気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、フランスのPiece of Cake Studios開発、PC/Mac向けに2月15日に発売された協力ステルスアクション『Hacktag』開発者へのミニインタビューをお届けします。
『Hacktag』はエージェントとハッカーに分かれ、潜入を行う協力ステルスアクションゲーム。エージェントが実際に建物の中に潜入し、ハッカーは建物内のバーチャルネットワークに潜入。カメラ、ドア、電話などを操作しエージェントの潜入を手助けします。価格は2,050円で、Steamで配信中です。
――まずは自己紹介をお願いいたします。
Berenger氏:Bonjour!フランスのPiece of Cake StudiosのBerengerと申します!ゲーム業界で活躍するMarineとXavierと一緒に、クールな協力ゲームを作るためにこのスタジオを設立しました。二人はカップルなので、いつも一緒に遊べる協力ゲームがないと嘆いていました。実は『Hacktag』のアイデアは、二人が日本滞在中にできたものです。
――どのようにして開発が始まったのでしょうか?
Berenger氏:このゲームのアイデアは3年以上前からありました。私たちがこのスタジオを作ったのが2015年で、2016年1月にチーム(現在8名)で開発が始まりました。『Hacktag』は当スタジオのデビュー作になります。8ヶ月の早期リリースを含み、開発には2年間を要しました。
――このゲームの特徴を教えてください。
Berenger氏:ユニークな協力プレイと非対称なゲームプレイが特徴です。一人のプレイヤーはエージェントとして実際に建物に潜入し、もう一人のプレイヤーはハッカーとして建物の外にあるミニバンから、バーチャルな世界で建物に潜入します。ミッションを成功させるためにお互いのプレイヤーが助け合う必要があり、もちろん簡単にはいきません。ハッカー(オタク)がマイクを通して主役のスパイをアシストし、ミッションを成功させる……そんなゲームや映画を覚えていませんか?『Hacktag』ではそんなスパイはもちろん、ハッカーにもなれるのです。そしてハッカーの仕事も大変なんだなとわかることでしょう!
――影響を受けた作品はありますか?
Berenger氏:たくさんの映画の影響を受けています。『Hacktag』開発の目標はプレイヤーにスパイ映画の体験を提供することでした。ですので素晴らしい潜入シーンがある映画をたくさん観ました。例えば、「ミッション:インポッシブル」のイーサン・ハントとベンジー・ダンの「このドアを早く開けろ!」みたいなやり取りをプレイヤーに体験してもらいたかったのです。
――日本の読者にメッセージをお願いします。
Berenger氏:Bonjour!友達と一緒にたくさんの楽しい潜入をし、『Hacktag』を楽しんでいただけると嬉しいです。我々多くのフランス人は日本文化の大ファンです。実際、『Hacktag』に大きなインスピレーションを与えたものの一つに、宮崎駿監督のアニメ「名探偵ホームズ」があります。美術や雰囲気がとても素晴らしいです。我々にインスピレーションを与えていただき、そして『Hacktag』をサポートしていただき、本当にどうもありがとうございます。~ On vous adore ~
――ありがとうございました。
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