ゲーム業界人に訊く2022年の振返りと2023年の抱負(後編)【年頭所感】【UPDATE】 4ページ目 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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ゲーム業界人に訊く2022年の振返りと2023年の抱負(後編)【年頭所感】【UPDATE】

新年、あけましておめでとうございます!

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ゲーム業界人に訊く2022年の振返りと2023年の抱負(後編)【年頭所感】【UPDATE】
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株式会社ドリコム

甲斐 康弘氏

Project BEAT ©Drecom Co., LTD.

・2022年に遊んだゲームで最も楽しんだものは?

『ELDEN RING』

・2022年のゲーム業界を、漢字1文字/単語ひとつで表すなら?

「独」

ここ数年、良質なインディー作品が増えてきていましたが、更に盛り上がった一年だと感じました。

昨年弊社も参加させていただいたBitSummitも10周年で3年振りのリアル開催でしたが、多くのデベロッパーと来場客で賑わい大変な盛り上がりを感じました。

ぼくらの『Project BEAT』や『Tokyo Stories』は社内インディ的なプロジェクトですが、業界内でのこういった取り組みの広がりも感じますし、遊び手としても期待せざるを得ないです。

・2023年の抱負をお聞かせください。

『Project BEAT』の開発と成功に全力を注ぎ、スマホ格ゲーのジャンルを確立させます!

・2023年に注目しているモノやテクノロジー、人

「ブロックチェーンゲーム」

注目されつつも未だこれだというものが出てきていないので、そろそろ何か出てきて欲しいという期待も含め。

2022年はCrypto界隈は盛り上がりながらも、まだまだ投機的なイメージが強いのと、後半色々あって業界が少し冷え込んでもいますが、やはりおもしろい分野だと思うので、引き続き注目したいです。

Project BEAT ©Drecom Co., LTD.
Project BEAT ©Drecom Co., LTD.

村山 秀幸氏

© Drecom Co., Ltd.

・2022年に遊んだゲームで最も楽しんだものは?

『ポケットモンスター アルセウス』
『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』

ポケモン世代ではないので『アルセウス』から始めたポケモン初心者ですが、「やり込み要素はここだろう」と予想していたものが次々と転換していき、想定していなかった形に変化していくゲーム性に魅了されました。すっかりポケモンマニアです。

・2022年のゲーム業界を、漢字1文字/単語ひとつで表すなら?

「満」ユーザーさんからみると満足度の高いゲームが満載。
僕らからみるとユーザーさんが既に今ある様々な高クオリティゲームや映像コンテンツ、マンガなどで充分に満たされていて隙間がないほどにも感じています。「コンテンツの消費が追いつかない!」という嬉しい悲鳴は本当に多く聞こえてきました。

・2023年の抱負をお聞かせください。

「満」の状態の市場に一太刀入れたい、というと大袈裟ですが、今エンタメユーザーさんは本当にお忙しいと思います。
そんな中で、ほんの少しだけでもお時間を割いていただけるような、ピリッと一味違う、『Wizardry』シリーズを届けられればと考えています。

・2023年に注目しているモノやテクノロジー、人

弊社としても注目しているWeb3の動きからは目が離せません。
web2.0の巨大な力とWeb3のテクノロジーの狭間で今年大きな波がやってくると思います。
ごく個人的には、大好きな「葬送のフリーレン」のアニメが2023年やってくるとのことで楽しみでなりません笑

池田 佑基氏

・2022年に遊んだゲームで最も楽しんだものは?

『GOODBYE WORLD』
若きゲーム制作者二人の物語、中盤から泣き続けてゲームという媒体での物語の伝え方、創作の葛藤と救いを新しい形で表現されていました。
グラフィックも素晴らしいですし、ゲーム部分も良くできていますので是非遊んでいただきたいです!

・2022年のゲーム業界を、漢字1文字/単語ひとつで表すなら?

「輪」
『ELDEN RING』な年だったと思います!
世界中でこんなに愛されるゲームを生み出せるチームが嬉しくも嫉妬しかないです。

・2023年の抱負をお聞かせください。

『Tokyo Stories』のリリースに向けて全力で頑張りたいです!
BitSummitでの発表以来、想定以上の反響をいただいておりプレッシャーを感じています。
良いチームで良いゲームができてきている手応えがありますので、ご期待いただければと思います。

・2023年に注目しているモノやテクノロジー、人

「Cascadeur」という3Dモーションデザインツールです。
物理挙動ベースのアニメーションを作れるソフトウェアで、早期アクセスの時から触っていましたが非常に面白いです。

© Drecom Co., Ltd.
© Drecom Co., Ltd.

