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【吉田輝和の絵日記】『ファイアーエムブレム無双 風花雪月』はカップリングを考えてくっつける至高の遊びが楽しめる

『ファイアーエムブレム無双 風花雪月』で吉田おじさんが乙女になりました。

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IFストーリーが描かれるスピンオフ作品って、本編では敵対していたキャラクターと共闘したり、死ぬはずだった仲間が生き残ったりと、面白い展開になることが多いですよね。それに本編では見れなかったキャラクターたちの側面が見られるし。

何より「あの時、AではなくBを選んでいたら……」という後悔の気持ちから生じる“IFの世界”が見られるところが面白いところではないでしょうか。

現実では、IFの世界なんか見られませんからね……って、僕の人生、後悔するほど重大な選択はしてこなかったな……。

今回は、コーエーテクモゲームスが贈るニンテンドースイッチ向けソフト『ファイアーエムブレム無双 風花雪月』。本作は、爽快なアクションが味わえる『無双』と、高い戦略性やキャラクターとの交流が楽しめる『ファイアーエムブレム』の要素が合体したタクティカルアクションです。2019年に発売されたシミュレーションRPG『ファイアーエムブレム 風花雪月』(以下:『風花雪月』)をベースにしながらも、全く異なるIFのストーリーが紡がれます。

『風花雪月』のキャラクターたちがIFの世界でどのような活躍を見せるのか……そして、僕の推しであるラファエルくんは今回もえこひいき出来るのか確かめてきました!

主人公は教師……ではなく、士官学校の生徒!

『風花雪月』の主人公は士官学校の教師となり、仲間である生徒たちを導きながら絆を深めていたが、本作の主人公は、生徒となって同じ立場で仲間と関わっていく。

今回の主人公の名前は「吉田おじさん」に決めたんだけど……そういえば『風花雪月』の時も似たような名前にしたっけ。

本作では、『風花雪月』の主人公は、「灰色の悪魔」の異名を持つ傭兵として恐れられている敵として登場する。

どうやらあらかじめ『風花雪月』のセーブデータが読み込まれており、灰色の悪魔の名前が「輝和」の名前に設定されていた。……といっても、名前と性別は自由に変更できるけどね。

「灰色の悪魔 輝和」か……ダサいな。そうだ、「灰色の悪魔†輝和†」にすれば……いや、悪化したな。

基本アクションは弱攻撃、強攻撃のふたつだ。これらの組み合わせでコンボが派生する。

無双ゲージが溜まると発動できる「無双奥義」や、武器の耐久度を使用する戦技や魔法が存在する。本作における耐久度とは、いわゆるMPのようなものなので、戦技を使っていても武器が壊れることはない。

拠点や砦に居る敵を倒しながら進めていくと、対象人物の護衛やエリアの防衛といった指令が出される。

指令を無視するとゲームオーバーになる場合があるので、気をつけなければならない(経験談)

そして『風花雪月』の主人公である「灰色の悪魔」こと輝和が現れた!

厳密には、士官学校の教師にならなかった世界の輝和だ。

吉田おじさん×輝和の出会いはなんとも微妙だな……やっぱり名前は大事だわ!

その後も「灰色の悪魔」は、吉田おじさんの前に何度も立ちはだかることになる。

そして、士官学校の生徒たちと出会い、吉田おじさんも士官学校の生徒として所属することになった。

まずは学級の選択をしなければならない。学級は、「黒鷲」「青獅子」「金鹿」の3つが存在し、選んだ学級によって仲間として操作できるキャラクターやストーリーが異なるぞ。

僕が選んだのは「金鹿」の学級だ。

どの学級も美男美女が揃っている中で、金鹿には1人だけ異質な生徒がいる。それは……ムキムキマッチョな食いしん坊キャラのラファエルくんだ。

彼は、基本的にメシと筋肉の話しかしないが、心優しい友達思いの性格の持ち主だ。僕は、そんな彼をいたく気に入り、『風花雪月』ではえこひいきして育てまくっていた。

ラファエルくんとは3年前に『風花雪月』をプレイして以来の再会だ。本作でも存分にえこひいきしてあげるからね!

戦いの前に前哨基地でしっかり準備!

本作は「軍備」「進軍」「戦闘」の3つのパートに分かれて進行する。

軍備パートは、前哨基地内を自由に移動し、武器や道具の購入や、訓練、生徒同士の交流が可能だ。

前哨基地内の設備をアップグレードすることで、上級職へのクラスチェンジや騎士団の雇用が可能になる。

でも必要な素材が結構多いんだよな~。

実は、本作をプレイする前から引き継ぎ要素のある体験版をやり込んでいたため、素材やお金は潤沢にあるのだ。

といっても、体験版で手に入れた分なんてすぐ無くなっちゃったんだけどね……。

主人公を差し置いて、いの一番にクラスチェンジするラファエルくん。応援しているから頑張ってね!

軍備が終われば次は進軍パートだ。

進軍パートでは、次に攻略するステージが選択できる。チェスのコマのようなアイコンを選択すると戦闘パートに移行する。

民家や要塞のアイコンを選ぶとアイテムなどが入手できるぞ。

戦闘パートでは、まず誰を戦いに参加させるか選択し、マップのどこに配置するかを決める。兵種には、剣は斧に強いといった相性があるので、敵の配置を見定めるのも重要だ。

しかし、鍛えに鍛えたラファエルくんの前では、兵種の相性なんて些細なことだ。さあ、ラファエル無双の始まりだ!

