◆日中のプロゲーマーは環境が違うのか?対戦して気付いたこと
上段が父ノ背中、下段がuL Gaming
――日本のチーム同士、中国のチーム同士で戦う時と今回の試合では、防衛や攻撃の仕方など、いつもと違うな、と感じる点はありましたか
けんき選手: 結論から言うと、感じませんでした。というのも僕たちのようなアジアのチームはEUのプロチームを参考にしたりしながら戦っています。ただ、今回の僕らは、トップチームの編成ではなく、東京ゲームショウにあわせた、より発信力のあるプレイヤーのみで構成していたので、特殊な守り方をしていました。敵が強豪チームということもあり、誰もがやらないような奇策を使って臨もうとしましたが、追いつけなかった、という感じです。
Lusty選手: 中国のチームとあまり変わらない戦い方ですが、こちらの戦略に合わせてくるのが上手いと思いました。
――エクストラショウマッチの終盤にタチャンカが出てきたりとエンターテインメント性溢れる試合を披露していましたが、盛り上げようと意識した点はありますか
けんき選手: 僕たちは配信者チームなので、毎日盛り上げる、ということはやっていますね。今回のような真剣なマッチは、この1週間ほどで急遽練習してきたんですが、人を喜ばせるために僕らはプロゲーマーをやっているので、エクストラショウマッチ(のような戦い)が本来の僕たちの姿です。
Lusty選手:観客を楽しませるのは両チーム意識していたと思いますし、タチャンカやカプカンを選んだり、(防衛時に)外に出たりしたのは楽しかったですね。
――日本と中国で環境の違いなどはあると思いますか
けんき選手: 日本の環境においてよく言われるのは、大会の賞金が少ないから日本ではプロゲーマーが育ちにくいとか、e-Sporstが盛んでないなどと言われますが、僕たちの収益は主にYouTubeで、十分な収益は得ているので、毎日楽しくゲームをプレイする状態になっています。なので、海外に比べて日本の環境が厳しい、ということは僕らのチームに関してはありません。
Lusty選手:カスタムゲームで様々な戦略を立てていますし、海外のチームの戦略を研究して自分たちの戦略を作り上げてもいるので、あまり違いや戸惑いはありません。
――どのような理由でも構わないので、今回のMVPを選んでください。
けんき選手: 一番湧いたのは間違いなくRookie選手だと思います。
uL Gaming一同:Rookie!
――uL Gamingチームが思う今回の勝因、父ノ背中チームが思う反省点をそれぞれお聞かせください
Lusty選手:今回の勝因は、いろいろな努力の積み重ねだと思います。チームメンバーはみんな大学生で、授業が終わればフリータイムを全て『レインボーシックス シージ』に費やし、練習やマップの戦略なども努力でなんとかしています。今回はなんとか勝たせていただきました。
けんき選手: 僕も含め、今回は『レインボーシックス シージ』の第一線から離れたプレイヤーでチーム構成されていまして、クランで時間をかけて練習をすると、配信に時間が割けないという側面があります。そのため、本来は配信をするチームと、実際に戦うチームが分離しています。今回のマッチは、PRという面もあったので、発信力のあるメンバーで構成したのが敗因かなと思っています。今後、ESLなどのプロリーグでは別のメンバーで魅せていきたいと考えています。
――ちなみにASHとIQ、結婚するならどっちがいいですか
Lusty選手:結婚するならIQ、デートだけならASHです。ASHはFBIの隊員なのでアグレッシブでちょっと難しそう。
けんき選手: そうですね…僕はIQですかね。僕はわりとドジを踏むんですが、IQだったら爆弾とかトラップを発見してくれるので相性がいいかなと思います。すいませんこれくらいのコメントしか…。(笑)
――生放送を視聴したり、会場に来てくれたりしたファンに対して、一言コメントをお願いします。
けんき選手: 今回の大会に参加できたのは、リスナーさんたちがいてくれたからこそなので、これからもよろしくお願いします。そして本日はありがとうございました。
Lusty選手:ご視聴いただきありがとうございました。今後もサポートをぜひよろしくお願いします。
――ありがとうございました