アニメやゲームの定番ジャンルのひとつに「ロボット」があります。創作物のロボットは巨大な搭乗型、意志を持つような自立型、マスコットのような可愛いタイプなど多彩な種類があり、いずれも違った魅力を持っているものです。
ゲーマーのみなさんに古今東西の素敵なロボットゲームを紹介する企画、それが【ゲムスパロボゲーカタログ】です。今回紹介するのは、2026年9月17日にPC(Steam/Epic Gamesストア)/PS5向けにリリースされた『機動警察パトレイバー the Case Files』です。
アニメ、OVA、劇場版からエピソードを抜粋
『機動警察パトレイバー the Case Files』は、日本のチャイムが手がける作品。パブリッシャーは、グッドスマイルカンパニーです。チャイムは1990年設立のスタジオで、これまで多くのアニメIPゲームをはじめとするタイトルの開発に携わっています。
本作は2026年3月23日にSteamストアページが公開され、あわせてトレイラーも公開されるかたちで発表されました。アニメや漫画、小説や映画など、さまざまなかたちで展開しているメディアミックス作品「機動警察パトレイバー」を原作に、数々の名シーンを追体験できるゲームです。
舞台となるのは、ロボット技術の躍進によって生まれた汎用人間型作業機械「レイバー」が、あらゆる分野に普及している20世紀末。プレイヤーは、レイバーが関わる事故や犯罪に対処する警視庁警備部・特殊車輌二課、通称「特車二課」として、さまざまな事件に立ち向かいます。
ゲーム内では“黒いレイバー”ことグリフォンの事件など、TVアニメ・OVA・劇場版のストーリーを元にしたミッションが展開します。さらに、特車二課と対峙する側を操作するアナザーミッション、色々なレイバーやステージが用意されたシミュレーションなどのモードも搭載されています。



また、監修として出渕裕氏(メカニック監修)、伊藤和典氏(脚本監修)、高田明美氏(キャラクター作画監修)も参加しているほか、オープニング曲には川井憲次氏による描き下ろし曲「the Case Files」を採用しています。


ザ・ライトスタッフを目指して
「機動警察パトレイバー」の名場面を追体験できる本作では、ミッションのはじめに篠原遊馬などのキャラクターによるモノローグの形でストーリーが説明されます。
キャラクター同士の掛け合いもあり、キャラクターのセリフには、ほぼオリジナルキャストが採用されています(アニメなどから音声を持ってきているようです)。
最初は泉野明巡査をはじめとするメンバーが、警察学校の奥多摩分校でイングラムの操縦訓練を受けるかたちでチュートリアルをプレイします。
移動や攻撃、防御や回避などの基礎を学びつつ、最後には模擬戦で香貫花・クランシーの操るイングラム2号機と対戦。ここは、TVアニメの2話「香貫花が来た」のエピソードですね。






イングラムは耐久値とバッテリーがあり、どちらかの数字が0になればミッション失敗になります。また、回避と防御はそれぞれ敵の攻撃に合わせることでジャスト行動になり、攻撃に転じやすくなります。ミッションによってはリボルバーやショットガンも使用可能で、弾薬は使い切りになります。
それぞれのミッションは、クリア後にリザルト画面に移行。リザルトでは残り時間や体力のほか、コンティニュー回数と、ミッションごとに用意された「器物を破損しない」「HP50%以上でクリア」などの目標の達成数で評価が決定します。なお、評価は難易度ごとに用意されており、最高難度は“バベル”です。




メインミッションの序盤は、シャフト・エンタープライズと“黒いレイバー”のエピソード(「NEW OVA」含む)を中心に進み、その後には劇場版のエピソードも登場します。
どのミッションも導入やクリア後にキャラクターボイス付きの物語が楽しめるので、作品のファンにも嬉しい要素がたっぷりです。





イングラム以外の機体も扱える!
本作のミッションは、一部を除いて対象となるレイバーを倒すことが目的となります。相手となるのはグリフォンはもちろん、ブロッケンやHAL-X10などの機体もあり、さまざまなシチュエーションで戦うことになります。
プレイヤーが操る機体も特車二課のイングラムだけでなく、自衛隊のヘルダイバーや、篠原重工のエコノミーなどを操るミッションも用意されています。不破さんも使えますよ。
また、イングラムはミッションによって装備も異なります。銃が使えるミッションでは、その火力の高さが嬉しい!





マップ内には、体力・バッテリー・弾薬の回復アイテムも配置されています。戦闘では敵の攻撃をまともに喰らえばかなりのダメージを受けるので、アクションに慣れないうちはしっかりと回避と防御を意識しつつ、回復を利用することも重要。全アイテム回収がミッションのボーナス目標になることもあります。
戦闘は、基本的に近接戦闘が多くなります。攻撃はレイバーの方向もかなり重要で、ロックオン機能はあるのですが、距離感や立ち位置によっては当たらないことも。とにかく回避が優秀なので、敵の攻撃をかわしながら有利な位置取りを作り、確実にダメージを与えていきましょう。




なお、戦闘終了後のイベントではQTEが発生することもあります。コマンド自体は入力の猶予もあって難しくないのですが、油断は禁物ですね。





クリア後にはお楽しみモードも
メインミッションクリア後にプレイ可能になる「アナザーサイド」は、ゲーム中のミッションを敵側の視点からプレイするモードです。ブロッケンで相手を罠の場所まで誘導したり、グリフォンを使ってイングラムと戦ったり、さまざまなミッションが用意されています。もちろんアナザーミッションでも評価や難易度選択があります。
また、このモードでは通常のレイバーだけでなく、重攻撃型のHAL-X10や、戦闘ヘリコプター・ヘルハウンドを使用することも可能。特殊な機体は操作方法も異なるのですが、操作性は悪くなく、特にHAL-X10は圧倒的な火力で多数のレイバーと戦うアクションも楽しめます。





シミュレーターモードでは、射撃訓練や実戦訓練など複数のルールがプレイ可能で、進めていくことで新しいマップや機体もアンロックされていきます。機体によっては装備も変更できるようになるので、エコノミーで、さまざまな競技において他の機体を相手に無双する、という遊び方もできます。
最後に、データベースでは、作品の世界観や用語説明のほか、登場キャラクターや機体の説明などを閲覧できます。機体の説明では、全高や重量、最小旋回半径や装甲材質なども記載されているため、なかなか面白いデータを楽しめますよ。








「機動警察パトレイバー」を題材にした新作ゲーム『機動警察パトレイバー the Case Files』は、原作のさまざまなコンテンツをベースにしたアクションが楽しめます。ボイスを含め、原作ファン向けにこだわっている部分も多めです。



アクション面ではどうしてもイングラムを含めて装備が少ないこともあり、やや単調になってしまう部分も。相手の攻撃を避けつつ反撃するのが基本なのですが、ロックオンをしなければ攻撃の方向が安定せず、レイバーの操縦は難しいのだなと実感できます。
初代OVAから38年目となる2026年には、完全新作「機動警察パトレイバーEZY」も始動しました。今後も「機動警察パトレイバー」の世界からは目が離せませんね!













