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年末年始に遊びたいSteamのおすすめローグライトー日本語対応作品を中心に【年末年始特集】【UPDATE】

Steamで遊べるおすすめのローグライトゲームを「アクション系」「ボードゲーム系」「サバイバルRPG系」「アドベンチャー系」の4つに分けてお届けします。

連載・特集 特集
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年末年始、G*S読者の皆様はいかがお過ごしでしょうか。ゲームでもしてのんびり過ごしたいものですね。ちなみに筆者のいる台湾では春節の方を祝うため、正月の雰囲気はあまりありません。平日と変わらない様子で過ごしており、ちょっと寂しいような気もします。今回はSteamで遊べるおすすめのローグライトゲームをお届けします。

1980年代にダンジョンRPG『ローグ』が発表され、その発展形として数々の「ローグライク」ゲームが誕生しました。有名なところでは『トルネコの大冒険』『風来のシレン』などですね。ランダム生成されたマップとターン制バトル、死んだら終わりで最初からやり直しといった特徴があり、多くのゲーマーから愛されてきました。

いっぽう「ローグライト」は『ローグ』要素の一部を受け継いだゲームを現わす概念で、ゲーム評論家のTotalBiscuit(John Peter Bain)氏によって提唱された言葉です。今回はSteamでプレイができ、かつ筆者が嵌っていた中毒性の高いローグライトおすすめ作品をジャンル別でお届けします。

アクション系


『The Binding of Isaac: Rebirth』ーもはや古典的名作のダンジョンシューティング

グロ可愛いキャラクターたちが登場する四方向シューティング『The Binding of Isaac』のリメイク版。可哀想な生い立ちのIsaacを操り(どう可哀想かはゲームをプレイしてみてください)、『ゼルダの伝説』を思わせるような見下ろし型ダンジョンを探索していきます。ちなみにIsaacが発射している弾はです。ダンジョン内には様々なアイテムやショップがあるので上手く利用しましょう。各フロアにはボスがいて、倒すと次のフロアへ続く階段が現れます。分かりやすいゲームシステムと、短時間でさくっと遊べるテンポの良さがいいですね。グロ表現が多いので、苦手な人は注意。DLC「Afterbirth」導入で日本語表示にすることができます。

(製品情報:定価1,480円、日本語有り(DLC「Afterbirth」必要)、Steamページ


『Risk of Rain』ーパワーアップする爽快感の名作横スクロールアクション

横スクロールアクションのローグライトを遊びたいのであれば、本作を買っておけば間違いないでしょう。様々なアビリティを持ったキャラから一人選択し、モンスターの跋扈する未知の惑星を探索していきます。ステージクリア型のゲームで、各ステージにはボスが存在します。特筆すべきなのは、惑星で拾えるアイテムの効果。取れば取るほど強くなっていくので、最終的にはほぼ無敵のキャラが出来上がったりします。

ただ注意しなければならないのは、時間が経てば経つほど敵が強くなっていくこと。リスクを取ってアイテム集めなどに時間を費やすか、それとも敵が強くなる前にさっさとクリアするかの選択を迫られることになります。オンラインで4人までの協力プレイも可能ですので、フレンドと一緒に楽しむこともできます。日本語はありませんが、アイテム効果が分かればプレイに問題はありません。3Dになった続編『Risk of Rain 2』(プレイレポート)も配信されているので、「2Dよりも3D」の人は2をプレイするのがいいでしょう。

(製品情報:定価980円、日本語無し、Steamページ


『Hand of Fate』ーテーブルトークRPGと格闘アクションの融合

自分の作ったカードデッキを引くことで、ストーリーが展開していくRPG。テーブルトークRPGのようにGM(ゲームマスター)によって物語が語られていき、プレイヤーは出された選択肢に対してどうすべきかを判断していきます。戦闘が発生すると、実際に自機を操作して敵と戦わなければならないため、格闘アクションの腕も要求されます。プレイするごとに新しいカードを得ることが出来るので、デッキ構築をして自分だけの物語を作り上げてください。続編『Hand of Fate 2』も配信されています。1が気に入ったらどうぞ。

(製品情報:定価1,980円、日本語有り、Steamページ

ボードゲーム系


『Slay the Spire』ー多くのフォロワー作品を生み出したカードビルド型ローグライト

名作カードゲーム「ドミニオン」のデッキビルド要素をローグライトと融合させた作品。カード効果を使い、ダンジョン内の敵と戦っていきます。スタート時のカードデッキは弱いのですが、戦闘やショップでカードを得ることで強化させていくことが可能。ただデッキ枚数が増えれば増えるほど欲しいカードを引けなくなっていくため、強いカードだからといって増やしすぎるのは禁物です。カードの組み合わせによるコンボ効果やデッキ圧縮などを考え、最強のデッキを作り上げましょう。本作がヒットしたことにより、多くのフォロワー作品が誕生したことから、ゲーム業界に大きな影響を与えた作品と言えます。

