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ツクールで作られた名作はこんなにある!『RPG Maker(RPGツクール)』製のSteamゲー6選

ランタイムパッケージをDLしていたあの頃。

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ツクールで作られた名作はこんなにある!『RPG Maker(RPGツクール)』製のSteamゲー6選
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MSX2向けに『RPGコンストラクションツール Dante』が1990年に登場してから約36年もの月日が流れ、今や世界中で使用されているゲーム制作ツール『RPGツクール』。なおこれは旧名で、現在は『RPG Maker』という呼称に統一されました。

2000年代初頭のフリーゲーム全盛期には『RPGツクール』によって大量の傑作が生まれ、筆者も片っ端から遊んでいました。

そして、インディーゲームブーム真っ只中の現代で再び注目を浴びている本作。本稿では、筆者が独断で選んだSteamで遊べる『RPGツクール』製ゲームを6つ紹介しましょう。GWの連休期間のお供にオススメです!

『OMORI』

『OMORI』は、といった要素を据えた青春ホラーRPG。アーティストのOMOCATが2011年に掲載したウェブコミック「omori ひきこもり」がベースになっています。

プレイヤーは、「オモリ」と「サニー」という2人の引きこもりの少年を操り、夢と現実を行き来し、自分たちの抱える過去トラウマと向き合っていきます。

カラフルでポップな世界のなかに、非常に重いテーマが潜んでいる本作。バトルシステムもユニークで、キャラクターの感情によって有利不利が変化するところが面白いところです。『MOTHER』や『ゆめにっき』といったカルト作に影響を受けているのも頷けるデザインですね。

『RPGツクール』作品らしいシンプルな構造をベースにしつつも、演出・音楽・ストーリーのすべてが高い完成度で統合されており、いまなお多くのファンを生み出し続けています。

『Look Outside』

『Look Outside』は、閉鎖されたアパートを舞台にしたコズミックホラーRPG「外を見ると怪物になる」という強烈な設定を軸に、極限状況の中での探索と選択が描かれます。のっけから、窓の外を覗き込みたくなるという誘惑に駆られるので、ぜひとも一度は試してみてください。

プレイヤーは建物内で物資を集めつつ、生存者との関係や行動を選びながら進行していきます。システムは『RPGツクール』のデフォルト戦闘でありながら、リソース管理がシビアであり、常にハラハラした緊張感のなかで遊べます。

特に高難易度の設定でプレイすると、ある程度探索をしないとセーブができないので、進むか退くかを常に求められるのもたまりません。

また本作はフリーシナリオを謳っており、あらゆるイベントに分岐が用意されています。どこへ行くにも何をするにも自由です。グチャグチャながらポップさもあるモンスターたちがひしめくアパートで、名状しがたい恐怖と向き合ってみてください。

なお公式の日本語対応はまだしていませんが、有志が作った日本語化Modが存在しています。

『OneShot』

『OneShot』は、プレイヤーのことを認識している主人公「ニコ」を操って、世界に光を取り戻す旅に出るアドベンチャーゲームです。「ミー」という一人称がとても可愛いですね。

本作は、なんと言ってもメタ構造が特徴的。のっけからニコが主人公の名前を呼びかけ、その時点で少しゾワッとします。といってもホラーな演出はなく、終始ニコと幻想的な世界を旅することができるでしょう。戦闘もなく、パズルの難易度も優しめなので、誰にでもオススメ。

ただし、道中のストーリー展開はやや重たいので、そのあたりは覚悟を持ってプレイしていただきたいところです。

2016年当時に比べて、今となっては一部のメタ演出について見慣れてしまった感もありますが、まだまだオススメできる作品だと思っています。

なお遊ぶ際はゲーム側に推奨されている通り、必ずウィンドウモードで。チャンスは一度きり(One Shot)です。

『In Stars And Time』

『In Stars And Time』は、タイムループをテーマにしたターン制RPGです。圧政を敷く王との最後の戦いに勝利すると、時計の針が巻き戻り始め、決戦前夜へと戻されます。

ループに気づいているのは主人公のシフランだけ。繰り返しの連続に精神をすり減らしながらも、希望を胸に抱き、何度もループに臨みます。

モノクロのビジュアルが美しく、1枚絵も非常に豊富……そして独特なセンスが光るテキストにも注目してほしい作品です。ジャンケンを主体にしたバトルはやや好みが分かれますが、タイムループ×RPGという新しい試みが面白いですね。

ループによって徐々にキャラクターの中身が見えてきて、シナリオが展開していくという、ループものの真髄を味わえる一本です。

『Felvidek』

『Felvidek』は、15世紀のハンガリー王国を舞台にしたRPG。フス派やオスマン軍といった連中を相手に、酔っ払い騎士のパヴォルが戦いを繰り広げます。『キングダムカム・デリバランス』と時代的にも距離的にも近く、あちらはボヘミア王国(現在のチェコ周辺)なのに対し、こちらは現在のスロヴァキア周辺が舞台です。

初代PSくらいのローポリゴンなグラフィックが、なんとも素敵ですね。戦闘こそ『RPGツクール』のデフォルトのものですが、ゲーム中何度もカットシーンが挟まり、なかなかリッチな作りです。

世界観こそ東欧史をベースにしていますが、ノリは「モンティ・パイソン」といった伝統的な喜劇に近く、くだらないギャグも盛り込まれており、割と気軽に遊べます。

少々日本語が怪しいところがあるのが玉に瑕ですが(そもそも翻訳が大変そう……)、歴史の授業のつもりで遊んでみてもいいのではないでしょうか。

『ゆめにっき』

『ゆめにっき』は、『RPGツクール』製ゲームの象徴とも呼べる作品です。プレイヤーは「窓付き」という俗称の少女を操作し、夢の世界を自由に探索していきます。本作には明確な目的やストーリーがほとんど存在せず、ただ歩き回って「エフェクト」を集めるという体験が中心となっています。

その独特な世界観やゲームデザインが多くのフォロワーを生み、世界中から評価を受けました。2004年の傑作フリーゲームが今なおSteamで遊べるというのは大変嬉しいことですね。

不気味でシュール、戦闘はおろか目的もストーリーもナシという構成で、実はどんなプレイヤーに対してもハードルが低い本作。実は遊んでなかったという人は、この機会に触ってみてもいいかも? ちなみに無料です。


これらのほかにも『あまえんぼ』『Hylics』など、多くの『RPGツクール』『RPG Maker』製ゲームが軒を連ねており、どれもこれも唯一無二の魅力があります。

ちなみに非公式サイトではありますが、Steam DBでEngine別に検索することができます。「RPGMaker」で調べてみると、どういったゲームがツクール製かわかるので、試してみるのも面白いかもしれません。以上、Steamで遊べる『RPGツクール』製ゲーム6選でした。


ライター:各務都心,編集:八羽汰わちは

ライター/ 各務都心

マーダーミステリー『探偵シド・アップダイク』シリーズを制作しているシナリオライター。思い出の一本は『風のクロノア door to phantomile』。

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編集/ 八羽汰わちは

はちわたわちは(回文)Game*Sparkの共同編集長。特技はヒトカラ12時間。

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