どこまでも追ってくる「八尺様」の存在が超怖い…!“exeゲーム”の世界に入ってしまう脱出サバイバルホラー『都市伝説.exe』【プレイレポ】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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どこまでも追ってくる「八尺様」の存在が超怖い…!“exeゲーム”の世界に入ってしまう脱出サバイバルホラー『都市伝説.exe』【プレイレポ】

人気実況者・ガッチマンさんの「イベント用ゲーム」が一般発売!誰でも遊べる珠玉のホラーゲーム。

連載・特集 プレイレポート
どこまでも追ってくる「八尺様」の存在が超怖い…!“exeゲーム”の世界に入ってしまう脱出サバイバルホラー『都市伝説.exe』【プレイレポ】
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RainyDollGamesが手掛けるホラーゲーム『都市伝説.exe』が、2026年1月28日PC(Steam)向けに発売されました。

元々本作は、人気配信者であるガッチマンさんの「イベント用ゲーム」として制作されていましたが、ガッチマンさんの要素を除いて、誰でも遊べるように一般公開された作品です。

そんな本作『都市伝説.exe』は、異形の存在から逃げ惑う「手に汗握る逃走の緊張感」と「追われる恐怖感」が上手く融合し、かつ探索中のステージギミックの面白さやリトライのし易さなど、ゲームシステムも洗練されている非常に良く纏ったカジュアルな短編ホラーゲームでした。今回は、その魅力の一端を余すことなくレポートしていきたいと思います。


◆操作感、難易度設定など

まず、オプション設定など各項目を見ていきます。本作は、キーボード&マウスおよびゲームパッドに対応しています。筆者は最後までXboxコントローラーを使用しましたが、操作感はキビキビと反応してくれていたので、プレイ中はストレス知らずでした。インディーホラゲーにありがちな、最適化不足からくる操作感覚の悪さは3D酔いなどプレイ意欲が削がれてしまうことも多々ありますが、本作では快適にプレイできました。

オプションは、「一般」「操作」「映像」「音声」大きく4つに分かれていて、それぞれを自分好みにカスタマイズ可能です。一般タブでは、ゲーム画面の明るさや画面揺れの調整、日本語を含む複数言語を選択できます。操作タブでは、視点操作や感度の微調整、ダッシュやしゃがみについて操作方式の変更(長押しor切替)、ボタン配置のカスタムなど多岐にわたります。

そのほか、映像と音声タブにおいても画質やゲーム音量の微調整が行え、全体的に過不足なく充実したオプションだと思います。

また、本作は難易度のオプションがあり、バランスの取れた遊びやすい「ノーマル」、手ごたえのあるプレイが楽しめる「ノーマル」、敵がさらに強化された「ハード」の初心者~上級者向けに3段階のレベルを用意。これでどんなプレイヤーもゲームを楽しめる設計になっています。

さらに目玉としては、タイムアタック」モードを搭載しており、Steamランキングに挑戦することも可能。クリア後のやり込み要素もあるのは嬉しいところです。

◆はじまりは奇妙な「フリーゲーム」…恐ろしい怪異から逃げて生き延びろ

本作は、一人称視点のサバイバルホラーゲームです。物語は、主人公の趣味である「exeゲー」の発掘がきっかけとなって始まります。

いわゆるexeゲーとは、実行ファイル名をそのままゲーム名とするものや、タイトルの末尾に拡張子「.exe」を付加しているフリーゲームの一ジャンルです。多くは二次創作されたホラーゲームであり、内容的にチープだったり悪意に満ちた演出や動作が盛り込まれていることも特徴的で、『Sonic.exe』などが有名です。

そんなフリーゲームの中から、「都市伝説.exe」と名のついた起動ファイルを発見し、いつものようにダブルクリックしゲームを起動しようとしたところ――、PCが異音を発し画面はエラーを起こしたように青色に染まります。つかの間意識を失ったあと、ひどい頭痛で目を覚ました主人公は、ここである異変に気が付きます。

廊下に続いているはずのドアの先には、なぜか見慣れない屋外へと繋がっていたのです。いったいここはどこなんだ?混乱しながらも、徐々に鮮明になってくる記憶…そうだ、ここはもしかすると……!