(製品情報:定価2,570円、日本語有り、Steamページ


『Dicey Dungeons』ー戦略半分、運半分のローグライトダイスゲーム

系統的には『Slay the Spire』リスペクトな作品ですが、本作はカードではなくダイスを使います。プレイヤーはダイスを置くことのできるカード(装備カード)を枠内に入れられるだけ配置し、戦闘ではそのカードの上にダイスを置くことで攻撃することができます。ただしカードには「4以下の目のダイスのみ」など条件が書かれているため、ダイスの目によっては置くことができない場合も。ダイスが無駄にならないよう、カードを配置をしましょう。すごろくのアイテムであるダイスが主人公なので、お正月に遊ぶのに適した雰囲気のゲームとも言えます。

(製品情報:定価1,520円、日本語無し(日本語サポート予定有り)、Steamページプレイレポート

サバイバルRPG系


『Don't Starve』ー飢え死にしないように生き延びよう

ゲーム開始時に、主人公はどこかの島に投げ出され、そこで独りで生きていかなくてはなりません。食料を探したり生産施設を整えたりして飢えをしのぎ、武器や防具を作って敵から身を守りましょう。雨も雪も降るし、夜になって明かりがないと敵に襲われるし、発狂することもあるしで、胃が痛くなるようなサバイバルを強いられることになります。かなり長丁場なゲームプレイになるため、死んだときの喪失感は半端ではありません。またノーヒントでゲームが進行するため、ネットの情報に頼らざるを得ない部分もあります。DLCがいくつか出ていますが、筆者のおすすめはピッグマンの世界を冒険できる「Hamlet」(プレイレポート)です。飢え死にしないように一日でも多く生き延びてください。

(製品情報:定価1,010円、日本語無し(日本語化MODあり)、Steamページ


『Darkest Dungeon』ーストレスに耐えながらダンジョンを突き進め

『Don't Starve』以上に胃の痛くなるサバイバルRPG。終始薄暗い配色の画面の中、最大4人の冒険者のパーティを編成してダンジョンに挑みます。ダンジョン内で起こる様々なイベントや戦闘によって冒険者たちのストレスが蓄積し、Maxになると鬱になったり発狂したりします。バッド展開目白押しで、プレイヤー自身もリアルでストレスが溜まるため、ゲームだけでなく自身のストレス管理もしっかりしておきましょう。冒険者はよく死にますので、ブラック企業経営者のごとく使い捨てていく冷酷さも必要になっていきます。まさにダークなファンタジーゲームです。

(製品情報:定価2,480円、日本語有り、Steamページプレイレポート


『Dungeon of the Endless』ー洗練されたシステムのタワーディフェンスローグライト

『Endless Legend』や『Endless Space』など「Endless」シリーズのスピンオフ的作品。ダンジョン探索とタワーディフェンスを同時にするような内容です。プレイヤーはドアを開けることによって次の部屋へ進むことができますが、敵が待ち受けている場合があります。プレイヤー自身でも攻撃できますが、相手の数が多いとすぐに死んでしまうでしょう。そのため、撃退用モジュールなどをあらかじめ部屋に仕掛けてからドアを開けるといったこともしなければなりません。

ダンジョンの途中で仲間が加わることもあり(最大4人パーティ)、武器や防具を入手してパワーアップさせることもできます。「Endless」シリーズの特徴でもありますが、システムやアイコン配置が洗練されていて、全体的におしゃれ感があるのがいいですね。日本語サポートはありませんが、モジュールやアイテムの効果、キャラの能力が分かればプレイに支障はないかと思います。

(製品情報:定価1,180円、日本語無し、Steamページ

アドベンチャー系


『Curious Expedition』ー19世紀後期を舞台にした冒険アドベンチャー

本作の舞台は19世紀後期。著名人の一人となって世界各地を探検し、名声や宝、知識などを得るのが目的です。本作にはライバルたちが登場し、冒険によってどれだけの功績が得られたかを競い合うことになります。冒険はヘクスマップ上で移動が行われ、イベント画面になるとADVゲームのように選択肢が出てきます。プレイヤーには正気度があり、これが0にならないよう注意しましょう。テキスト中心のゲームですが、10月に待望の日本語サポートが行われました。また来年には『Curious Expedition 2』が配信される予定です。古き良き冒険の世界に挑戦してみましょう。

