2025年7月19日から7月20日まで開催されているインディーゲームの祭典「BitSummit the 13th: Summer of Yokai」。本記事では、集英社ゲームズが出展しているドッジボールアクション『BAKUDO』のプレイレポートをお届けします。
ジャストキャッチ!ジャスト回避!ハードコアACTばりのドッジボール
本作は、学園SFとボールスポーツを組み合わせたアクションゲームです。開発は台湾のSAYIL GAMESが担当しています。
基本的な操作は、RBでシュート、LBでキャッチというもの(Xbox準拠)。ボールはスティックがニュートラル(無入力)状態でストレート、左右に倒してカーブと変化をつけることができ、これが攻略の大きな鍵となります。

敵のシュートは種類がさまざまで、横から飛んできたり、ストレートに高速なボールをぶちこんできたりと、気が抜けません。スティックを左右どちらかに倒すかによってキャッチできるかどうかが変わるため、しっかりパターンを覚えましょう。赤色のボールはキャッチ不可能なため回避が必要で、ジャストで避けるとパーフェクト回避が発動します。

敵のモーションは数種類に限定されており、ランダムな派生はありません。最初のうちは何度もボコボコにされますが、次第に手が覚えていくのが快感です。お気づきの方もいると思いますが、完全に近年人気が高いハードコアなアクションゲームと同じ気持ちよさを持っています。

ただ、もちろん本作独自の体験もあります。そのひとつが、シュートによる攻撃です。プレイヤーのシュートに防御態勢を作る敵は、必ず左・右・正面のどこかに弱点があります。それを見極めてシュートの種類を変えることで、ダメージを与えることができます。

ある程度ダメージを与えると、敵はバーンアウト状態に。このとき、ボールが放物線を描いて浮かび上がるので、うまく軌道上でジャンプしてシュートボタンを押すことで、強烈な一撃を喰らわせることができます。

そして本作の特徴はもうひとつ。「BAKUDOゲージ」というものがあり、これを持っている間は自分の周りに腕状の装置が浮遊します。敵が撃ってくる金色のスマッシュボールも撃ってきますが、装置があるときにタイミングよくRBを押すとトスで受け流しが可能に。

これを行うとバーンアウト時のように放物線を描くので、これをスマッシュすれば痛い一撃を食らわせられます。
また、ラリーという高速で打ち返し合う状態になることも。これはどちらかが失敗するまで続くため、試合の緊張感が一気に高まります。見事耐えられたときは、最高に気持ちいい……。コミック調のエフェクトも相まって、プレイしていてテンションが上がる一作です。
ドッジボールがシングルプレイのアクションゲームになったと聞いた筆者は当初「そんなことできるの?」と思いましたが、実際にプレイしてみるとかなり堅実に仕上げている上、アクションとしての気持ちよさを“理解ってる”押さえ方で、ハードコアなアクションが好きな方は絶対に気に入るはずです。
『BAKUDO』は、Steamなどで発売予定。BitSummit the 13thでは、みやこめっせ3FのGD-08にて展示されていますので、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
©SAYIL GAMES / SHUEISHA, SHUEISHA GAMES
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