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【吉田輝和の絵日記】パンツがヘソクリに?リメイク版『ライブアライブ』のオリジナル版との違いに驚く―でも熱い展開は変わらない!

ゲームキャラに勝手に脳内でアテレコ……みんなもやった経験あるよね?

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【吉田輝和の絵日記】パンツがヘソクリに?リメイク版『ライブアライブ』のオリジナル版との違いに驚く―でも熱い展開は変わらない!
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!注意!本記事にはネタバレが含まれています。閲覧にはご注意ください。

今回は、スクウェア・エニックスから発売されたニンテンドースイッチ向けソフト『ライブアライブ』です。

1994年に発売されたSFC向けソフト『ライブ・ア・ライブ』をリメイクした本作は、時代や場所やゲーム性まで異なる7つのシナリオで構成されたオムニバス形式のRPGです。オリジナル版の発売当時は、7人の漫画家がシナリオごとにキャラクターデザインを担当したことで大きな話題を呼んでいました。

本作では、『オクトパストラベラー』や『トライアングルストラテジー』のHD-2Dグラフィックが採用されており、システム面もより遊びやすく調整されています!ほかにもフルボイス化などの新要素が追加!すげー。

各シナリオの主人公は最終的に集結するんですけど、僕、そういう展開に弱いんですよね。

『ルドラの秘宝』とか『ドラゴンクエストIV』とかも熱かったですね~!

熱血の超能力者が主人公「近未来編」

7つのシナリオはそれぞれ舞台が独立している。

まずは近未来編からプレイしようかな!

各シナリオの主人公の名前は自由に変更できる。近未来編では、近未来っぽくカタカナで「テルカズ」にしてみた。

孤児院「ちびっこハウス」で暮らす主人公は、相手の心を読み、手を触れずに物を動かせる超能力を持っている。

このシナリオでは、会話可能なNPCの心の声を聴くことが出来る。「いやあ、公園っていいねえ」と爽やかぶっているサラリーマンも、主人公にかかれば心の声……いや、腹の中は丸見えだ!

僕は、無意識に変な歌を頭の中で歌ってしまうくせがある。でも僕のイメージが壊れるので、こんなの誰かに覗かれるわけにはいかない。

いや、僕のイメージってこんなもんか……。

街では、暴走集団のクルセイダーズが跋扈していたり、誘拐事件が多発していたりと、あまり治安はよくないようだ。

本作では、シミュレーションRPGのようにマス目に区切られたフィールドを移動して戦うバトルシステム「チェッカーバトル」が楽しめる。

オリジナル版にはなかった敵のHPゲージや行動ゲージが常に表示されているので、戦況がわかりやすくなっていて助かる~!ほかにも技のバランス調整がされているので、オリジナル版ではあまり使わなかった技も試す楽しみがあるな~。

そうそう、オリジナル版からの変更点といえば、個人的に気になっていたものがある。

それは、ちびっこハウスの年下の少年をつかって、妙子姉ちゃんの私物を手に入れるイベントだ。オリジナル版では、このイベントを何度かこなすことで「妙子のパンツ」を手に入るんだけど、現代ではコンプラ的に変更されてそうだよな~。

って、パンツがヘソクリに!?

 

逆にこっちの方がゲスいな!

閉鎖空間で繰り広げられるサスペンス「SF編」

次にプレイするのは、サスペンス色の強いSF編だ。

このシナリオの主人公はロボットのキューブだ。地球に帰還中の宇宙船で作られたキューブには、人間の言葉を学習する機能が搭載されており、乗組員たちとの交流で様々なことを覚えていく。

デフォルトでは、丸形なのに「キューブ」だなんてちょっとひねった名前なんだけど、どんな名前に変えようかな。吉田キューブ……いや、おじさんキューブはちょっと長いな。

そうだ、ちょっと短くして「おじキューブ」でいいか。かつて存在したデジキューブみたいな響きが良いな!

閉塞感がある宇宙船内が舞台ということもあって、最初は和気あいあいとしていた登場キャラクターたちが、徐々にきな臭い雰囲気になっていくのがこのシナリオの特徴だ。いや、最初から結構ピリピリしているな……。

乗組員同士で言い争いが始まったり、乗組員の遺体が消えたり、捕獲していた凶暴な大型生物が姿を消したり、恐ろしいことが立て続けに起こったりしたけど、可愛いおじキューブを見てほのぼのしよ!