(製品情報:定価1,480円、日本語有り、Steamページ


『FTL: Faster Than Light』ーSFローグライトの決定版

最後はローグライトブームの先駆けとも言える名作SFゲーム『FTL: Faster Than Light』。プレイヤーは宇宙船やそのクルーたちを操り、星系を進んでいきます。進んだ先では優秀なクルーが加わったり、敵が船内に侵入してきたりなど、様々なイベントが起こります。船内のクルーはRTSのように動かすことができ、宇宙船同士の戦いだけでなく、侵入者とのバトルもあるのがSF映画っぽくていいですね。

宇宙船にはパワーがあり、それを割り振って酸素やエンジンなどのシステムに供給します。強力な装備を手に入れても、パワー不足では使うことができません。ゲーム中はこの配分に終始頭を悩ませることになるでしょう。本作の発展形としてのリスペクト作品『Crying Suns』(プレイレポート)も配信されていますので、本作をプレイし尽くした方はトライしてみるといいかと思います。

(製品情報:定価1,480円、日本語有り、Steamページ


おすすめのローグライトゲーム、いかがでしたでしょうか。『ローグ』自体を遊んだことのない世代にしてみれば、「ローグライク」と「ローグライト」の違いがピンとこないかと思いますし、どちらも「ローグライク」で呼んでしまっているかと思います。

その現状に警鐘を鳴らすわけではなく、筆者としては「通じればどちらでもいい」と思っています。現状、「ローグライト」と言ったほうが通じないですし、デベロッパーも「ローグライク要素のあるゲーム」、もしくはストレートに「ローグライク」と表現していることもあります。そもそも現在流行っている「ローグライク」と言われる作品のほぼすべてが「ローグライト」ですし、そのことから「ローグライト」=「ローグライク」という認識になっているのだと思います。

海外で「ローグライト」という言葉がどうとらえられているのか気になったので、掲示板などを適当にいくつか見て回りましたが、「そもそもローグライクの『ライク(「~のような」の意味)』を個々人がどう解釈するかの問題なのに、一方的に定義をしたり、『ライク』と『ライト』を分類してそれを押し付けるやり方はおかしい」、「(ローグライトを)ローグライクと言ったところで誰も気にしない」「8歳児が『トマトは果物だよ。野菜じゃないよ』と言ってる様子に似ている(注1)」といった手厳しい意見も見られました。逆に「ローグライトのほうが言葉の新しさがあっていい」という意見もあります。
注1:トマトは野菜になったり果物になったりと、各国においても定義が曖昧。日本やアメリカの行政は「野菜」とし、植物学では「果物」となっている。立場によって変わるので、どちらでもいいというのが結論。

ローグライクは2008年にベルリンで行われた「IRDC(International Roguelike Development Conference)2008」において定義が行われ(ベルリン解釈)、それ以外に対する呼び名として「ローグライクライク」や「ローグライト」などが使われ始めたという背景があります(注2)。
注2:ベルリン解釈や両者の違いについての補足として、筆者のブログで詳細記事を書いたので、興味のある方はご一読ください。

ローグライクもローグライトも基本的には曖昧な定義であり、絶対そう分類しなければならないわけではありません。むしろ両者の分類で、ゲーマー同士の不要な対立が起こることの方が害があると思われます。「ローグライト」という言葉を使うのはいいのですが、それを他人に押し付けるようなことはしない方がいいとは思います。

言葉と言うのは必要性があって作られ、不要であれば廃れていくものです。今の世代からすれば、大もとの『ローグ』を知らない以上、両者を分ける必要性を感じられないでしょう。そもそも「ライク」をどうとらえるかの問題もあります。将来「ローグライト」という言葉が廃れる可能性もありますし、むしろその方が分ける面倒くささがなくなっていいという人もいるかもしれません。

今後「ローグライト」が一般化されるか廃れるかは分かりませんが、もし廃れたのであれば、この記事のタイトルを目にしたときに「こんな時代もあったよね」と懐かしんでいただければと思います。他にもおすすめのローグライクやローグライトがありましたらコメント欄でお知らせください。


■筆者紹介:渡辺仙州 主に中国ものを書いている作家。人生の理念は「知られていない面白いもの」を発掘・提供すること。歴史・シミュレーションゲーム・ボードゲーム好きで、「マイナーゲーム.com」「中華ゲーム.com」を運営中。著書に「三国志」「封神演義」「封魔鬼譚」(偕成社)、「文学少年と運命の書」(ポプラ社)、「三国志博奕伝」(文春文庫)など。Twitterはこちら
※ UPDATE(2020/1/4 18:20):本文を一部修正しました。コメント欄でのご指摘、ありがとうございました。
《渡辺仙州》

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