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【吉田輝和の絵日記】自殺・説得・逃亡・睡眠薬混入…ループする12分の間にあらゆる行動を試せ!『12ミニッツ』

12分間でやりたい放題だろ……!

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【吉田輝和の絵日記】自殺・説得・逃亡・睡眠薬混入…ループする12分の間にあらゆる行動を試せ!『12ミニッツ』
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12分で世界がループするとしたら、皆さんは何をしますか?

自宅からスタートするとして、毎回12分でループしちゃうんじゃ金儲けも意味ないし、買い物や美味しい物を食べに行くには時間が足りないし……出来ることは少なそうですね。

とりあえず無一文の状態からループするのは避けたい……!

今回は、Luis Antonioが贈る『TWELVE MINUTES』のPC版。本作は、12分でループする世界を舞台にしたポイント&クリックアドベンチャーです。何度もループを繰り返し、時には殺し、時には殺されながら、隠された謎を解き明かしていきます。

なお、今回はネタバレが含まれていますので、閲覧にはご注意ください。

ループ世界では命は軽い……?

その日も妻と2人きりで過ごすロマンチックな夕べになるはずだった。男が妻の待つアパートに帰ってきたところから始まる、無限のような時間……。

監視カメラの映像のような見下ろし型の視点で、気になるポイントをマウスクリックで調べてゲームを進める。

自宅の鍵を忘れて家に入れなくなった主人公。植木鉢をクリックすると鍵が見つかった。外国でも植木鉢に鍵を隠す習慣があるんだな。

子供の頃、両親が共働きだったので植木鉢の中に鍵を隠してたなあ。

ただ……鍵は植木鉢の土の奥底に隠されていたため、毎回危険な薬物の取引でもしているような気分だった。

鍵を開けてアパートに入ると妻がハグをして出迎えてくれた。デザートまで用意してくれているらしい。妬ましいくらい幸せそうな夫婦だ。

さて、デザートの前に自宅の探索をしようか。

シンクの上のマグカップをクリックすると、マグカップのアイテムを手に入れた。なるほど、こういった具合に色んなアイテムをゲット出来るのか。そしてアイテム一覧からマグカップを選んだ状態でシンクをクリックすると……おお、マグカップで水を汲んだことで、マグカップが「水の入ったマグカップ」に変化した!手に入れたアイテムは使う場所によって状態が変わるんだな。

同じくシンクで手に入れたナイフを自分に使うと……まさか自殺するのだろうか?

おそらく、「何を考えているんだ。バカなことはやめよう」みたいなメッセージが出てくるだけとは思うが、好奇心に抗えずに試してしまった。

ナイフを自分の腹に向け、何度かためらった後……グサリッ!

やっぱり思った……通り……ニコリ。

まずは調べろ!あらゆる場所をクリック!

1回目のループは数分でサクッと終わってしまったので、今回はじっくり探索してみよう。

リビングでは前回拾ったマグカップやナイフの他に、テーブルにあるスプーンやキャンドルが入手できた。冷蔵庫の中にはデザートが用意されているな。クローゼットの中に隠れることも出来そうだ。鞄の中には妻の携帯電話も見つけた。

洗面所の棚には睡眠薬が……。水を入れたマグカップに使うと、「睡眠薬入りの水」に変化した。これを妻に飲ませるのか……?まあ拾える物は全て拾っておこう。

何かの役に立つかもしれないしな!収集癖のある僕には至高の時間だ。うっとり。

そんなことをしていたら玄関のチャイムが鳴る。刑事らしいが何の用だろうと家に入れたら……

妻には、自分の父親を殺した罪で逮捕状が出ているらしく、問答無用で後ろ手に縛られる。

しかし、刑事は妻の逮捕よりも、妻が隠し持っているらしい懐中時計を求めているようだ。こいつ、本当に警察関係者か?

妻が懐中時計を出し渋っている内に、見せしめと言わんばかりに主人公が首を締められて殺されてしまった。またループ……。

ループを抜け出すのは忙しい!

2回目のループでわかったのは、妻の殺人の罪、隠し持っている懐中時計、そして刑事を家に入れると殺されることだ。

とりあえずの目的は、刑事による殺害を回避することだろう。つまり刑事を家に入れなければいいのだ。

妻に全てを打ち明けて、刑事が来てもドアを開けさせなければいいかもしれないが、ループしていることを信じてもらえる証拠がなさそうだ。うーむ、どうしようか。

じゃあ……妻を眠らせちゃおうかな!

