「少年アニメを観ていると「キャラクターをぶっ飛んだ設定にしても大丈夫なんだな」という自信が湧いてくる」日本(?)レースゲーム『Nippon Marathon 2: Daijoubu』【開発者インタビュー】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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「少年アニメを観ていると「キャラクターをぶっ飛んだ設定にしても大丈夫なんだな」という自信が湧いてくる」日本(?)レースゲーム『Nippon Marathon 2: Daijoubu』【開発者インタビュー】

気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Onion Soup Interactive開発、PC/Linux向けに4月17日に早期アクセスが開始された日本(?)レースゲーム『Nippon Marathon 2: Daijoubu』開発者へのミニインタビューをお届けします。

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新しく追加された表情のアニメーション
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  • 「少年アニメを観ていると「キャラクターをぶっ飛んだ設定にしても大丈夫なんだな」という自信が湧いてくる」日本(?)レースゲーム『Nippon Marathon 2: Daijoubu』【開発者インタビュー】
  • 「少年アニメを観ていると「キャラクターをぶっ飛んだ設定にしても大丈夫なんだな」という自信が湧いてくる」日本(?)レースゲーム『Nippon Marathon 2: Daijoubu』【開発者インタビュー】
  • 新しく追加されたキャラクタークリエイターで作られたバニーキャラクター
  • 新たなコスチュームやカラーは定期的に追加
  • プレイヤーによって作られた奇妙なキャラクター
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気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Onion Soup Interactive開発、PC/Linux向けに4月17日に早期アクセスが開始された日本(?)レースゲーム『Nippon Marathon 2: Daijoubu』開発者へのミニインタビューをお届けします。

本作は、どこか間違った表現の日本で繰り広げられるマラソンレースゲーム。プレイヤーは混乱だらけの日本を舞台に、奇妙で物理演算たっぷりのコースを駆け抜けます。前作から操作性、グラフィック、新要素を一から見直し、スキルとカオス、そしてソファでのライバル対決を絶妙に融合させています。日本語にも対応済み。

『Nippon Marathon 2: Daijoubu』は、1,450円(7月10日までは10%オフの1,305円)で配信中


――まずは自己紹介をお願いします。一番好きなゲームは何ですか?

Andyこんにちは、Onion Soup Interactiveの全メンバー2人のうちの一人、Andy Madinです。『ニッポンマラソン』『SUPER 56』、そして『Nippon Marathon 2: Daijoubu』を個人で開発してきました。当社のもう一人のメンバーは妻のAmyで、ビジネス面やコミュニティマネジメントを担当しています。

一番好きなゲームですか?間違いなく、非常に難しい質問ですね。『ストリートファイターII』『スーパーメトロイド』『Deus Ex』…うーん、それか『スーパーマリオワールド』…いや、『Half-Life 2』か…でもここは『ストリートファイターII』にしておきましょう。私がこれまでの人生でおそらく最も多くの時間を注ぎ込んだゲームですし、そのゲームプレイとグラフィックスタイルは、他のどのゲームと比較しても、今なお色褪せない魅力を保っていると思うからです。

――本作の特徴を教えてください。また、そのアイデアはどのように思いついたのでしょうか?

Andyまず第一に、日本のハチャメチャなバラエティ番組のような海外製ゲームは、本作の他にないでしょう!

デザインの観点から言うと、最近は物理演算をベースにしたマルチプレイヤーゲームがたくさんありますが、私たちは物理演算とプレイヤースキルがしっかりとしたバランスを保てるよう、細心の注意を払っています。武器やステージのデザイン、そしてスキルの高いプレイヤーが武器を使ってどのように「自分のゾーン」を作り出せるか、またショートカットの機会をどれだけ作り出せるかといった点を熟慮しました。

私たちの真の目標は、ゲームをまったく触ったことがない初心者から、あらゆるゲーム要素を使いこなせるプロゲーマーまで、誰もが一緒になって楽しめるゲームを作ることです。このアプローチこそが、他の物理演算を使用したマルチプレイヤーゲームと一線を画す点だと思っています。

また、私自身『Nippon Marathon 2: Daijoubu』のキャラクターたちは本当に特別な存在だと思っており、ファンの皆さんも彼らの再登場を心から喜んでくれているようです。

――本作の開発にあたって影響を受けた作品はありますか?

