気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Pawsmonaut Games開発、PC向けに3月7日にリリースされたサバイバルクラフト『AETHUS』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、元雇用主で惑星を支配する超資本主義的メガコーポ「ARC」の支配から逃れるため、主人公が奮闘するディストピア調サバイバルクラフト。プレイヤーは建設ツールとテラフォーミングツールを利用して、機能性と快適性に優れた基地を建て、持ち帰った資源を加工。精製、精錬、合成といったステップを踏んで、新しいアイテムを作成していきます。記事執筆時点では日本語未対応。
『AETHUS』は、2,300円で配信中。


――まずは自己紹介をお願いします。一番好きなゲームは何ですか?
AlexAlex Kaneです。『AETHUS』を個人で開発しています。一番好きなゲームを一つ挙げるとしたら、『BioShock』ですね!
――本作の特徴を教えてください。また、そのアイデアはどのように思いついたのでしょうか?
Alex『AETHUS』はストーリー重視のサバイバルクラフトおよび基地建設ゲームであり、このジャンルにおいては非常にユニークな存在です。通常、この手のゲームは奥深く魅力的なゲームシステムをメインに作られており、ストーリーの作り込みは浅く、開発終盤に付け加えられる程度であることが少なくありません。
しかし、『AETHUS』は開発当初からストーリーをゲームの中心に据えて開発されました。そのため、ゲームを遊び続けたり、探索を続けたり、新しい資源を集めたりすることには、常にストーリー上の明確な理由が存在するのです!
さらに、『AETHUS』は早期アクセス期間を設けず、いきなりバージョン1.0としてリリースされました。これもまた、このジャンルにおいては極めて珍しいかと思います。
――本作の開発にあたって影響を受けた作品はありますか?
Alexもちろんです。最大の影響を受けたのは、サバイバルゲームの最高傑作『サブノーティカ』です。「水中ではなく地中を舞台にした『サブノーティカ』」のような体験を目指しつつ、ストーリー性や謎解きの要素をさらに突き詰めたいと考えました。
また、『サブノーティカ』以外にも、『Outer Wilds』や『ASTRONEER』、さらには『Lego Rock Raiders』といった、数多くの素晴らしいゲームからインスピレーションを得ています!

――本作の開発中に一番印象深かったエピソードを一つ教えてください。
Alex私にとって一番印象深かった瞬間は、ついにゲームが完成し、プレイテスターの方々が次々に本作をクリアし始めた時だったと思います。彼らがエンディングを迎え、「どれほど感情を揺さぶられたか」「ゲーム体験全体がいかに楽しいものだったか」を私に伝えてくれた瞬間、「自分は人々の心に残る、価値あるものを実際に創り上げたんだ」と実感することができました。あれは本当に素晴らしい瞬間でしたね。
――リリース後のユーザーのフィードバックはどのようなものがありましたか?特に印象深いものを教えてください。
Alex本当にたくさんのフィードバックをいただいており、バランス調整の要望や提案から、ストーリーの追加リクエストまで、本当にあらゆる声が届いています!
その中でも特に印象深かったのは、私が取り入れたアクセシビリティ(遊びやすさ)を高めるための様々なオプションが、いかにプレイヤーの方々にとって価値のあるものだったかを知れたことです。難易度の調整機能や、インタラクションのスタイル変更オプションなど、多岐にわたるオプションを盛り込みましたが、これらのおかげで最後まで楽しめたという方々もいました。
もしこれらのオプションがなければ、プレイすること自体が難しかったり、満足のいく体験ができなかったりもしたはずです。このような感想を聞くことができて、本当に嬉しく思っています。
――ユーザーからのフィードバックも踏まえて、今後のアップデートの方針について教えてください。
Alexゲームパッドへの対応やSteam Deckの完全互換については以前から計画していましたが、これらを心待ちにしているプレイヤーの皆さんからのフィードバックを受け、現在は最優先事項として取り組んでいます。最高品質の状態でお届けできるよう、今後数週間から数ヶ月以内に実装する予定です。
また、引き続き快適性の向上や、プレイヤーがさらに自分好みにゲームプレイをカスタマイズできるようなオプションの追加にも取り組んでおり、本作を最高の作品にできるよう全力を尽くしています!
――本作の日本語対応予定はありますか?有志翻訳は可能ですか?
Alexはい、もちろん計画しています!台詞を含むすべてのゲーム内テキストにおいて、AIを一切使用しない、プロによるローカライズを日本語を含む複数の言語でリリースする予定です。日本語が追加された際に通知を受け取れるよう、ぜひSteamでウィッシュリストへの登録とフォローをお願いします!
――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか?
Alexもちろんです!配信者の方々が私の作ったゲームをプレイし、視聴者の皆さんに紹介してくれるのを見るのは大好きです。自分が創り上げたものを誰かが楽しんでいる姿を見るのは、いつだって最高の気分です。
また、著作権についても心配はいりません。本作はオリジナルサウンドトラックを使用しているため、権利関係の問題や不安を抱えることなく配信していただけますよ!
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Alex本作に興味を持っていただき、本当にありがとうございます。特に、日本語にまだ対応していない状態で購入してくださった皆さまには、感謝の言葉もありません!
私はこのゲームに自分の心と魂のすべてを注ぎ込んで開発しました。皆さまからの応援は、私にとって何よりも大きな支えとなっています。ありがとうございます!
――ありがとうございました。


◆「注目インディーミニ問答」について
本連載は、リリース直後のインディーデベロッパーにメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に900を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。