ちなみに、睡眠薬を入れる現場を妻に目撃されていると飲んでくれないのでこっそり行う。

これで解決と思いきや、鍵のかかったドアを蹴破って侵入される。

持っていたナイフで応戦するも、またループしてしまった。戦いになるとこちらが不利みたいだな。

今度は、始まってすぐ妻が主人公の帰宅に気付かない内にクローゼットに隠れてみた。自分の身は助かったが、妻が刑事に捕まってしまった。またループ……。

今度は妻に睡眠薬を飲ませた上でクローゼットに隠れてみた。

睡眠薬を飲ませると眠っている妻には危害は加えられなかったので、その方が安全と判断した。まあ主人公は殺されたけど。

もたもたしていたら刑事が来ちゃうし、全ての行動を迅速に行う必要がある。タイムアタックでもしている気分になってきたな。

全ての準備を終えたのでクローゼットに隠れよう。

チャイムを鳴らす刑事をクローゼットの隙間から見守る主人公。妻は寝室で眠っているので刑事の呼びかけには誰も答えない。

ドアを蹴破って侵入してきた刑事を見守っていると、寝室に入ってすぐ悲鳴を上げた。

倒れている刑事……。おそらく故障している照明スイッチに触れたのだろう。

このスイッチは2回までなら触っても大丈夫なのだが、3回目には感電してしまうのだ!バカめ!……まあこれまでに主人公も何度か感電してループしちゃってたんだけどね。

2人とも死んではいないがぐっすり眠っている。

気絶している刑事の荷物を物色する。拳銃、結束バンド、ナイフ、それに携帯電話を持っていた。はい、全部没収~。

とりあえず結束バンドで刑事を縛り、携帯電話をチェック。お、刑事の娘さんの電話番号をゲット!へへへ……。

ほどなくして目を覚ました刑事。

これまでの仕返しとして足を銃で撃ち抜く。撃つ部位はプレイヤーが選択出来るぞ!

血を流して朦朧とする刑事を尋問する。

話を聞くと、妻の父親と刑事は深い仲だったらしい。懐中時計は高価な品のようで、病気の娘のために金が必要だったそうだ。

喋り終えた刑事は失血死し、またループ……。

物を持ち越せないが情報は持ち越せるので、ループを重ねるごとに取れる行動が少しずつ広がっていく。

次に主人公が取る行動は……

娘さんにチクり電話!この行動が吉と出るか凶と出るのか……。



クリア時間は6時間ほど。刑事は敵なのか、隠し事をしている妻こそが真の敵なのか……。ループを重ねるごとに増えていく謎が気になりすぎて一気にプレイしちゃいました。

選択可能なオブジェクトやアイテムの数が多いので、あれやこれやとトライ&エラーを重ねるのが楽しかったですね。一方で、先に進むためにこれまで見つけてきた適切な手順を毎回踏まなければならず、失敗するたびに同じシーンを何度も見るのはちょっとストレスでしたね。良くも悪くもトライ&エラーを重ねるゲームです。

ペナルティ無しに何度でもループ出来るので「あそこであの行動を取っていれば……」といったifが気軽に確認出来るのは良かったです。

短いクリア時間のゲームにしては2,700円とちょっと高めに感じるかもしれませんが、個人的には価格に見合った体験ができました。

『TWELVE MINUTES』はPC(Steam/Microsoftストア)/Xbox Series X|S/Xbox Oneを対象に配信中。また、Xbox Game Passでも配信されています(記事執筆時点)。

吉田輝和のプロフィール:自画像の絵日記を20年以上書き続けている謎のおじさん。近年、「ちおちゃんの通学路(KADOKAWA)」や「お稲荷JKたまもちゃん(一迅社)」、「からかい上手の高木さん(小学館)」などの人気漫画のモブキャラとして登場しており、これまでアニメ作品に3回登場した。何故こんなに漫画に登場しているのか、描いた漫画家も吉田本人もよくわからないらしい。 最近、『スカイリム』を二人でプレイする絵日記企画「スカイリム二重人格ロールプレイの旅」をはじめた。同企画の最新話通知用Twitterはこちら。吉田輝和個人のTwitterはこちら
《吉田 輝和》

おじさんの絵を描くおじさん 吉田 輝和

20年近く趣味でおじさんの絵(自画像)を描いていたら、いつの間にかおじさんの絵を描く仕事をするようになったおじさん。「吸血鬼すぐ死ぬ」や「からかい上手の高木さん」など数多くの漫画に、自分でも知らない内にモブとして登場している。 現在はGame*Sparkや他メディアでおじさんの絵やゲームの絵日記を連載中。お仕事の依頼は吉田輝和ツイッターからどうぞ。

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