Andyもちろんです!最もわかりやすく影響を受けているのは、「風雲!たけし城」ですね。イギリスでは2002年に大幅に編集されて放送されていたのですが、のちに私は日本のオリジナル版(コントパートも含まれているもの)を有志による字幕で観ることができました。マラソンの途中に奇妙なハプニングが発生するシステムは、まさにあのセクションからインスピレーションを得ています。

もちろん、私は「ONE PIECE」や「ジョジョの奇妙な冒険」のファンでもあり、特にあの奇抜なキャラクターデザインが大好きです。本作には、できるだけ多くの奇妙で風変わりなキャラクターを詰め込みたいと思っていたのですが、少年アニメを観ていると「キャラクターをとことんバカバカしく、ぶっ飛んだ設定にしても大丈夫なんだな」という自信が湧いてきます。

ゲームプレイの面では、『マリオカート』『大乱闘スマッシュブラザーズ』『スーパーボンバーマン』、そして『Micro Machines 2:Turbo Tournament』といった作品の要素も入っています。

また、本作特有の世界観のおかげで、自分たちの好きな作品の小ネタをたくさん仕込むことができました。実はちょうど今も『STEINS;GATE』のサウンドトラックを聴いているところなのですが、(本作にはたくさんの樽が登場するので)どこかに「バレル・タイター」を入れちゃおうかと思っています!

前回日本を訪れた際、Amyと私は、パブリッシャーの皆さんを私の一番のお気に入りである居酒屋「かがや」へお連れしました。そのお店はカエルの格好をした一風変わったマスターが経営しており、彼のお母さんが料理を作っている間、マスターはアンパンマンに対してちょっとここには書けないようなジェスチャーを披露してくれるような場所です。私がこれほどまでに惹きつけられているのは、まさに日本にしか存在しない、この徹底的に馬鹿げたユーモアなのです。「かがや」に2回目に足を運んだ時には、私とそのクレイジーなマスターはすっかり固い絆で結ばれ、今では彼のことを「私の日本人の父」と呼んでいます。

――本作の開発中に一番印象深かったエピソードを一つ教えてください。

Andy開発の話ではないのですが、きっと気に入ってもらえると思います。

前作のリリースから、資金調達に失敗してしまった『Nippon Marathon 2: Daijoubu』のKickstarterキャンペーンまでの間に、私たちは日本への移住を試みたことがありました。家を売り払い、手持ちのお金をすべてを注ぎ込んで「Onion Soup Interactive合同会社」を立ち上げたのです。残念ながら、体調不良とパンデミックの影響で最後までやり遂げることはできませんでしたが、東京、横浜、大阪で数ヶ月間過ごすことができ、そのすべての瞬間が最高の思い出です。

特に印象に残っているのは、日本を離れる際、イギリスに戻ってから両替するために銀行口座から貯金を全額引き出す必要があった時のことです。日本のATMは外国人にとって非常に複雑なので、親切な年配の日本人女性がやってきて、ATMのメニュー操作を手伝ってくれました。そして私たちが金額を入力したのですが、それが約600万円だったのです。その現金が出てくるのを見た時、彼女は床に崩れ落ちそうになっていました。おそらく、私たちのことを「CoCo壱番屋のカレー代を引き出そうとしている観光客」だとでも思っていたのでしょうね!

もっと開発に関する話であればこちらです。

長い間、ファンの皆さんからは「『ニッポンマラソン』にオンラインマルチプレイモードを実装してほしい」という要望をたくさんいただいていました。しかし正直なところ、プレイヤーの皆さんの期待に応えられるようなクオリティにするための経験やスキルが自分にはまだ足りないとずっと思っており、開発に踏み切るのを躊躇していたのです。

しかし最近になって自信がついた私は、マルチプレイの基礎的な部分を作り始めました。私にとって、2台のノートパソコン上で2人の「ジェイ・ダーウィン」が正しく同期し、箱やシンプルなプレハブを押し合っている初期のテストが上手くいっているのを見た瞬間は…本当に肩の荷が下りるような思いでした!

――リリース後のユーザーのフィードバックはどのようなものがありましたか?特に印象深いものを教えてください。

AndySteamやDiscordを通じて、すべてのユーザーからフィードバックを受け取るのが大好きなのですが、特に日本のユーザーからのフィードバックをもらうのは本当に楽しいです。というのも、日本の皆さんは「Daijoubu」という本作のサブタイトルを本当に気に入ってくれているからです。

本作がアップデートされるたび、私は「Daijoubu」な点(「新しい表情のアニメーション最高」など)と、「Daijoubuじゃないかも」な点(「字幕が画面に表示される時間が短すぎる」など)のリストを受け取ります。今や、あらゆる要素が「Daijoubu」か「Not Daijoubu」のどちらかで表現されているのです!

