愛されたロボットに寄り添い、看取るADV『Robot Hospice』―どこまでも優しい世界でプレイヤーはその最期に何を思うか【ゲムスパロボゲーカタログ】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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愛されたロボットに寄り添い、看取るADV『Robot Hospice』―どこまでも優しい世界でプレイヤーはその最期に何を思うか【ゲムスパロボゲーカタログ】

胸を打つようなテキスト、柔らかい雰囲気、すべてが優しさに満ち溢れています。

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愛されたロボットに寄り添い、看取るADV『Robot Hospice』―どこまでも優しい世界でプレイヤーはその最期に何を思うか【ゲムスパロボゲーカタログ】
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アニメやゲームの定番ジャンルのひとつに「ロボット」があります。創作物のロボットは巨大な搭乗型、意志を持つような自立型、マスコットのような可愛いタイプなど多彩な種類があり、いずれも違った魅力を持っているものです。

ゲーマーのみなさんに古今東西の素敵なロボットゲームを紹介する企画、それが【ゲムスパロボゲーカタログ】です。今回は、2026年にSteamで無料配信予定のドット絵2Dアドベンチャーゲーム『Robot Hospice』のベータ版先行プレイをお届けします!なお、特別に先行プレイの機会をいただいたため、本稿でのゲーム画面は製品版と異なる可能性があります。

※開発中の作品のため、ゲーム画面は製品版と異なる可能性があります。

愛されたロボットたちを看取る終末ADV

『Robot Hospice』は、ゲーム開発者のどこかしらどこ氏によるゲームサークル・Buttercup gardenが手がける作品(パブリッシャー:dokogames)。どこかしらどこ氏は、インディーゲーム制作チーム・teamAimaigoのメンバーとして、横スクロール探索アドベンチャーRPG『ヒサとヨミ』にも携わっています。

2025年4月にSteamストアページがオープンし、10月にはSteam向けに体験版を配信。そして、同年12月に発表されたオンラインゲームアワード「SHIBA GAME AWARD 2025 WINTER」では大賞を受賞するなど、注目を集めている作品です。

本作の舞台となるのは、人間と共に生きてきたロボットたちが最後の時を過ごす終末施設「ロボットホスピス」。プレイヤーは施設の新人スタッフとして、かつて愛されたロボットたちと交流や別れを経験しながら、仕事や自分自身と向き合っていくことになります。

目的は、施設に入っている5体全てのロボットたちを看取ること。日々の会話を通じてロボットとの信頼関係を築き、その過去や“望むもの”を知っていきます。

会話の選択肢や行動によってロボットとの別れが変化するので、彼らにとっての最高の最期を提供することを目指していきましょう。

毎日の会話を誰と過ごすのか

冒頭では、新人スタッフとしてロボットホスピスにやってきた主人公「ミドリ」が、サポートロボットの「ゼクス」に案内され、レクリエーションルームで施設に入居しているロボットたちと顔合わせをします。

施設にいるのは、家事代行ロボット「ハジメ」、犬型ロボット「ファイボ」、掃除型ロボット「テトラ」、そしてぬいぐるみのような見た目の「ツゥツゥ」と「ニィニィ」のコンビで、それぞれが施設内でゆったりと過ごしています。ミドリの仕事は、彼らの最期の日まで寄り添うことです。

1日1回、入居者の部屋で好きなことを聞いたり、一緒に遊んだり、探し物をしたりと、コミュニケーションを取ることでそのロボットとの物語が進んでいきます。1日の終わりにはミドリが日記を付ける形でオートセーブされるほか、移動中に任意にセーブすることも可能です。

会話の中では相手ロボットの過去の思い出や今の思い、悩みなど、さまざまな話を聞けます。ときには選択肢が出ることもあり、その対応によって物語に少しだけ変化が起こることも。

プレイヤーは毎日誰と会話するのかを自由に選んでいき、それはすべて大切な仕事である“看取ること”に繋がるのです。

選択済みの会話にはチェックが付きます。

胸を打つテキストと優しさ

本作には「+全ての優しくありたい人へ、そして優しくしか生きられないあなたへ+」というコピーがあり、冒頭のテーマソングから、すべてがその世界を作り上げています。柔らかい雰囲気のドット絵、ファミコン風の楽曲なども、どこか懐かしい感じを受けました。

入居ロボットたちも個性豊かで、それぞれの物語や考えはとても印象的。会話を経て、ロボットの色々な思いを聞くことになります。それらは無邪気なものだったり、何かを隠していたり、孤独だと感じいたりなど、決して同じ感情のものではありません。

愛されたロボットが最後に行き着く施設」で、プレイヤーはどのように感じ、何を選択するのかが大切なゲームです。

『Robot Hospice』のテキストはとても素晴らしく、ロボットとの日々の会話だけでなく、サポートロボットのゼクスとのちょっとした雑談でも何かを感じさせる、胸を打つような内容に溢れています。

ゲームプレイは基本的に日々のルーチンワークですが、読みたくなるようなテキストがそのシステムを根本から支えています。

それらを自分で読み、そして自分でその意図を判断することに意味がある作品なので、細かなゲームの内容について、ここで書くつもりはありません。

ひとつだけアドバイスするのであれば、会話の選択肢はゲームシステムのことを考えず、自分の思うように選んでほしいということ。その選択で迎えたロボットたちの最期は、決して忘れることがないでしょう。

ゲームの中では日々の生活だけでなく、物語に関するイベントも発生します。その先に何があるのかは、ぜひとも自分の目でご確認ください。


Robot Hospice』はとても優しい物語です。愛された後、最後に行き着く施設で過ごすロボットたちに、どう寄り添っていくのか。主人公のミドリは色々と悩み、選択することもありますが、そのすべては決して打算ではない、優しさに満ち溢れているものです。

ゲームのグラフィックや音楽、そして胸を打つようなテキスト、すべての完成度が高く、読み物としてエンディングまで引き込まれる要素が満載です。

性格やこれまでの境遇が異なるロボットたちも個性豊かで、きっと好きになりますし、その最期を看取ることに、自分なりの意味を見出せるかも知れません。

体験版では最初の数日間を体験可能で、ロボットたちとの会話やちょっとしたイベントをプレイできます。

なお本作は無料配信される予定なので、体験版を遊んで雰囲気に引き込まれた人、ストアページなどで世界観が気になった人は、配信を楽しみに待ちましょう!


ライター:Mr.Katoh,編集:八羽汰わちは




ライター/酒と雑学をこよなく愛するゲーマー Mr.Katoh

サイドクエストに手を染めて本編がなかなか進まない系。ゲーマー幼少時から親の蔵書の影響でオカルト・都市伝説系に強い興味を持つほか、大学で民俗学を学ぶ。ライター活動以前にはリカーショップ店長経験があり、酒にも詳しい。好きなゲームジャンルはサバイバル、経営シミュレーション、育成シミュレーション、野球ゲームなど。日々のニュース記事だけでなく、ゲームのレビューや趣味や経歴を活かした特集記事なども掲載中。

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編集/ 八羽汰わちは

はちわたわちは(回文)Game*Sparkの共同編集長。特技はヒトカラ12時間。

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