【吉田輝和の絵日記】冬が終わらなくて困っている?ならば皆でレッツパーティーだ!『ムーミントロール:冬のぬくもり』 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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【吉田輝和の絵日記】冬が終わらなくて困っている?ならば皆でレッツパーティーだ!『ムーミントロール:冬のぬくもり』

覚えてる? 吉田おじさんはガチのムーミンファンだぞ!

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【吉田輝和の絵日記】冬が終わらなくて困っている?ならば皆でレッツパーティーだ!『ムーミントロール:冬のぬくもり』
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今回は、Hyper Games、Kakehashi Gamesから発売された『ムーミントロール:冬のぬくもり』のPC版をプレイ!本作は、冬眠中に目覚めてしまったムーミントロールが、雪に覆われた冬のムーミン谷を冒険するパズルアドベンチャーです。


本絵日記でもお届けした『スナフキン:ムーミン谷のメロディ』の開発者が手掛けており、直接的な続編ではないものの、完成度の高いムーミンワールドが味わえそうですね。

小学生の頃にテレビで観た「楽しいムーミン一家」にハマって以来のムーミンファンなのですが、流石に中学生にもなると、ムーミンに限らずキャラクター雑貨や服を避けたくなるお年頃。それから十数年、ムーミン好きの気持ちはありつつも、ほぼ無縁に生きてきました。

そして現在……。僕は変な柄のシャツ愛好家になっており、ムーミンのアパレルもバリバリに着倒してます!

◆まだ冬なのに目が覚めちゃった!

ムーミン谷が雪に覆われてしまう冬、寒さに弱いムーミントロールたちは、暖かい季節が訪れるまで冬眠して過ごしている。いつもなら、春の訪れとともに目を覚ますはずなんだけど、ムーミントロールは冬眠中に目を覚ましてしまうのだった。

廊下からガタガタという音が聞こえる。ムーミンパパもムーミンママも寝ているはずなのに……まさかのホラー展開か!?

音の出どころを探って一階に降りると、パパとママがぐっすり眠っていた。

僕の実家は、両親が寝ている部屋を通らないとトイレに行けない間取りで、夜中にトイレへ向かうたび、起こさないよう気をつけながらそろそろ歩いていたのを思い出した。

風で窓が開いて冷気が家の中に吹き込んでいる。パパたちが風邪を引かないよう、マッチの灯りを頼りに窓を閉めていく。

どうやら物音の正体は、不法侵入していたリスくんだったようだ。ムーミントロールに驚いたリスくんは、窓から飛び出していってしまった。外は猛吹雪。心配になったムーミントロールは後を追う。

やっとのことでリスくんに追いつくも、すでに寒さで凍え死んでしまっていた。そこへやってきたトゥーティッキが、悲しみに暮れるムーミントロールに「もう間に合わないわ」と告げる。トゥーティッキ、超クール……。

雪を見たのも初めてのムーミントロールは、こうして冬の厳しさを知るのだった。

◆冬を終わらせるためにレッツパーティー!

トゥーティッキによると、冬の生き物たちが大かがり火をたくことで、冬の象徴である氷姫が去り、春が訪れるらしい。

だけど今年は冬の生き物たちの姿がなく、春を迎えるためのかがり火もたかれていない。冬を終わらせるため、ムーミントロールの手でかがり火をたくのが本作のストーリーだ。

そのために必要なものは、演奏をしてくれる音楽家、一緒に参加してくれる大勢のゲスト、そしてかがり火をたくための薪が125本……125本!?多過ぎない?

キャンプファイヤー程度の規模かと思っていたのだけど、もしかしたらムーミン谷を燃やし尽くすつもりなのかもしれない。

行うべきタスクはメニュー画面に表示されている。125本の薪集めも途方もないけど、ゲスト探しもなかなかの曲者だ。「来てね」「行くよ」ですまないのが、一癖も二癖もある住民揃いのムーミンワールドだ。

まず最初にお誘いするゲストは、キツネのようなほっそりした見た目の生きもの、フィリフヨンカさんだ。3人の子どもがいて、性格は神経質なガミガミママって感じだ。

ムーミン谷の住人たちは基本的にマイペースで、常識人寄りのムーミントロールは振り回され がちになっている。フィリフヨンカさんの家の雪かきをして、迷子になった子どもを探して、とにかく大忙しだ。

クセ強な住人以外にも、冬の大自然もムーミントロールに立ちはだかる。オノで倒木を砕いて道を切り開いたり、雪玉をぶつけて足場を作ったり、マッチで暗闇を照らしたりしながら進んでいく。

深く積もった雪を踏み分けながら進んでいく。雪を見たことのないムーミントロールほどではないけど、僕の住む地域もまったく雪が積もらないので、雪景色にはちょっと憧れがある。

厄介な住人や厳しい自然、さらには野生動物たちまで、ムーミントロールに牙を剥く。迷子のめそめそを守りながら暗闇の中を進むイベントでは、恐ろしい狼たちが暗闇の中から目を光らせてくる。

アクションゲームで突然開けたフィールドが現れる時、それは大体ボス戦である。「まさかムーミンがパリィとか使ってボス狼戦うのか?」と警戒し、明かりを灯すマッチから斧に持ち替えて警戒しちゃってたんだけど、雪玉を投げるだけで平和的に追い払えた。良かった、このゲームは死にゲーじゃなかったんだ……。


9時間ほどでクリアできました。原作の持つ雰囲気がバッチリ再現されており、『スナフキン:ムーミン谷のメロディ』にも負けないほど理想的なゲーム化作品でした。

基本的には誰かのお願いを聞いて雪山を歩き回り、戻ってきたらまた次のお願い事へ……という流れなので、若干のおつかい感はあります。しかし、ストーリー進行にあわせて行ける場所も増えていくし、随所で魅力的なキャラクターたちが登場して場を賑わせてくれるので、モチベーションを保ちつつ最後まで楽しめました。

パパやママは眠っているし、スナフキンは春にならないと帰ってこないので、超メジャーな住人たちの出番は控えめですが、そのぶん日本ではあまり馴染みのないキャラクターたちが続々と登場するので、コアなムーミンファンならニヤニヤできるはずです。

難易度はかなり控えめなので、ゲームに慣れていない小さなお子さんや、絵本のような世界観を楽しみたい方には断然おすすめです!

『ムーミントロール:冬のぬくもり』は、PC (Steam)、ニンテンドースイッチ向けに発売中です。


ムーミン全集[新版]1 ムーミン谷の彗星
¥1,320
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)

ライター:吉田 輝和,編集:キーボード打海

ライター/おじさんの絵を描くおじさん 吉田 輝和

20年近く趣味でおじさんの絵(自画像)を描いていたら、いつの間にかおじさんの絵を描く仕事をするようになったおじさん。「吸血鬼すぐ死ぬ」や「からかい上手の高木さん」など数多くの漫画に、自分でも知らない内にモブとして登場している。 現在はGame*Sparkや他メディアでおじさんの絵やゲームの絵日記を連載中。お仕事の依頼は吉田輝和ツイッターからどうぞ。

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編集/「キーボードうつみ」と読みます キーボード打海

Game*Sparkの編集者。『サイバーパンク2077 コレクターズエディション』を持っていることが唯一の自慢で、黄色くて鬼バカでかい紙の箱に圧迫されながら日々を過ごしている。好きなゲームは『恐怖の世界』。

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