悪夢のような世界が広がる

この空間は、どうやら先ほど遊ぼうとしていた「ホラーゲームの世界」そのままだというのです。どういうわけか、主人公はここに引きずり込まれてしまったようです。

というわけで、プレイヤーはこの悪夢の世界から生き延びて脱出することが目標となります。

そのためにまずは、ドアを開けるための道具を探さないといけません。プレイアブルになった直後に、操作説明やタスク目標などガイダンスが表示されるのでプレイに迷うことはなく、ユーザーフレンドリーな設計になっています。

基本操作は、左スティックで空間移動し押し込みでダッシュ。Aボタンでインタラクト、Bボタンでしゃがみ、十字キーでライトを点けることができます。

本作は怪異に見つからないようステルス移動で進めていくのが基本ですが、ゴミ箱に隠れてやり過ごすこともできます。インベントリなどのUIはとてもシンプルで、視認しやすく分かりやすい設計でした。

坂道を登っていくと、三角コーンや誘導用の人形などの資材が置かれた工事現場にたどり着きます。周辺には、意味ありげに鎮座する地蔵や「きけん この先日本国憲法通じません」と警告する謎の看板、無数に設置してある標識といった具合に、ひんやりとした不気味な雰囲気が漂っています

本作は、こうした心理的不安を誘うようなオブジェクトや背景デザインのセンスが良く、精緻なグラフィックスも相まってホラーな世界観の作り込みが秀逸。とても緻密に作り込まれていたと感じます。

工事現場を過ぎてさらに奥へと進んでいくと……

怪異と初遭遇…!!突然出てきたのでかなりビビる。その存在は、ロングヘアに麦わら帽、白いワンピース、手足が異常に長く、体中あちこちに御札が貼ってあり、一見して女性のような外見です。

この特徴的な姿は、2008年頃より某掲示板で広まった「八尺様(はっしゃくさま)」という、都市伝説的な妖怪に酷似しています

八尺様
空き瓶を当てて一定時間スタンできる

不穏なBGMとともに八尺様が迫ってきます…!その人間ならざる巨体とビジュアルに戦慄。とりあえず急いで引き返すことに。

先述のとおりライトを消したり、しゃがみ移動したりステルスが基本ですが、本作は敵に対して反撃することもできます。空き瓶や消化器など、さまざまアイテムを駆使すれば八尺様の動きを一定時間止められるので、その隙に逃げ出すのです。空き瓶はインベントリから選んで装備し、LBボタンで投げる方向を調整し、RBで放ちます。

また、本作は「スタミナ」の概念があり、スタミナゲージを消費してダッシュできます。ゲージは道中で拾える「缶ビール」などを飲めば回復しますが、最大3個までしか所持できないため、どのタイミングで使用するか適切な判断が必要です。

このように、ステルス・反撃・逃走の三要素がゲームシステムとしてうまく融合されており、脅威から逃げるギリギリの緊張感と、切り抜けた時の気持ちよさに繋がっていました

武器はボタン長押しで発動する。放つタイミングを見極めよう

空き缶を投擲して八尺様をかわし、さらに奥へ向かうと神社があります。そこでようやく、木の板を剥がすための「バール」を入手!あとは来た道を引き返すだけ……。

しかし、行く手にはふたたび八尺様が向かってきます。ドスン、ドスンと重たい足音が近づいてくるのが本当に怖い。

実はバールも武器として直接殴ることも可能なんですが、投擲するより若干操作が難しい。というのも、振り下ろし攻撃はボタン長押しで発動するうえ、敵をハイライトされる位置まで引き付けないと空振りに。しかもスタミナ消費も激しいので、ここぞという時意外は素直に走り去ったほうが良いかもしれません。