プラチナゲームズ株式会社

宮田氏

・2022年に遊んだゲームで最も楽しんだものは?

『Inscryption(PS5)』です。

周囲からチラホラと面白いという噂を聞いており、ずっと気にはなっていたのですが、丁度コンシューマに移植されたのをキッカケに軽い気持ちで遊んでみました。あれよあれよと、気づけばどっぷり沼にハマってしまいましたね。「羊の皮を被った狼」ならぬ「カードゲームの皮を被ったARG」といった内容でミルフィーユのように何層にもゲーム構造が折り重なっており、ユーザーが答えを導き出す度に、また違った視点から謎かけが始まるといった禅問答にも近い感覚が得られます。いやホント何を言っているか解らないと思うのですが、このゲームほど他人に紹介することが困難に感じたことはありませんね。(苦笑)

・2022年のゲーム業界を、漢字1文字/単語ひとつで表すなら?

「活気」です。

日本も「withコロナ」から「afterコロナ」へと落ち着きを取り戻してきたと思うのですが、このゲーム業界はそんな中でも活気に満ち溢れているなと。2022年に発売されたタイトル群を見て、ひしひしと感じられた嬉しい年でしたね。先日、世に送り出すことができた『ベヨネッタ3』もコロナに始まりコロナに終わった制作でしたが、創意工夫でこれらのピンチを乗り越えていくことができ、ひとつ良い経験を得られたと思っております。

・2023年の抱負をお聞かせください。

胸に秘めたやりたいことが沢山あるので、まずはそれらを具体化し実現させる為に行動に移していこうと思います。2023年も何かしらユーザーにワクワクをお届けできるように挑戦していきます!

・2023年に注目しているモノやテクノロジー、人

元同期で友人の橋本厚志くんが携わっている『ARMED FANTASIA』の続報に期待しています。

齋藤氏

・2022年に遊んだゲームで最も楽しんだものは?

クオリティで選ぶとしたら『ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク』。
プレイ時間で選ぶとしたら『モンスターハンターライズ:サンブレイク』。
プレイ密度で選ぶとしたら『Satisfactory』。
新たなゲームの一面を感じたという意味では『Satisfactory』が個人的に一番楽しめたと思っています。友人と協力しながら遊びつつ、攻略するためにやることリストを作って管理したゲームはこれまでになかった。

・2022年のゲーム業界を、漢字1文字/単語ひとつで表すなら?

「多様性」

以前からではありますが、だんだんと実感が強くなってきたという印象を受けたのでこれにしました。作り手的な多様性もありますが、ユーザー目線でみたとしても作品やサービスなどの増加、向上、インディーズのような個性にあふれたミニマルな作品があったりしますし、遊び手側のほうも年齢やプレイ環境など多様性がさらに幅が増した感があります。

・2023年の抱負をお聞かせください。

2022年は『ベヨネッタ3』が発売されました!
『ベヨネッタ』シリーズの最新作で、シリーズ集大成の3作目として素晴らしいアクションゲームになっています。
2023年3月17日には『ベヨネッタ オリジンズ: セレッサと迷子の悪魔』の発売が予定されています。これまでの『ベヨネッタ』とは違う雰囲気の絵作りで魔女“ベヨネッタ”が、か弱い少女“セレッサ”だったの時代を描いた作品となります。
どちらの作品もぜひプレイしてみてください!

・2023年に注目しているモノやテクノロジー、人

昔から宇宙が好きなので
「ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡」
に注目しています。
「ハッブル宇宙望遠鏡」の時もワクワクしましたが、ジェームズ・ウェッブの投入で宇宙をさらに鮮明により遠くまで観測することが可能になりました。この宇宙望遠鏡がねらう最大の成果は、宇宙の始まりからまもなく誕生した第一世代の星、「ファーストスター」らしいです。宇宙誕生の謎が、自分が生きているうちに明かされるのか、宇宙はホントに最後のフロンティアですね。


《高村 響》

ゲームライター(難易度カジュアル) 高村 響

最近、ゲームをしながら「なんか近頃ゲームしてないな」と思うようになってきた。文学研究で博士課程まで進んだものの諸事情(ゲームのしすぎなど)でドロップアウト。中島らもとか安部公房を調べていた。近頃は「かしこそうな記事書かせてください!」と知性ない発言をよくしている。しかしアホであることは賢いことの次に良い状態かもしれない……。

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