【吉田輝和の絵日記】エンディングは500以上!ホラーADV『アパシー 鳴神学園七不思議』圧倒的ボリュームの“学校であった怖い話”は超怖い | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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【吉田輝和の絵日記】エンディングは500以上!ホラーADV『アパシー 鳴神学園七不思議』圧倒的ボリュームの“学校であった怖い話”は超怖い

なぜか嫌な奴を救おうとする少年漫画の主人公みたいな吉田おじさん。

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【吉田輝和の絵日記】エンディングは500以上!ホラーADV『アパシー 鳴神学園七不思議』圧倒的ボリュームの“学校であった怖い話”は超怖い
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!注意!本記事には『アパシー 鳴神学園七不思議』のネタバレが含まれています。閲覧にはご注意ください。

今回は、メビウスが贈るニンテンドースイッチ向けソフト『アパシー 鳴神学園七不思議』。本作は、名作アドベンチャー『学校であった怖い話』などを手掛けた飯島多紀哉氏が原作・脚本を担当するホラーアドベンチャーです。

プレイヤーは、新聞部の新人である坂上修一となり、学校内の一癖も二癖もある6人の語り部から怪談を聞いていくことになります。怪談には選択肢が用意されており、その選択によってストーリーが変化します。

僕は、小学生の頃に『弟切草』をプレイして以来、ホラータイプのテキストアドベンチャーの魅力にどっぷりハマり、『かまいたちの夜』や『学校であった怖い話』などのタイトルをやり込みました。さらには『サウンドノベルツクール』で、自作のサウンドノベルゲームを作ってみたんですけど……

ただのパクリゲー!

オリジナリティなんてあったもんじゃない……。

ホラーが苦手な新聞部の少年が、語り部たちに取材!

新聞部の新人である坂上修一は、学校で起きた七不思議の特集記事の執筆を任される。怪談好きな生徒から怖い話を聞き、それを記事としてまとめるのが坂上の役目だ。しかし、彼は怖い話が大の苦手であった……。

学園ホラーを題材にした作品では、さも当然のように「学校の七不思議」が存在するけど、現実の学校では七不思議ってあんまり聞かないよね。

そういえば、中学時代、人面犬の来訪を予告するポスターが学校の廊下に張り出されていたことがあった。これが僕の学校生活における唯一のホラー要素なんだけど……

ポスターは、絵心のないイラストとお祭りのお知らせみたいな文体で恐怖感は皆無だった。

結局、人面犬は居なかったし、僕以外誰も見に来てなかったな……。話を戻そう。

ストーリーは、語り部からの質問に対してどう答えるかによって分岐する。エンディングの数はなんと500以上!

そのすべてがグッドエンディングではなく、当然その中には後味の悪いものもあるだろう。主人公でもあっさり死んでしまうエンディングがあることも、僕がこのジャンルのゲームが好きな理由のひとつだ。

本作では、坂上くんがどんな結末を迎えるのか、恐ろしくもあり楽しみだな~。

ウキウキ気分で語り部たちが待つ教室の扉を開く。

語り部たち、クセ強すぎ!

もうこの時点で怖いよ!

…………………………。

 

どの語り部の話から聞く?怖くないヤツで頼む!

まずは6人の語り部の中から、誰の話から聞くかを選択する。

ただ、最近ホラーゲームはご無沙汰だったので、心の準備がまだできていないんだよね。最初はできるだけジャブ程度の緩い話がいいな~。

パッと見の印象では、岩下さんと荒井くんがとんでもなく怖い怪談話を持ってそうだ。不良っぽいビジュアルの新堂くんも不良ならではの血なまぐさい話をしそうで怖い。

そんな恐ろしげな語り部たちの中から僕が最初に選んだのは、細田友晴くんだ。

ポチャッとしたビジュアルと、体格とは間逆な「細田」なんて皮肉な苗字をつけられているところを見るに、彼はギャグ要員に違いない。

どうやら細田くんはこの集まりを楽しみにしていたらしく、僕にも楽しみにしていたか聞いてきた。

細田くんは温厚そうな性格をしているけど、機嫌を損ねるとメチャ怖い怪談を披露してくるかもしれない。

ここは話を合わせて無難な選択をしておこう。

そのおかげで和やかな雰囲気で始まった。

細田くんが語るのは、クラスメイトの大河内雄大くんの話だ。細田くんはクラスに友達がひとりもおらず、同じく友達がいなさそうな大河内くんに対して親近感を抱いていたようだ。

