気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Brimstone開発、PC向けに2月19日にリリース(コンソール版は2026年夏発売予定)された最大8人同時進行ゴルフゲーム『Super Battle Golf』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、打順の概念がない、1~8人用の同時進行型オンラインゴルフゲーム。打って、撃って、妨害しちゃって、なんでもアリの大乱戦で真っ先にカップインを目指します。日本語にも対応済み。
『Super Battle Golf』は、950円で配信中。


――まずは自己紹介をお願いします。一番好きなゲームは何ですか?
Cal私は、オンラインやゲーム内ではCal、またはChalicewardenとして活動しています。Brimstoneの共同創設者の一人です!私たちは、ヨーロッパから東南アジアまで世界中にメンバーが点在している国際的なインディーゲームスタジオです。
私が一番好きなPCゲームを一つ選ぶのは至難の業ですね!強いて挙げるなら『ゆめにっき』か『Scarlet Hollow』でしょうか。いつもキュートでカラフルなゲームを作っていますが、実は大のホラーファンなんです。
――本作の特徴を教えてください。また、そのアイデアはどのように思いついたのでしょうか?
Cal私たちのVFXアーティストであるTup Luiskingが、最初に本作のアイデアを提案しました。社内のDiscordには、誰でも自由にアイデアを投稿できる「アイデア」チャンネルがあるのですが、ある日Tupが「ゴルフなんだけど、全員が同時にプレイして、お互いのショットを邪魔し合えるゲームはどうかな」と書き込んだんです。
そこから一気に話が盛り上がり、みんなが次々とアイデアを出し合った結果、現在のカオスで賑やかな形へと進化していきました。
本作の面白さは、バリエーションの豊富さにあると思います。プレイヤーごとにプレイスタイルが少しずつ異なりますし、自分の順位によってアイテムの出現確率が変わる仕組みになっているので、どのラウンドも二度と同じ展開にはならないようになっています。
――本作の開発にあたって影響を受けた作品はありますか?
Cal『マリオカート』や『Worms』からの影響はもちろん大きいのですが、実は『Ultimate Chicken Horse』からも多大なインスピレーションを受けています。ゴールのすぐそばにブラックホールを置いて全員を邪魔することほど、腹立たしくもありつつ楽しいことは他にありません。「自分が勝てないなら、他の誰も勝たせない」…そんな駆け引きこそが醍醐味ですよね。

――本作の開発中に一番印象深かったエピソードを一つ教えてください。
Cal開発中で最も思い出深い瞬間を一つ選ぶのは難しいですが、私たち開発チームとパブリッシャーのOro Interactiveが一緒になり、最大人数でプレイした時のことは忘れられません。彼らとはずっと協力してこのゲームを作ってきましたが、お互いに心血を注いできた作品を心の底から楽しむ瞬間というのは、本当に特別なものです。
彼らとのプレイテストは、厳密に言えば「仕事」なのですが、決して仕事をしているようには感じません。とにかく純粋に楽しくて、最後のセッションでは笑いすぎて涙が出てしまったほどです。ヘッドセットを外さないといけないくらいでした。彼らは最高の仲間であり、一緒に仕事をするのも、ゲームの中でふざけ合うことも、本当に大好きです。
――リリース後のユーザーのフィードバックはどのようなものがありましたか?特に印象深いものを教えてください。
Cal「単に相手を邪魔するばかりで、まともにゴルフをプレイしなくなってしまう」というのは、多くの方から指摘されている点です。本作は『Super Battle Golf』ではありますが、やはり「ゴルフ」としての面も大切にしたいと考えています。次回のアップデートでは、この問題に対処するための変更を加えるので、よりバランスの取れたプレイを楽しんでいただけるはずです!
一方で驚かされたのは、「特定の角度から打つベストスポットを見つけてしまうと、ゲームが簡単すぎる」という意見があったことです。マップを完全に暗記することで、ホールインワンやアルバトロス、バーディを連発するプレイヤーもいらっしゃいます。そうした、さらなる歯ごたえを求める方々のために、新たに「風」の要素を導入します。これにより、攻略に新たな挑戦が加わることになるでしょう!
――ユーザーからのフィードバックも踏まえて、今後のアップデートの方針について教えてください。
Cal4月9日にアップデート「Frozen Fairway(氷原ゴルフ大作戦)」をリリースしました!18種類の新マップ追加に加え、投票によるキック機能、風の要素など、盛りだくさんの新コンテンツをご用意しました!今後についても色々と計画していますが、まだ秘密です!
――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか?
Cal配信も収益化も、もちろん大丈夫です!
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Cal私たちの作ったこの小さなゲームを遊んでくださっている皆さんに、心から大きな感謝を伝えたいです!皆さんのプレイをただ拝見するのも素晴らしいのですが、実はパブリックロビーで日本のプレイヤーの皆さんと一緒にプレイしたりもしています!一緒に遊んでいただき、ありがとうございます!
――ありがとうございました。


◆「注目インディーミニ問答」について
本連載は、リリース直後のインディーデベロッパーにメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に900を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。