無理か……。

どの弟子を育てて殴り込む?「功夫編」

最後は、僕がオリジナル版で一番好きだった功夫編をプレイしよう。

このシナリオの主人公は、後継者不足のために絶滅の危機を迎えている心山拳の老師だ。

老師には、名前がなく、デフォルトでは心山拳老師と呼ばれている。

僕は「おじさん拳老師」に名前を変更した。

山の如く動じぬ精神、水の如くたおやかな心を常とする。だが、清流も時には岩をも砕く激流となる……それが「おじさん拳」!

老いを悟ったおじさん拳老師は、後継者を探すために下山をする。

最初に出会ったのが、食い逃げ犯として飯屋の店主に追われていたサモ・ハッカだ。その巨漢からは考えられないような鮮やかな身のこなしが、老師に認められて弟子入りをする。

次にであったのが、野盗として老師に襲いかかり、返り討ちにあったレイ・クウゴだ。

野盗として育ったためか、強気で口調が荒い。勝ち気な女性キャラは僕の好みなんだよね!

そして最後に、気弱で心優しい少年のユン・ジョウだ。弟子入りを断り続けると、家の前に座り込んで動かなくなる厄介な性格の持ち主だ!

弟子たちは、老師と一対一の戦いをすることで、レベルアップをしたり技を習得したりする。1日に戦える回数が決まっているので、どの弟子と何回戦うか自由に選べるぞ。

まずは1人ずつと戦ってみるか。

最初に弟子にしたサモは、他の弟子を見つける前にザコ敵と戦って少しレベルが上がっていたため、思いのほか苦戦してしまった。

というかギリギリだった……!

本来なら一番強い弟子をさらに強くしたかったんだけど……負けてしまうと老師の沽券に関わるので、サモと戦うのはもうやめとこ……。丁度良い強さだったレイを重点的に育成していこう。

何日か修行を繰り返したある日、老師の居ない間に義破門団から襲撃を受け、ユンとサモは倒れてしまう。ちなみに修行回数に応じて生き残る弟子が変わる。今回は修行回数が一番多かったレイが無事に生き残った。

ブチギレおじさん拳老師は、生き残った弟子と2人で、大勢の門下生のいる義破門団道場に殴り込みにいく。ここから始まる展開が熱い!

義破門団の師範代オディワン・リーを倒すために、次々に襲い掛かってくる大勢の団員を蹴散らし、12人衆と呼ばれる強敵を退けていく!

テンションが爆上がりで脳内アテレコをするおじさん。


各シナリオは2時間ほどで終わるので、サクッと遊べるのがいいですね。シナリオ進行中でもいつでも別のシナリオをプレイ出来るのは嬉しかったです。

オリジナル版の大きな特徴だった7人の漫画家によるキャラクターデザインですが、残念ながらリメイク版では別の方が担当されています。しかし、オリジナル版のデザインにかなり寄せられているので、あまり違和感はなかったです。というか、リメイク版のデザインもかなり好みです!

演出面で冗長に感じることはありましたが、オートやスキップ機能もあるので、せっかちな人でも安心です。僕とか......!ただ、短いロードが頻繁に入るのは残念でした。

オリジナル版の発売から20年以上リメイクされてなかったので、「どういうゲームか知ってはいるけどプレイしたことはない」なんて人も多いと思います。当時ハマった人も未プレイの人も、オリジナル版の雰囲気を残しながらも遊びやすく調整された本作を是非プレイしてみてください!

『ライブアライブ』は、ニンテンドースイッチを対象に発売中です。

吉田輝和のプロフィール:自画像の絵日記を20年以上書き続けている謎のおじさん。近年、「先輩がうざい後輩の話(一迅社)」や「吸血鬼すぐ死ぬ(秋田書店)」、「からかい上手の高木さん(小学館)」などの人気漫画のモブキャラとして登場している。何故こんなに漫画に登場しているのか、描いた漫画家も吉田本人もよくわからないらしい。吉田輝和個人のTwitterはこちら






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《吉田 輝和》

おじさんの絵を描くおじさん 吉田 輝和

20年近く趣味でおじさんの絵(自画像)を描いていたら、いつの間にかおじさんの絵を描く仕事をするようになったおじさん。「吸血鬼すぐ死ぬ」や「からかい上手の高木さん」など数多くの漫画に、自分でも知らない内にモブとして登場している。 現在はGame*Sparkや他メディアでおじさんの絵やゲームの絵日記を連載中。お仕事の依頼は吉田輝和ツイッターからどうぞ。

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