アニメやゲームの定番ジャンルのひとつに「ロボット」があります。創作物のロボットは巨大な搭乗型、意志を持つような自律型、マスコットのような可愛いタイプなど多彩な種類があり、いずれも違った魅力を持っているものです。
ゲーマーのみなさんに古今東西の素敵なロボットゲームを紹介する企画、それが【ゲムスパロボゲーカタログ】です。今回は今後の期待作として、Steamにて体験版を配信中のトップダウンシューター『Oh! Robot: Legendary Mechanic』を取り上げます!
暴走AIに立ち向かう1人の少女と「ゼロボット」
『Oh! Robot: Legendary Mechanic』は、韓国のインディーゲームデベロッパーGarage Artsが手がける作品です。
Garage Artsはソロ開発者によるゲーム開発スタジオで、同社代表は韓国の漫画誌で連載していた経歴の持ち主。また、公式サイトではこれまで複数のプロジェクトに参加していることが記載されています。
2015年から本格的な開発が始動しており、現在の元となるようなトップダウンビューでのロボットアクションは、2017年頃にモバイル向けに開発を進めていることが確認できます。
2025年1月からは開発ダイアリーがスタートし、アニメ調のストーリーなどの要素も追加されていきました。
本作の舞台は、AI技術が飛躍的に発展した世界です。あらゆる製品にAIが搭載され、各企業間の競争が過熱する一方で、未完成なAIによる衝突や事件「AIショック(AI SHOCK)」が勃発。主人公の少女「ジュディ」は、ピザ1枚まともに注文できない混乱を収めるため、開発した「ゼロボット(ZEROBOT)」に乗り込みます。
ゲームはミッション制で進行していき、ステージで大量に現れるロボットを破壊しながら目的を達成していきます。
倒したロボットからパーツを奪って使用したり、売ってロボット強化用の資金にしたりと、さまざまなカスタマイズ要素も。また、難易度ハードではより難しいローグライク要素も導入されます。



1995年から2010年にかけての名作オマージュである本作。ゲーム中に登場する武器や兵器は、数々のレトロアニメや映画から影響を受けたものです。
“かつて映像の中でしか見られなかった憧れの武器を、自らの手で操作し、戦闘に活用する”という開発意図であることも、Steamストアページで紹介されています。



GENTLEMEN START YOUR ENGINES!
Steam向けの体験版は2025年5月22日から配信され、これまで多くの更新が行われてきました。
「コミック風のストーリー演出」「タイトルロゴをよりスーパーロボット風に」「タイトル表示をロボットアニメ風に変更」「メニュー画面でキャラとロボが走る」など、ゲームの“ロボット作品たる部分”も積極的に更新しているのが好印象です。
体験版では、ストーリーモードの序盤の4ステージと、サバイバルモードの最初の1ステージがプレイ可能。最初のチュートリアルステージの開始前には、アップデートされたコミック風のイントロが入るので、こちらは必見です!ちなみにイラストレーションは、90年代の雰囲気を目指してすべて鉛筆によるスケッチを行っているようです。



ゲームは、まずゼロボットにジュディが乗り込む出撃シークエンスから始まり、マップ内を探索しながらミッションごとの目的を達成していくというもの。
ゼロボットは射撃・格闘・両肩(右と左)・サポートの5種類の武器が使用可能なほか、敵の攻撃を避けるための回避行動も使えます。
射撃武器にはマシンガンやショットガン、レーザー、特殊武器にはミサイルやレールガンなどがあり、それぞれ性能も大きく異なります。武器は敵を倒した際にドロップすることがあるのですが、同じ武器であっても威力やクールダウン、発射数などがランダムなので、性能を見て厳選することも大切です。




武器の変更はステージ開始前のほか、マップ内にいるNPCに話しかけることでも行えます。
また、ゲーム内で獲得できるお金があればいつでも武器のアップグレードができるので、強い武器を見付けたら即座に強化することも可能。



開発を進めて強くなれゼロボット!
ステージ選択画面では、ゼロボットを強化可能。強化項目にはHP最大値や武器の攻撃力強化だけでなく、マップ内のアイテム取得範囲やコイン獲得量アップなどもあります。
さらに、回避アクションを強化することで移動時に攻撃判定を発生させたり、ダッシュではなくジャンプ回避に変更したりすることも可能です。
体験版でプレイできるステージは少ないものの、敵の攻撃は決して緩いものではありません。敵を倒した際には、回復アイテムや一時シールドなどのアイテムをドロップすることがあります。
近接攻撃で倒せば大量のアイテムを獲得できますが、敵の攻撃でダメージを受ければアクションがキャンセルされてしまいます。



力押しだけで突破できるものでもなく、武器のクールダウンを考えて距離を取ったり、回避を駆使して敵の懐に潜り込んだり、さまざまなテクニックを駆使することで安定して戦えるのです。もちろん武器の選択や強化も重要で、自分だけのビルドを考えて最強のゼロボットを作り出す楽しみもあります。
そして難易度ハードでは、ミッションでの死亡時に“ストーリーがリセットされる”という、より厳しい仕様になります。獲得した武器やアップグレードは継続されるので、何度も挑戦しながら己を鍛えるのも面白そうですね!






2つのモードで楽しめる!
本作のもうひとつのモードである「サバイバルモード」は、時間内に敵を倒して武器をアップグレードしながら、最終的に登場するボスの撃破を目指す内容です。敵を倒すごとにレベルが上がっていき、レベルアップごとにメイン武器とサブ武器の変更や強化を行えるようになります。
こちらもステージ選択画面で基礎能力のアップグレードができますが、ストーリーモードとは独立した強化です。このモードでは武器を拾って選択することができないので、個別の強化ではなく、ステータスでの「武器の攻撃力アップ」を選ぶことも重要になるかもしれません。




開発元としては、こういったミニゲームモードを通じて多彩なコンテンツや、さまざまな楽しみ方を提供していく計画とのこと。体験版では2つのゲームモードの基本的なプレイ内容をしっかりと体感できます。選べる武器も複数あるので、色々なスタイルを試しながら、来たるべき本編に備えましょう!
そして『Oh! Robot: Legendary Mechanic』で、ぜひとも堪能してほしいのはサウンド部分です。
戦闘中にいつでもBGMを変更可能で、盛り上がる楽曲が揃っています。コレクション画面では、敵や武器の概要だけでなくBGMも解説付きで聞くことができるので、こちらもたっぷりと楽しみましょう!




さまざまなロボット作品からインスピレーションを受けて制作されている『Oh! Robot: Legendary Mechanic』は、体験版でもその多くの“ロボットへの愛”を感じ取ることができます。
ジュディはもちろん、対話機能のあるゼロボットの話し方、パロディの塊のような父親など、遊んでいて笑顔になること間違いなしです。
ゲームとしても、しっかり回避を考えなくてはいけないアクションや、ランダム要素でトレハン要素もある装備集め、機体のアップグレードなど、体験版時点でやり応えがあります。よりシンプルなサバイバルモードもあり、今後製品版でステージや武器のバリエーションが増えることが楽しみです。


『Oh! Robot: Legendary Mechanic』は、PC(Steam)向けに配信予定。まずは体験版を遊んで、製品版を楽しみに待ちましょう!















