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【連載100回達成!】古代中国の街を作ろう『東方:平野孤鴻鴻』【中華ゲーム見聞録】

今回は古代中国を舞台にした町づくりシミュレーションゲーム『東方:平野孤鴻』をお届けします。

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中華ゲーム見聞録」も、とうとう第100回目。今回は古代中国を舞台にした町づくりシミュレーションゲーム『東方:平野孤鴻』をお届けします。

Seasun Gamesによって、今年の夏にリリース予定の本作、アルファ版のテストも開始されました。今回、リリース元からアルファ版のコードを事前に頂くことができましたので、それを使ったプレイレポをお届けします。正式リリース後の内容と異なる場合もありますので、ご了承ください。

本作の内容ですが、架空の古代中国を舞台に、プレイヤーは長官となって町づくりを行う『シムシティ』タイプのシミュレーションゲームです。古代中国の町づくりゲームと言えば、以前紹介した『The Immortal Mayor(天神鎮)』がありますが、本作はミッションクリア型の内容になっています。じっくりプレイとは逆で、時間内にミッションをこなさなくてはならないとのこと。一体どんなゲームなのか、早速プレイしていきましょう!

プレイヤーは町の長官

鴻野県の長官、丁鴻が本作の主人公。13年間も長官を務めたにもかかわらず、棺桶屋を開いたこと以外は、何も仕事をしていないようですね。部下の法爺さんは、「朝廷からお金を貰ったので、町の発展に尽くすよう」言われます。

そしてこれが主人公の丁鴻。いかにも仕事が嫌いそうな感じです。喋り方も「~っすね」と、ぶっきらぼうな様子。法爺さんは「天下で一番豊かな町にするよう」言い、そのための目標を出してきました。補佐役も付け、無理やり丁鴻に仕事をさせます。

ここでミッション契約ですね。第1目標、第2目標とありますので、順々にクリアしていきましょう。本作が他の町づくりゲームと違うのは、日数制限のあるミッションが設けられていることです。まずは第一目標の「民家・粟畑・木綿畑の建設」を成し遂げましょう。

次に、町の発展にボーナスを与えてくれる「策士」を雇います(最大5人)。策士はそれぞれ5つのパラメータ(精力・産出・収益・経費・競争)があり、総合的に優秀な人物ほど給料も高くなります。ただ、町へのボーナスは全員のパラメータの合計値になるため、特定のパラメータに偏らせるか、それともバランス良くするかで、雇う人物を調整する必要があります。目的に合わせて雇うのがいいでしょう。

建物の産出量は、季節に大きく影響されます。例えば「粟畑」は、夏の食料産出量は少なく、秋は多くなっています。また「居酒屋」は、寒くなる冬に金貨の収益が増えるなど、建物の特徴を把握しておくといいでしょう。

ゲームのメイン画面。前述した通り、本作はミッションクリア型のゲームなので、期限内に目標をこなさなければなりません。第一目標は「民家X6、粟畑X3、木綿畑X3」ですが、すでに民家は4つ建っていますので、あと2つだけですね。画面下の「工房」をクリックして、建設メニューを開きます。

現在、「基礎」建物でアンロックされているのは、民家のみです。他にも「農業」「手工業」「手工業」「商業」「娯楽」「文化」「治安」「景観」に関する建物タブがあります。とりあえず民家を建てましょう。

建設方法は、先程のメニューで民家をクリックして、マップ上に配置するだけ。ゲームはリアルタイムで進行するので、時間制限に気を付けましょう。じっくり考えたい時は、スペースキーを押せば一時停止になります。ただし建物の配置時は一時停止できません。配置に悩んで、いつの間にか時間が無くなっているということもあるので、注意が必要です。

目標クリアを目指せ!

民家は住民を増やす効果がありますが、その分、食料消費が大きくなります。また衣服も消費されるので、木綿の生産も必要。民家の建設が終わったので、次に建設の「農業」タブから「粟畑」と「木綿畑」を選んで配置していきましょう。粟畑は食料を、木綿畑は衣服を増やしてくれます。

民家・粟畑・木綿畑を時間内に建設して、第一目的を達成!法爺さん達による採点が行われます。達成までにかかった時間や、産出した資金、住民の幸福度など、様々な要因で点数が決定されます。今回は1等のようですね。

今回の目標達成により、ボーナスが発生。金貨と食料の産出量が14日間、20%アップになります。また維持費が30日間、15%軽減。ボーナスを上手く使って、次の目的をこなしていきましょう。

次は治安改善のために、「夜番休憩所」を建てなければなりませんが、建設メニューではロックされています。スキルツリーである「才能」メニューから、夜番休憩所をアンロックしましょう。アンロックには、それぞれ必要な物が異なります。食料や金貨を消費したり、土地を所有したりなど様々です。

夜番休憩所がアンロックされて、配置できるようになりました。夜番休憩所は消防署の役割もあるようです。他にも、害虫を予防してくれる「除虫棚」を作らなくてはなりません。時間もあまりないので急ぎましょう。

……と思ったら、時間切れでまさかのゲームオーバーになりました。建物の配置に迷って、のろのろやっていたら、いつの間にか日数が過ぎていましたね。もう一度最初からトライです。結構厳しいですね。

第1目標からやり直して、先程失敗した第2目標をクリア。第1目標の方は特等を取れましたね。この調子で第3目標もクリアしてしまいましょう。

第3目標は「石炭屋」を造らなくてはなりません。アンロックされていないので、スキルツリーから解除。本作の資源は「衣服」「食料」「水」「木材」「鉱物」「金貨」の6種類があり、石炭屋のアンロックには鉱物を使用しました。

やっとのことで第3目標もクリア!今回は特等でしたね。報酬として、建物カードを5枚貰えました。これですべての目標をクリアしたことになります。

新たな町を発展させろ!