やーいやーい

バールを一撃食らわした隙になんとか切り抜け、立入禁止区域までたどり着きます。ここはしゃがまないと進めないので、巨体の八尺様は通れないでしょう。ふう、なんとか助かった…敵も悔しそうにこっちを見つめるばかり。もう怖くなんかね~ぞ!なんて余裕かましていると……

八尺様がこっちにキターーー!!バリケードの山をいとも簡単にふっ飛ばしてこちらに向かってきます。
本当に予想してない展開だったので、恐怖と焦りでマジでパニックになりました。

今度は、八尺様に追いつかれないよう逃げ回りながら、かつドアの板を一枚ずつ剥がしていかねばなりません。剥がすには一定のゲージを溜めなければならず、うまく立ち回らないとすぐゲームオーバーになってしまいます。

グルグル時計周りにチェイスしながら、スタミナゲージをフル回復させ、ダッシュで板を剥がしに行く、という作業を繰り返しなんとかドアの突破に成功。

QTE的な2択画面

ゴール直前でしたが、ここでQTEが挿入され「ゴミ箱に隠れる」「ドアを開く」どちらか2択を迫られます。ミスれば即死亡の状況で、筆者が選んだのは…ドアを開くこと。これが運良く奏功し、無事ステージをクリア。QTEは何かと批判されがちなシステムですが、緊張感が増す面白い仕掛けだと思いました。

◆逃走の緊張感と探索の面白さが絶妙のバランス

雑居ビルに逃げ込みましたが、悪夢はまだまだ終わりません。むしろ、本ゲームはこのステージから本番みたいなもので、その面白さは加速します。

というのもこのステージは「ループ構造」になっており、雑居ビルを探索しつつ、制限回数以内に指定されたタスクや謎解きをこなして脱出を目指していくことになります。

それに加えて、もちろん敵とのチェイスやQTEの駆け引きなどもあり、追われる恐怖と緊張感、そして多彩なギミックが仕掛けられた探索のスリリングな面白さが絶妙なバランスで体験できました

ステージの反復的な構造と、ゲームオーバーになっても即リトライできる親切さもあり、ホラーゲームが苦手なプレイヤーでも何度も挑戦していくうちにクリアが容易になるようなレベルデザインも良かった点のひとつでした。

背後から徐々に追い詰められていく怖さ、スタミナ切れで走れなくなるもどかしさ…八尺様とのチェイスは本当に緊張感にあふれていて楽しかったです

プレイ時間は約40分ほどでカジュアルに楽しめるので、慣れてきたらタイムアタックに挑戦してみるのも良いかもしれません。世界観やグラフィック、洗練されたシステム周りなど、総じてよく纏っているホラーゲームでした。

  • タイトル:『都市伝説.exe』

  • 対応機種:PC(Steam)

  • 記事におけるプレイ機種:PC(Steam)

  • 発売日:2025年1月28日

  • 著者プレイ時間:3時間

  • ※製品情報は記事執筆時点のもの

ライター:DOOMKID,編集:みお


ライター/心霊系雑食ゲーマー DOOMKID

1986年1月、広島県生まれ。「怖いもの」の原体験は小学生の時に見ていた「あなたの知らない世界」や当時盛んに放映されていた心霊系番組。小学生時に「バイオハザード」「Dの食卓」、中学生時に「サイレントヒル」でホラーゲームの洗礼を受け、以後このジャンルの虜となる。京都の某大学に入学後、坂口安吾や中島らもにどっぷり影響を受け、無頼派作家を志し退廃的生活(ゲーム三昧)を送る。その後紆余曲折を経て地元にて就職し、積みゲーを崩したり映像制作、ビートメイクなど様々な活動を展開中。HIPHOPとローポリをこよなく愛する。

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編集/Game*Spark共同編集長 みお

ゲーム文化と70年代の日本語の音楽大好き。人生ベストは『街 ~運命の交差点~』。2025年ベストは『Earthion』。 2021年3月からフリーライターを始め、2025年4月にGame*Spark編集部入り。2026年1月に共同編集長になりました。

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