この戦いのMVPはもちろんラファエルくん!鍛えた筋肉は裏切らない。

戦果は、クリアタイムや撃破数によってランク付けされ、Sランクを取得すると特別な報酬が手に入る。手に入れた武器やアイテムは、全てラファエルくんに使っちゃうぞ~!

ギャルゲー?乙女ゲー?支援レベルが上がるとデート!?

本作には、仲間との絆の強さを示す「支援値」が存在する。対象のキャラクターに対して、会話で適切な返答をしたり、贈り物をしたり、副官に任命して戦闘パートで一緒に行動したりすることで値が上昇するぞ。

支援値が一定まで上がると支援レベルが上がり、会話イベントが発生する。

この2人……あまり共通の話題は無さそうだし、本当に仲良くなるのかな?」という組み合わせでも、支援レベルをマックスまで上げればちゃんと絆が深まっていく様子が描かれるので、見ていてほっこりする。

ローレンツくんに対しては辛辣なラファエルくん。これも仲の良さからの軽口なのだろう。

ある程度ストーリーが進行すると、仲間と2人きりで遠乗りに出かけられるようになる。相手の話に対して適切な受け答えをするほかに、こちらから質問もできる。って、これってまさかデートイベント……。

じゃ、じゃあ、僕のことどう思っているか聞いてみちゃおっかな~。

こんなのもう乙女ゲームじゃん!(うっとり)

育てすぎたラファエルくんは、戦場で無双する……

戦闘パートでは、操作キャラクターが自由に切り替えられる。僕は、主人公の吉田おじさんではなくラファエルくんをメインで操作していたため、他の仲間の倍以上のレベルに到達していた。

加えて、ステータスを上昇させるアイテムは全てラファエルくんに使っていたため、もはやモンスター級に育ってしまった。

さらに、戦闘パートで副官として色んな仲間を連れ回していたので、仲間との支援レベルもマックスになっている。

ちなみに副官を連れていると無双奥義が「連携奥義」に変化し、より大きなダメージを与えられる。

僕がよく副官に任命していたのは、コンスタンツェ。高飛車で典型的なお嬢様キャラだけど、特定の条件下で非常にネガティブな性格に変化する。そんな二面性も含め、非常にお気に入りなのだ。

それに無双奥義を放つ時、海老反りポーズをするんだぜ!

副官を任命する際にはラファエルくんとの相性(カップリング)を勝手に考えて選んでいた。全ての事柄は、ラファエルくん優先のラファエルファーストだ。

ちなみに、敵の中には説得をすると仲間になるキャラクターがいる。コンスタンツェもそうして仲間に引き入れたのだ。

仲間になる敵の中には、同じ学校に所属していたキャラクターもいる。可能な限り仲間に引き入れてよりを戻したいと思っていたのだけど……

徹底的に鍛え上げられたラファエルくんのありあまる力によって、説得しきる前にうっかり倒してしまい、仲間にできないことが何度かあった。

いや、実際のところ、プレイヤーの僕が不器用なだけ。


1周目は35時間でクリアできました。クリア後はレベルやアイテムなどが引き継げるので、2~3周目は1周目より早く終わりましたね。3周までの合計は65時間ほどです。

同じキャラクターでも兵種を変えると戦い方もガラリと変わるので、毎回新鮮な気持ちでプレイできます。支援会話もほっこりするし、誰と誰を組ませて戦わせるか、カップリングを作るような気持ちで楽しめます!

『無双』シリーズの爽快感のあるアクションは大好きなんですけど、長年シリーズをプレイし過ぎて「ちょっと飽きてきちゃったなあ」という気持ちもありました。しかし、本作は『ファイアーエムブレム』らしい戦略性が搭載されており、さらにキャラクター同士の交流がしっかり描かれていたため、途中でダレることなく最後までプレイできました。

本作は、『風花雪月』の続編ではないため、まずは本作から始めてハマれば次は『風花雪月』をプレイする……といった逆の順番でも問題なく楽しめると思います。

『ファイアーエムブレム無双 風花雪月』は、ニンテンドースイッチを対象に発売中です。

吉田輝和のプロフィール:自画像の絵日記を20年以上書き続けている謎のおじさん。近年、「先輩がうざい後輩の話(一迅社)」や「吸血鬼すぐ死ぬ(秋田書店)」、「からかい上手の高木さん(小学館)」などの人気漫画のモブキャラとして登場している。何故こんなに漫画に登場しているのか、描いた漫画家も吉田本人もよくわからないらしい。吉田輝和個人のTwitterはこちら

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《吉田 輝和》

おじさんの絵を描くおじさん 吉田 輝和

20年近く趣味でおじさんの絵(自画像)を描いていたら、いつの間にかおじさんの絵を描く仕事をするようになったおじさん。「吸血鬼すぐ死ぬ」や「からかい上手の高木さん」など数多くの漫画に、自分でも知らない内にモブとして登場している。 現在はGame*Sparkや他メディアでおじさんの絵やゲームの絵日記を連載中。お仕事の依頼は吉田輝和ツイッターからどうぞ。

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