気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Alex Massé and team開発、PC/Mac向けに5月25日に早期アクセスが開始されたライフシミュレーション『Paralives』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、理想の家を建て、そこに暮らすパラフォークたちを作り上げて生活を管理するライフシミュレーションゲーム。キャリアに集中、真実の愛を探す、お金持ちを目指すなど、様々な生き方が可能です。ショップ、公園、レストラン、博物館が立ち並ぶ広大なオープンワールドの街も特徴。記事執筆時点では日本語未対応です。
『Paralives』は、4,500円で早期アクセス配信中。


――まずは自己紹介をお願いします。一番好きなゲームは何ですか?
Jérémieこんにちは!Jérémie Tessierです。『Paralives』ではプログラマー兼ゲームデザイナーを務めています。
私は『ザ・シムズ3』や『どうぶつの森』シリーズが大好きなのですが、人生で一番好きなゲームを1つ挙げるなら『MOTHER2 ギーグの逆襲』(欧米では『EarthBound』として知られています)ですね。
――本作の特徴を教えてください。また、そのアイデアはどのように思いついたのでしょうか?
Jérémie『Paralives』は、探索要素満載で活気に満ちたオープンワールドの街、革新的な機能、そしてプレイヤーのクリエイティビティを刺激する無限のカスタマイズ要素を搭載した、サンドボックス型のライフシミュレーションゲームです!私たちはライフシミュレーションゲームが大好きで、このジャンルに新しい選択肢を提供したいと思いました。
――本作の開発にあたって影響を受けた作品はありますか?
Jérémie私たちは『ザ・シムズ』シリーズの大ファンであり、本作にとっても非常に大きなインスピレーションの源となりました!また、建築ゲームや、癒やし系ゲーム、さらには本作の「ストーリーテラー」機能については『RimWorld』にいたるまで、あらゆるジャンルの数多くのゲームから影響を受けています!時には『Hades』や『Disco Elysium』といった、思いもよらない作品からインスピレーションを得ることもありました。

――本作の開発中に一番印象深かったエピソードを一つ教えてください。
Jérémie当初予定していた2025年12月8日のリリース予定日まであと3週間というタイミングで、発売を6ヶ月延期することを決断した時ですね。リリースが目の前に迫った時期にそのような決断を下すのは苦渋の選択でしたが、プレイテスターたちからあまりにも多くの問題が報告されたため、延期せざるを得ませんでした。
今振り返ってみると、あの延期には全くもってその価値があったと感じています!延期したおかげで、ゲームをさらに磨き上げ、チュートリアルをさらに追加し、ローンチに向けたトレイラーをもっと用意し、マーケティング戦略についても十分な時間を確保することができました。
――リリース後のユーザーのフィードバックはどのようなものがありましたか?特に印象深いものを教えてください。
Jérémieリリース以来、信じられないほど膨大な量のフィードバックが届いており、わずか1ヶ月の間に35万件以上の提案やバグ報告が集まりました!ゲーム内でできることが本当にたくさんあるため、プレイヤーの皆さんからの提案もほぼすべての要素に及んでいます。新しいアイテムや新しい衣服の追加はもちろん、「自転車に乗れるようにしてほしい」「泳げるようにしてほしい」といった要望など、本当に様々な声をいただいています。
――ユーザーからのフィードバックも踏まえて、今後のアップデートの方針について教えてください。
Jérémieリリース後最初の数ヶ月間は、様々な技術的問題やバグの修正に集中する計画だったため、現時点では将来のコンテンツアップデートに向けたフィードバックの取りまとめをしている段階です。最初の大型コンテンツアップデートは、2026年の末に配信を予定しています。
これほど多くのフィードバックをいただけることは本当にありがたく、プレイヤーの皆さんが最も不満に感じている問題や、最も要望の多い要素を把握する上で、非常に大きな助けになっています!
――本作の日本語対応について教えてください。有志翻訳は可能ですか?
Jérémie現時点で、本作は8言語をサポートしています。近い将来、日本語をはじめとするより多くの言語に公式に対応したいと考えていますが、詳細を確定してお伝えするにはまだ少し時期尚早です。
とはいえ、もしファンの方が有志翻訳をやりたいようであれば、テキストのエクスポートや翻訳データの再インポートに必要なすべてのツールは、すでにゲーム内に実装されています。日本語のフォントにも対応しているはずですので、もしご希望であれば、今すぐにでも翻訳作業を始めていただくことが可能です!
――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか?
Jérémieもちろんです!クリエイターや配信者の皆さんが『Paralives』をプレイし、それぞれのコミュニティに向けて紹介してくださるのを見るのは、私たちにとっても大きな喜びです。動画などのコンテンツをシェアしていただくのは大歓迎ですし、ゲーム内の音楽も著作権フリーでご使用いただけます。
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Jérémie私たちの地元の文化や建築からインスピレーションを得て生まれた『Paralives』を、世界中の多くの人々に楽しんでもらえることを願っています。また、プレイヤーの皆さんがこれからどんな二次創作を生み出してくれるのか、今から本当にワクワクしています。
私たちは小さな開発チームですが、作品には大きな情熱を注ぎ込んでいます。私たちの作り出すものが、皆さんの心に響いたら嬉しいです!
――ありがとうございました。


◆「注目インディーミニ問答」について
本連載は、リリース直後のインディーデベロッパーにメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に1,000を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。








