機関が完成!

猫とトーストが合体すると「必ず足から着地する猫」と「必ずバター面が床に落ちるトースト」の矛盾が発生し、ボタン連打をすることで空中を自由に移動が出来るようになる。ステージ上のゲートに触れるとステージクリアだ。

合体時は、空中移動だけでなく、左右の歩行やジャンプもできるようになる。

猫とトーストが合体している限り無敵なのでは……?と思うが、そうは簡単にいかない。

ステージ上には「パラドックスウォール」と呼ばれるエリアがあり、ここは猫とトーストが分離していないと通れない。分離はボタンひとつでいつでも行えるぞ。

トーストは細いパイプを通り抜けられないので、猫ちゃんと別ルートで進んで行く局面もある。分離時はコントローラーの左右で猫ちゃんを操作し、ジャンプボタンでトーストを並行して操作する。

先へ進むと新しいギミックが出てきたぞ。猫ちゃんとトースト、それぞれにしか反応しないスイッチがあるので、ここでも分離して分担作業を行う。
猫ちゃん用のスイッチは上に乗るだけで作動するけど、トースト用のスイッチは、スイッチの切替時に前方に向かって射出される。

トーストは、勢いよく壁に叩きつけられるときでも、バターを塗った面から行くぞ。猫ちゃんに比べてトーストの扱いが雑なのがちょっとかわいそう。でもまあトーストは元気そうなので良し。

猫ちゃんの方も、スイッチで動く壁に跳ね上げられても平然と飛んでいく。この世界の猫とトースト、かなりタフだ。

じっくり考えていられるパズルステージ以外にも、ちょっとしたアクション要素のあるステージも用意されているぞ。

猫ちゃんやトーストの見た目を変えられるスキンも用意されている。ロボットの猫ちゃん可愛い!

トーストのスキンは……もはやトーストではなくキノコじゃん!

ステージが進むごとにギミックの数が増えていき、謎解きの難易度も上がっていく。

ヒント機能もあるので、どうしてもわからないときは何時間も悩み続けるより、ヒントに頼ってサクサク進めていく方が精神衛生上良いかもしれない。

ただ、あくまでヒントはヒント。僕のように察しの悪いタイプだと、それでも詰まっちゃうんだけどね……!
何度かヒントに頼ったとはいえ、パズルの全体的な難易度はそこまで高くありません。猫ちゃんやトーストの位置やスイッチのタイミングなど、総当たりでいろいろ試せば何とかなりました。
1つ1つのステージは短めなので「今日はこのステージだけやって終わろうかな」とキリよく楽しめます。
リトライもサクッと出来るし操作性も良いので、ストレスなくプレイ出来ました。PC版は体験版もあるので、絵日記を読んで気になった方はぜひ試して見てください!
CATO(キャトー)は、PC(Steam)/ニンテンドースイッチ/PS5向けに発売中です。