大河内くんは「物事を行う絶好のタイミングがわかる」という不思議な能力を持っていた。

細田くんは、冷やかされることを恐れて学校でウ○コができないタイプで、大河内くんとは、トイレに誰もいないタイミングを教えてもらったことがきっかけで仲良くなっていった。

そしてある時、「力の秘密を知りたくないかい?」と大河内くんの家に遊びに誘われた。

ここで家に行くかどうかで展開が変わりそうだな~。あまり仲良くなりすぎるとホラー展開に入っちゃいそうだし、「断ると思う」を選択した。

大河内くん的にはどの選択が正解だった?

家に遊びに行くお誘いを断ったせいか、細田くんは大河内くんと次第に疎遠になっていったらしい。

そして、大河内くんはクラスの女の子に告白するタイミングを教えたことをきっかけにクラスの人気者になっていく。大河内くんは、細田くんに対して、「おーい、今ならトイレに誰もいないよ!」と、わざと他のクラスメイトに聞こえるように大声で言って、周囲の笑いをかっさらう。君は嫌なヤツになっちゃったね……。

だが、マックスまで高まった大河内くんのクラスメイトからの好感度は、ふとしたことで地の底まで落ちてしまう。そのことにショックを受けた大河内くんは自分で自分のことを……。今回のシナリオはそんな結末だった。

ちなみに、エンディングの種類は、ゲームオーバーになってタイトルに戻るタイプと、次の語り部の話へ続くタイプがある。今回の場合は後者だったので、大河内くんは死んだまま次の話へ移り変わった。

そのまま次の語り部の話を聞いてもよかったんだけど、このままでは大河内くんが少々不憫だ。最低でも大河内くんが生き残る、大河内くん的グッドエンディングが見たくなり、一度タイトル画面に戻って最初からやり直してみた。

一度選んだものにはチェックマークがついているので、未読のシナリオ探しがわかりやすくていいな。

今回はこっちの選択をしてみよう。

今回選んだ選択では、大河内くんの首に人面イボができて……。くそっ、大河内くんを救えなかった!

ええい、次だ!何度でもタイムリープしてやる!

次のシナリオは、大河内くんが登場しない全く別のトイレにまつわるシナリオだった。

うーん、このシナリオでは大河内くんは死なないし、大河内くん的にはグッドエンドでいいのかな?

それは置いといて……

細田くんの持ちネタ……トイレの話ばかりじゃん!

今回は細田くんのシナリオに注目して紹介しましたが、他の語り部たちの話も個性的で面白かったです。テンポが良く、1つのシナリオは15分程度で読み終わることができました。

現在は200ほどエンディングを見ていますが、まだまだ半分にも満たないです。とにかくボリュームが満点で、既読のシナリオでも様々な結末を迎えるので、ついついぶっ続けで何周もプレイしてしまいます。どこでもセーブができるので、選択肢ごとにセーブしていけば分岐要素を取りこぼすことなく回収できるのがありがたかったです。

ただ、テキストサイズが小さめなのが残念なところ。携帯モードでプレイすると文字が読みにくかったです。

現在、15以上の結末が楽しめる体験版が配信されているので、記事を読んで気になった人はぜひプレイしてみてください。

『アパシー 鳴神学園七不思議』はニンテンドースイッチを対象に発売中です。

吉田輝和のプロフィール:自画像の絵日記を20年以上書き続けている謎のおじさん。近年、「先輩がうざい後輩の話(一迅社)」や「吸血鬼すぐ死ぬ(秋田書店)」、「からかい上手の高木さん(小学館)」などの人気漫画のモブキャラとして登場している。何故こんなに漫画に登場しているのか、描いた漫画家も吉田本人もよくわからないらしい。吉田輝和個人のTwitterはこちら




アパシー 鳴神学園七不思議 限定版
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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
《吉田 輝和》

おじさんの絵を描くおじさん 吉田 輝和

20年近く趣味でおじさんの絵(自画像)を描いていたら、いつの間にかおじさんの絵を描く仕事をするようになったおじさん。「吸血鬼すぐ死ぬ」や「からかい上手の高木さん」など数多くの漫画に、自分でも知らない内にモブとして登場している。 現在はGame*Sparkや他メディアでおじさんの絵やゲームの絵日記を連載中。お仕事の依頼は吉田輝和ツイッターからどうぞ。

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