2022年6月10日、ハピネットが主催するイベント「Happinet ゲームフェス！～2022夏の陣～」のビジネスデーが開催されました。
様々なゲームの試遊や映像などが出展された本イベントですが、本稿では、ついに日本語版の登場となるカートゥーン調なかわいい動物たちの格闘ゲーム『Them’s Fightin’ Herds』の試遊レポをお届けします。
本作は、カートゥーンなポニーたちが乱闘する格闘ゲーム。「マイリトルポニー」を彷彿とさせる可愛いイラストとは裏腹に、ローカルおよびオンラインでの本格的な対戦やアドベンチャーを楽しむことができます。複雑なシステムはなく、シンプルながら奥深いシステムを特徴としています。
本作の目玉として、弱・中・強攻撃に加えて「魔法」という、キャラ固有の特殊アビリティのようなシステムが存在します。使用できるキャラクターは、今後登場する4匹を含めて全部で11キャラクター。試遊版では7匹が使用できましたが、筆者が今回使用したのはカウボーイ的な出で立ちの「アリゾナ」。彼女はカウボーイ的に投げ縄を投げ、相手を引き寄せる魔法を持っています。一定の間合いを取っていないと相手を捕まえることができないので、立ち回りや使うタイミングが試されます。
格闘ゲームパートのアニメーションはヌルヌルで、攻撃を受けたキャラクターたちのコミカルで豊富。筆者は正直カートゥーン調の動物系キャラクターにはあまり興味がなかったのですが、プレイ中に思わず可愛いと感じてしまいました。
キャラクターにはそれぞれに固有のストーリーモードが用意されています。ストーリーモードといってもよくあるテキストを読み進めていくだけのものではなく、キュートなピクセルアートで描かれるダンジョンや頭を使う謎解きが用意された本格的なアドベンチャーが楽しめるものになっています。
ダンジョン探索パートは所々にヘビやオオカミのような謎の黒い敵が出現します。敵に触れると戦闘が始まり、格闘ゲームパートになります。筆者のプレイした範囲では敵はあまり強くなく、楽しくコマンドを練習しがてら気軽に戦えます。定期的に訪れる戦闘を楽しみながら「ポニーは可愛いけど対戦は苦手」という人も遊びやすく満足できそうです。
2022年秋にPS4/ニンテンドースイッチ向けに発売予定の『Them’s Fightin’ Herds: Deluxe Edition』は新キャラなどの追加コンテンツが受け取れるシーズンパスが付属するお得なエディションとなっていますので、これから購入する予定の方は検討してみてはいかがでしょうか。
最後に、H2 INTERACTIVEブースの簡単なブースレポをお届けします。このブースでは『Them’s Fightin’ Herds』の他に、同社が発売を予定している『死霊のはらわた：ザ・ゲーム（Evil Dead: The Game）』や『Sifu: Vengeance Edition』が展示されていました。
『Sifu: Vengeance Edition』は、PC/PS4/PS5で人気を博す高難度カンフーアクションゲームに様々な特典が付属するパッケージ版。スチールブックやデジタルサントラ、アートブックやリトグラフ、オフィシャルストーリーブックが付属します。
ブースにはスチールブック、リトグラフ、アートブックが展示されており、実物を触って確認できました。
