気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、NorthernBytes Software開発、PC/Mac/iOS/Android向けに6月20日リリースされた3Dアクション『Suzy Cube』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、マ○オ風の3Dアクションゲーム。可愛らしいキャラクター、スージーを操作し、いじわるなスカルたちに奪われたゴールドを取り戻します。ステージは40以上、シークレットやパワーアップなどのやり込み要素もあり、日本語にも対応しています。
『Suzy Cube』は820円で配信中。
――まずは自己紹介をお願いします。
Louis Dozois氏(以下Dozois氏):Louis Dozoisです。カナダ人のゲームデザイナーですが、今はベネズエラのカラカスに住んでいます。ゲーム業界でアーティスト兼アニメーターとして10年以上働いて来ましたが、私一人で開発したゲームはこの『Suzy Cube』が初になります。
――本作はどのようにして開発が始まったのでしょうか?
Dozois氏:本作はプログラミングとグラフィックをまた勉強しようと思い、その学習手段として開発が始まりました。その後仕事をやめ、妻を追ってベネズエラに引っ越すことになったおかげで、『Suzy Cube』にフルタイムで取り組むことができるようになったのです。あのおヒゲの配管工のゲームを勉強したかったため、これらのゲームから大きな影響を受けており、他にも様々なアクションゲームから影響を受けています。本作の開発については、私のブログを読んでいただければすべて書いてあります。およそ3年間にわたって、毎週更新していました!
――本作の特徴を教えてください。
Dozois氏:正直いうと、本作に特徴的な部分はそれほどありません。本作が他のインディーゲーム(特に3Dアクション)と異なる点といえば、細かな作り込みと、タッチスクリーンでも操作しやすい洗練された操作性でしょうか。本作はPCでも配信され、コントローラーにも対応していますが、タッチスクリーンでもこのようなゲームを自然にプレイできるような操作性を目指したのです。
――本作が影響を受けた作品はありますか?
Dozois氏:上でも述べましたように、本作はゲームデザインの研究として誕生しましたので、『スーパーマリオ 3Dランド』のようなゲームから多大な影響を受けています。ステージ構成やカメラワークは特に大きく影響を受けていますね。また、大学では古典的なアニメーションを勉強していましたので、キャラクターアニメーションで面白い個性を出せるように常に気を使いました。
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Dozois氏:私は日本のゲームをプレイして育ちました。長い間、友達との話題はまず日本のゲームでしたね。『Suzy Cube』はおわかりのように日本の素晴らしいゲームから影響を受けていますので、日本のプレイヤーの皆さんにも楽しんでいただけるのではないでしょうか!皆さんが私と同じぐらい、Suzyを好きになってくれると嬉しいです!
――ありがとうございました。
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