新しく追加された表情のアニメーション

――ユーザーからのフィードバックも踏まえて、今後のアップデートの方針について教えてください。

Andy前作の『ニッポンマラソン』は、楽しくてバカバカしいゲームだったと思いますが、当時の私の開発者としての経験不足のせいで、バグが多く、多くの面で洗練されていない作品でもありました。一部のゲーマーの皆さんは、それが「バカゲー」としての大きな魅力になっていると言ってくださいますが、この続編では少し違うアプローチをしたいと考えています。

矛盾しているように聞こえるかもしれませんが、私は『Nippon Marathon 2: Daijoubu』を、コンテンツが豊富で、非常に完成度の高いゲームに仕上げたいのです!本シリーズのコンセプトが秘めているポテンシャルを最大限に引き出して届けることこそが私の仕事だと感じていますし、本作がいつか大ヒットする可能性を秘めていると信じています。

現在はオンラインモードの基礎的な部分に取り組んでいますが、正式リリースの頃には、前作よりも多くのゲームモード、出場者、そしてマラソンコースを実装し、前作で受けた批判や改善点にもすべて対処することを目指しています。完全にゲーム開発に取り憑かれた「完璧主義者」になりたいのです!

新たなコスチュームやカラーは定期的に追加

――本作の日本語対応について教えてください。

Andy本作のUIとテキストはすべて日本語に対応しており、ゲーム内のセリフもすべて日本語で収録されています(ただ、少し一筋縄ではいかないところもあるのですが)。オンラインのサービスを通じて、日本の声優の皆さんにアクセスできる環境があることには本当に感謝しています。ゲーム内の声優さんたちによる演技にはものすごく満足していて、キャラクターたちの個性を引き出すのに本当に役立っています。特に、新キャラクターの「ミスター・ブレックファスト」がお気に入りで、とても表現力豊かな声をしているんですよ。

また、ぜひ注目してほしい点として、私たちはこのゲームのテーマである「独特な日本らしさ」や、日本のテレビ番組のようなビジュアルを強調したいと考えています。そのため、他の言語でプレイする海外のプレイヤーに対しても、あえて多くの日本語テキストや日本語音声をそのまま残すようにしているのです。これにより作品の雰囲気が保たれますし、プレイヤーにとっても、ちょっとした困惑や面白さを感じさせる要素として楽しんでもらえると思っています。

――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか?

Andyもちろんです!プレイヤーの皆さんが奇妙でユニークなカスタムキャラクターを作れるツールを用意しましたし、フォトモードも実装しました。さらに、ゲーム内のスナップショットが自動的に保存され、ゲーム内のUIからSteamへ直接送信できるギャラリー機能も搭載しています。

私たちが最も嬉しく思うのは、プレイヤーの皆さんが作成したクレイジーなスクリーンショットや動画が、YouTube、Twitch、ニコニコ動画、そしてSteamコミュニティのページなどでシェアされているのを見る時です!私たちはプレイヤーの皆さんがシェアしてくれたコンテンツをニュースレターでも紹介しているので、ぜひこれからも積極的にコンテンツをシェアしてほしいと思っています。

新しく追加されたキャラクタークリエイターで作られたバニーキャラクター
プレイヤーによって作られた奇妙なキャラクター

――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。

Andy読者の皆さんには、ぜひ『Nippon Marathon 2: Daijoubu』をプレイしてみてほしいと思っています。もし前作をプレイして「難しすぎる」と感じたり、グラフィックのディテールやコンテンツの物足りなさを感じたりした方がいれば、今回の『Nippon Marathon 2: Daijoubu』についてどう感じられたか、ぜひお聞きしたいです。あらゆる問題点に対して、できる限り客観的に対処しようと取り組んでいます。

また、私たちが日本に滞在していた際、とても温かく迎え入れてくれ、たくさんの楽しい時間を共有してくれた日本の皆さんには心から感謝しています。また日本へ行くのが待ちきれません。次は絶対に北海道を訪れると決めているんです!最後に、私のお気に入りの力士である宇良関、熱海富士関、そして琴櫻関、次の大相撲本場所での健闘を祈っています!

日本のバラエティ番組やアニメが好きな方、あるいは唯一無二のパーティーゲームを探している方は、ぜひ『Nippon Marathon 2: Daijoubu』を遊んでみてくださいね!

――ありがとうございました。

◆「注目インディーミニ問答」について

本連載は、リリース直後インディーデベロッパーメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に1,000を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。

ライター:Chandler,編集:Akira Horie》

ライター/バイク乗り Chandler

ゲームと風をこよなく愛する暇人。趣味は多い方だったはずが、最近は家でぼーっとしている時間が増えてきた気がしている

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Akira Horie

編集/『ウィザードリィ外伝 五つの試練』Steam/Nintendo Switch好評発売中! Akira Horie

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