今回の目標クリアによって、鴻野県を拠点にすることができました。次の目標提示まで時間があるので、自由に町を育てて、収入をアップさせておきましょう。ゲームは「目標クリア」と「自由時間」を繰り返す形になります。

季節は冬から春へ。画面が色鮮やかになりましたね。次の目的提示まであと14日ほどあるので、民家を建てたり、生産施設を造ったりなど、色々試してみます。

14日が経過して、準備期間終了。次のミッションが始まります。新たな地域である「西嶺」がアンロックされました。今度は西嶺の町の開発ですね。戦略シミュレーションで領土拡大をしているような感じになってきました。

新たな町を開発するには、建設文書を購入する必要があります。金貨5万枚と結構良いお値段。採点するメンバーも、先程とは違う顔ぶれになっていますね。

新しい町は背後に滝が流れており、グラフィックがキレイ。ここでの第1目標は、建設では無く、「策士を5人集めること」です。しかし現在、雇える策士は1人だけ。応募をかける必要があるので、その機能をアンロックしましょう。

スキルツリーは「策士」「産業」「治安」の3つの分野に分かれており、今回は「策士」から「人材募集」をアンロックします。

人材募集が行えるようになったので、使えそうな人物を策士として招きましょう。今回の目標では、5人の策士を雇わないといけません。金貨はたくさんありますので、どんどん雇っていきましょう。かなり高額な人物もいますね。

第1目標クリア!結果は3等と、あまり芳しくありません。何が悪かったのかも、正直良く分かりません。クリア時間だけは特等でした。

設計図から新たな建物をアンロックできる「設計院」の建設。大型の建物ですね。アップして見てみると、大工達が建設を行っているのがわかります。

設計院で設計図を作り、さらに大型の建物である「同仁堂」を建設。今回の目標は、設計図による建物を3つ建てることです。大型の建物が多いので、上手く配置していきましょう。

雇っていた策士の一人が、給料アップを要求してきました。策士にはそれぞれ感情があり、給料が少ないと不満状態になります。しっかり仕事をしてもらうために、給料を増やしておきましょう。

第2目標もクリアし、残るは第3目標だけ。「人口を300人以上にする」ことと、「幸福度を「満足」以上にする」ことです。町も育ってきましたが、食料不足になったり、あちこちで火事が発生したり、害虫が湧いたりと、アクシデントが多発しています。

人が死ぬと、が自動的に建てられます。撤去する必要がありますが、火災などの災害が多発しているため、墓が乱立する状態に。さらに策士達からの給料アップ要求も止まらない。財政も厳しくなってきました。まだ時間はありますので、焦らず一つひとつ丁寧に解決していきましょう。果たしてミッションクリアできるのか、続きはぜひ自身の手でプレイしてみてください。

目的を持ってプレイできる建設シム

本作では、プレイヤーは時間内に目的を果たさなければなりません。いかに効率よく建設をするか、収入を増やしていくかといったことを考える必要があります。ゲームオーバーもあるので、プレイヤーは緊張感を持ってプレイすることになるでしょう。また一度クリアした町も、マップ切り替えで開発を継続可能。時間に余裕があれば、以前の町にも手を入れていくのがいいでしょう。

ゲーム中には様々なイベントが発生します。画像では新年会を開き、策士達を労っています。だらだらプレイになりがちな町づくりゲームで、ストーリーや時限ミッションがあることから、目的意識を持ってプレイできるのは良いですね。文字が小さいという問題もありますが、まだアルファ版なので、今後の改善に期待しています。

製品情報

『東方:平野孤鴻』
開発・販売:Seasun Games
対象OS:Windows
リリース予定日:2022年夏
サポート言語:日本語、中国語(簡体字、繁体字)、英語
ストアページ:https://store.steampowered.com/app/1723560/_/
※本記事で用いているゲームタイトルや固有名詞の一部は、技術的な制限により、簡体字・繁体字を日本の漢字に置き換えています。

■筆者紹介:渡辺仙州 主に中国ものを書いている作家。人生の理念は「知られていない面白いもの」を発掘・提供すること。歴史・シミュレーションゲーム・ボードゲーム好きで、「マイナーゲーム.com」「マイナーゲームTV」を運営中。著書に「三国志」「封神演義」「西遊記」「封魔鬼譚」(偕成社)、「文学少年と運命の書」「天邪鬼な皇子と唐の黒猫」(ポプラ社)、「三国志博奕伝」(文春文庫)など。著者Twitter「マイナーゲーム.com」Twitter

《渡辺仙州》

歴史・シミュ・ボドゲ好き 渡辺仙州

主に中国ものを書いている作家。人生の理念は「知られていない面白いもの」を発掘・提供すること。歴史・シミュレーションゲーム・ボードゲーム好きで、「マイナーゲーム.com」「マイナーゲームTV」を運営中。著書に「三国志」「封神演義」「西遊記」「封魔鬼譚」(偕成社)、「文学少年と運命の書」「天邪鬼な皇子と唐の黒猫」(ポプラ社)、「三国志博奕伝」(文春文庫)など。

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